耳は節穴

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SL-PS770Dの修理

2011年06月25日 | オーディオ

テクニクスのCDプレーヤ、S-PS770Dです。
1997年発売で、当時の定価が59,800円とのことで中級機くらいの製品だったようです。

昨年12月にプリアンプのSU-C1000Ⅱとセットで手に入れて、そのまま放っておりましたが、重い腰を上げて先週にパナソニックのサービス窓口へ持ち込んで修理を依頼しました。
しかし、残念ながら「部品供給打ち切りの為修理不能」という連絡。
浦添市のサービス窓口まで自転車で走って回収してきました。

ディスクを入れても回転しないので、スピンドルモーターがダメになっているのではないかと思っていました。
しかし、修理方法を検索しているうちにレーザーピックアップがディスクを検知しないとディスクが回らないということを知りました。ならば、ピックアップのクリーニングで何とかなるかもしれない。

キャビネットの上側を外してピックアップを見たところ。上にあるディスクを受ける部分がじゃまになって掃除ができないので、これも外すことにします。

CDプレーヤー修理のヒント」というサイトを参考にして、綿棒にアルコールを付けてピックアップのレンズを拭きます。
1回でディスクが回るようになったものの、データの認識をしてくれません。3回掃除してようやく音が出るようになりました。

この時点ではまだ認識できるディスクと認識しないディスクが半々くらいでした。
ピックアップの出力を上げなければダメかなと思いましたが、そのための半固定抵抗がどこにあるのかわからない。
でも、3時間ほど動かしているうちにウォーミングアップされてきたのでしょうか、認識できるディスクがどんどん増えていきます。無事使用可能のレベルとなりました。
修理費はアルコールと綿棒でわずか600円弱。なんとラッキーなことでしょう。

ラックの下段に納めてみました。デザインはプリアンプと共通性がありますので、いい感じ。
できればリモコンがほしいところです。
さて、音の方はどうかな。

プレーヤーによって差が出そうなヴァイオリンの独奏。左の「幸田聡子plays五木ひろし」からトラック7「終着駅」、右の「Il Violino」から1~4トラックのヴェラチーニのソナタ12番を聴きます。

モダン楽器もオリジナル楽器もほぼ同じ印象でした。倍音成分が不足で音が硬質になり耳障りな響きになってしまいます。ヴェラチーニはストラディヴァリの楽器で演奏されているのですが、いい音じゃないですね。ちなみにONKYOの小さなユニバーサルプレーヤーDV-SP155と聴き比べてみましたが、ONKYOの方が良かった。これは予想外でした。
でも、編成の大きな楽曲ではほぼ遜色なし。音場の広がり感はありますが、奥行き感はちょっと浅いかな。
普通に聴くにはとりあえず不満のないレベルの音だと思います。



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