鉄人 須藤 將のホームページ

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クラウド・コンピューティングその38

2009-08-24 06:55:40 | Webマーケティング
ITCは、マーケティング・ミックスをサポートするシステムである。
トップマネジメントから期待されるITC効果は、ほとんどが売上高への貢献である。しかし、ITCはマーケティング・ミックスをサポートするシステムであり、その主な機能は効率化である。

ITC活動の結果として売上げの増加を求めるのであれば、商品・サービスのマーケティング・ミックスが適切に整備されていることが必要であり、その前提である。

商品に競争的優位性がなく、価格が消費者からみて適正でなく、顧客の買い易い流通で扱っていなければ、どんなにITC効果が上っても、売り上げにはつながらない。
すなわち、4Pといわれる商品(Product)、価格 (Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)がある。商品が継続的に売れ、ビジネスが成功するのは、これらの4Pが整備され、相乗効果が発揮されたときです。

したがって、「マーケティングの成功確率は、掛け算」と言える。方程式で書けば以下のようになる

 売上高=商品×価格×流通×情報伝達×見込み客の需要 (概念式)

これらの4つの構成要素(4P)のどれかが弱いとき、マーケティング全体の力が弱くなる。

鎖の強さ・弱さは、一番弱いところの鎖の強さで決まるのです。どこかの鎖が弱ければ、全体の力が弱くなる。

まず、商品が競争的優位性があり、画期的な新製品の場合には、ITC効果があがりやすい。
逆に、安い粗悪品は、ウェブサイトを見て一度は買っても、消費者は不満を持ち、友人・知人に伝えるでしょう。粗悪品は、継続的には売れない。

価格も重要な要素である。消費者から見て、商品価値よりも高い価格であれば買われない。また、あまり安いと不安に思って買わない可能性がある。消費者の期待する商品価値にふさわしい適正な価格が望ましい。

流通については、ウェブサイトで紹介されたり、広告された商品が、消費者が購入しやすい小売店に置かれていることが不可欠である。

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