耳は節穴

レコード・CD・オーディオ・歌・楽器などの音楽関係のことを書いていきたいと思います。

アイワのミニアンプ

2006年02月04日 | オーディオ
先月の初めに、ネットオークションでアイワのミニアンプを手に入れました。
プリアンプS-C22とパワーアンプS-P22はセットで、チューナーS-R22、タイマーSW-22はそれぞで別に出品されていましたが、こういうシリーズ物って不思議と同じ時期に出てきます。

届いた物は例によって、プリアンプはセレクタースイッチが接触不良、パワーアンプは中のリレーが接触不良、タイマーはAC出力に電気が来ないという状態。
アンプの接点はリレークリーナーで洗いましたが、パワーアンプの具合だけは芳しくありません。ある程度の音量を出せばいいのですが、小音量だと音が途切れてしまいます。
タイマーは中のヒューズが切れていました。定格6.3Aというのが今はなく、5Aの物で代用。

さて、音の方はというと、まぁそれなりですね。いいCDプレーヤーをつなげばちゃんとした音も出てきます。アナログ入力もそれほど悪くはありません。ラジカセよりはずっとマシな音です。
発売当時、これに組み合わせるスピーカーはどんな物だったのかな。アイワのスピーカーというのは記憶に残るような物がないのですが。
わが家では取りあえずTEACのS-300をつなげております。

この大きさでセパレートアンプというのも笑ってしまいますが、最初に出た「コンサイスコンポ」のラインアップを、他のメーカーもそのまま真似たのですかね。
ただ、チューナーの感度がいいのにはちょっと驚きました。他のチューナーでは雑音混じりにしか聞こえないコミュニティーFM局の放送がくっきりと受信できます。チューナーだけはややローブースト気味の音作りです。
全体取り立ててどうというようなものでもありませんが、普段使いには充分な音です。小さいから移動も楽です。
とりあえずはコレクションのひとつですが、単身赴任の際にもっていくのにもいいかも。

今のアイワはソニーに吸収されて安物ばかり作っていますが、昔のアイワの製品には結構おもしろいものがあったような気がしますね。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アイワノミニコンポ、 (ルパン)
2012-09-25 05:09:14
リサイクルショップで一目惚れで、買い求めました、年代や背景などを知りたくて、探したら居るものですね、電気系は全く待って分から無いですが、古くて味の有る物が好きで、寝る時少しばかりの雑音と一緒にラジオを楽しんでいます、手の掛かる子供の様なコンポですが、共感出来て嬉しいです、有難うございます。
返信する
ミニコンポ (管理人さんたろう)
2012-09-29 01:44:26
ルパン様

ご来訪ありがとうございます。
おそらく1970年代後半の製品ではないかと思います。

「手の掛かる子供の様な」とはまことに言い得て妙!
放っておくとすぐにあちこち接触不良を起こしますので、時々いじってやらないといけません。年代からすると子供というより、むしろおじいさんかもしれませんけど。

このようなものに興味を持ってくださる方がおられて当方も嬉しく思いました。
これも貴重な日本の産業遺産かもしれません。大事にしていきたいと思います。
返信する

コメントを投稿