サバーブモーター&犬の美容室mairu

車屋サバーブと、犬の美容室mairuのちょっと小話。

空気が漏れる×2

2024-04-19 07:19:31 | 日記

空気が漏れる話が2つ

 

中古車店でビートルを買って半年が経過した

ユーザーさんです

 

「タイヤの空気が2週間程度で抜けてしまうので

乗るたびに入れてる」

 

「3件くらいタイヤショップに相談したけど

ホイールの交換をすすめられて、それ以外に対処が

出来ない、またはチューブを入れるしか無いけど、

ホイールのバルブ穴を広げる必要があるので

うちでは出来ない」

 

そういう感じで、「ホイールを買い換えた方が良いか?」

 

ということで来店です。

 

ビートルのホイールは、製造から50年前後は

経過しています

条件が良い状態で過ごせたなら、基本的に

タイヤとホイールの間がツルツルで綺麗です。

当然密着も良いので、空気は漏れません。

しかし、ホイールのまま放置されていた歴や

歪み、空気が抜けたまま放置された部品取りから

取り外したホイールなどなど

条件が悪いのを再生していることも

多くて当たり前です。

 

でも、使うしかありません。

錆が出れば、さびを取ってもそこにはクレーターが

出来るので、パテでも入れたいところですが

ホイールは高熱になるのでボディーのように

パテで成形凹みを直しても必ず剥がれます。

 

一番良いのは

先に言いますが

★ホイールを新品★

★タイヤを新品★

 

20万円弱の出費程度で、安心な状態になります。

 

タイヤショップさんに

依頼するなら、この方向じゃないと受けないことは

多くて、

実際、状態が悪いと判断されると、作業を断られることも

多いです。古い車のは。

 

タイヤショップさんで、

古いからエアー漏れの可能性があるから作業できない。

チューブを入れたらどうだ?

などの回答はいたって普通で、

何台も普通に問題なく終わる作業の中に

必要以上に時間が掛かるとか、加工が必要とか

既存のパーツ以外に注文しないといけないとか

作業後に、完治してなくてクレームを貰うとか、

リスク以外の何物でもないので

依頼を断られるのはあたりまえです

 

10台作業して、時間使って工賃で利益を出して

そこにただ1台ワーゲンのサビたタイヤの依頼が入った

おかげで、クレームや無駄時間で10台分の利益が

ぶっ飛ぶ可能性は高いですから。

 

まあ、半年前に買って

ずっと漏れ続けてるなら、買った中古車店で

さすがにどうにかしてもらったらどうか?

とも思いますが・・・・

 

4番のビード部分がサビていると

タイヤの耳と密着が悪いので空気が漏れます。

 

一番手っ取り早いのは

その面に、シール材塗ってしまう事じゃないでしょうかね?

実は【エアーバルブの根元】もサビていることが

多く、やっぱりサビ取っても微かな凹みがあるので

漏れてしまいます

そう言う箇所も液体シール材でシールして組み込むと

殆ど漏れてきません。

 

特に5穴時代の純正ホイールは

チューブ式を特殊バルブ使ってチューブレスにしている

個体が多いので、エアー漏れがあると

ビードが浅いので、カーブでビードからタイヤが離れて

しあったりすることがあるんで

旧車を扱うお店なら、そういう部分は考えながら

組んでいると思います。

 

一般的に、きちんとしたタイヤショップであれば

シール材塗るとかは【作業選択肢にない】ことだと

思いますが、

一般的には、【安全のため避けたい】作業でも

我々はやっています。

最たることは、【ドイツ製の自動車にアジア圏製の社外部品】

を取り付ける行為なんかもろでしょ?

イリーガルな作業なことは間違いないので

我々もユーザーさんもリスクは出る可能性が高いです。

 

ま、

シールすれば漏れは無くなりますが、

タイヤ店では断られると思います

何かあったら困るから。

 

そして「ホイールを新品で買ったらどうか?」

という答えは間違いで無くて、漏れるなら

【使えない】訳ですから、それを無理やり使うこと自体が

イリーガルなわけですよね??

 

そもそも、

60年も50年も前の自動車を

排気ガス巻き散らして、レストアしたり

修理するためにCO2を大放出して

古い物を大事に

している

と、言ってる輩に反吐が出ます♪

 

古い物を大事にしているのに13年経過すると

自動車税が上がることに文句を言ってる

貧乏人が居ますが、

クラシックカーは高級な嗜好品で

ステイタスです。

保管方法も、修理の回数も、ガソリンの量も

現行の自動車より出費が多いです

たしかに新車から乗ってる人たちには酷なことかも

しれないけど、

それいったら、昭和30年代40年代に建てた家だった

ずっと税金が掛かり続けます。

 

「俺は人より税金を納めている」

 

そう思えないのが貧乏くさいです。

長く乗ってる?

