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授業で役立つ指導の技術-61-

2024-09-10 05:15:06 | 全員参加型授業の指導技術

《 事実をほめ、事実を注意する 》

ほめるときには、何がよいのかを具体的に指摘する

同様に、注意するときにも、何が悪いのかを指摘し、人を批判してはいけない

さらに、悪い状態を指摘するより、他の子のよい状態を指摘してほめれば全体が直る場合もある。
そこで直った状態をほめればよい。

注意されて育つより、ほめられて育った方が子どもは幸せである。

ほめる事実がないときは?

たとえば、誰も手を挙げていないときでもほめることができる。

「いいぞ!手は挙がってないけど真剣に考えている子がいます。そういう子は伸びます」
「よく考えているなあ。何人かは手を挙げるか迷うところまできています。」

ここで、一人でも挙げたら、
「立派ですね。勇気を出して恥ずかしがる自分に勝ったね!」

この発想である。

ほめるとは、励ましであり、エネルギーの注入なのである。


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