そりゃ、ただのケチだろ?と言いたいです

気に入って、長く乗るなら増税になった自動車税くらい

払ったら良いと思います。

 

気に入って一緒にいる奥さん、

今後、病気などで金が掛かるかもしれません

好きな自動車手放してでも金策が必要になることが

出るかもしれません。

でも、一緒に居るんだったらどうにかするでしょ(笑

 

言いぐさが、ケチ臭くて嫌です(笑

「古いクルマは乗ったらダメ」

ってならないだけ有難いです。

 

我々は、通例の生活している人より

無駄なことと、地球を破壊していることは恥ずかしいと

思いつつ、喜んで自動車税の重課を払いましょう♪

 

ま、タイヤは新し車でも古い車でも共通なことですが

古いクルマは、古い車を扱うところでしか、作業をして

貰えないことも多いから

そう言う部分も考えた方が良いですよ。

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空気が漏れる②

 

【チョークが効いている間は調子が良い】

【温まるとパンチがなくバスバスいって走れない】

そう言う症状。

雰囲気的に、デスビ関係(点火系)プラグ

キャブの不調などが考えられるので

プラグ換えたり、プラグコード換えたり

コイル換えたり

キャブレター掃除したり。

 

プラグを換えた直後は非常に調子が良いのですが

1日持たない(笑

 

プラグ換えて抜群に調子が良いなら

しばらくして不調になるのは変な感じで

エンジン本体に問題は無いように感じます

 

こういうことは何回かあって、

悩むことになる場合も。。

 

これから

の話は「絶対」ではなく

症状の原因の一つでしか無いですよ。と前置きで

 

修理で預かったビートルが

うまい事調子が出ません

出来ればエンジンは下ろしたくないものの

バルブ周りであれば、エンジンは下ろさないと確認も

出来ません。

判るとすれば、【圧縮があるかどうか?】なので

4気筒計ります。。

 

【1気筒が圧縮が低い】

 

聞けば、エンジンから異音がして買ったお店に依頼。

買ったお店に頼んだ先の

外注さんが、たまたま持っていた同じエンジンを

載せ替えた方が早いということで、その方向で

載せ替えをしたのですが、非常に調子が良いものの

1日良くて2日で不調になる。。。

「パンパン言って、力が無くなる」

そういう状態らしく、

結果、再度点火系を全て交換し、キャブも掃除して

改善をはかったそうですが

やっぱり、1日ないし2日もすると同じ症状だったそうで

結局うちに。。。

 

赤い矢印のバルブはかなりにカーボンです

バルブを外した方は、少しだけすり合わせを行ったあとなので

バルブとのすり合わせが徐々に戻ってきた途中ですが

金属の色が出てきています。

 

出来る限りぴったり合わさるように作業します。

 

作業前は、かなり異物?がいっぱいこびり付いています

これではバルブがしっかり閉じることが難しいです。

 

バルブ側も凄いですね。

 

画像を取り忘れたんで、

途中の確認作業画像。借り組みの状態。

 

イン側からエアーを吹くと

まだ駄目ですね(汗、

空気漏れてる。

 

画像は無いのですが、

最初の段階では【ダダ漏れ】でした

 

なので、エアーが漏れている状態なので

チョークが掛かって、キャブのフタが閉じてる時の方が

断然調子良くて(爆

 

チョークを効きっぱなしにしておくと

すこぶる調子が良いというおかしな状態に

濃いガソリンなら逆に調子良く動く状態でした。

 

ま、バルブを見たら

そうだよね。。。。。と判りましたが

人間、【そんなはずない】と思い込むと

【嫌な方】には出来るだけ考えないので

2日原因が判らなかったですが(爆

 

恐らくですが、バルブ付近が長期放置で

サビてたんだと思います。

もちろんカーボンも。

 

やっぱり以前あったのは

ツインキャブで、片側に水が放置で入ってしまい

完全に虫食い。。

バルブシート打ち換えたり大変でした。

 

また、作業中にプラグホールから

【なにか】を落として気が付かず

そのまま始動して、バルブ側が傷だらけってのも

見たことがありますし、

自分でやったこともあります(笑

 

異物が入ることで、バルブとシート部分は傷だらけ

なので圧縮不足にはなります。

 

こういう症状のばあい、かなりすぐに不調になることが

多いので、長期で不調が出るなら他かもしれません。

バルブの不調はすぐ出ますからね。

 

添加剤で強烈な物を使うと、

長期乗っていなかった個体で、湿気などで侵された状態で

使うと

溶けて隙間が出来てしまい不調になるなんて話も

聞いたことあるし、

「使うな」と以前いたお店では言われましたね。

 

プラグを換えた直後や

チョークが効いてる時は非常に具合が良いのは

バルブにすき間があるからかもしれません。

結構な修理費用が掛かります。

 

20年30年前なら、中古の状態で

バルブの擦りあわせなんかしなくても

具合が良かったですが

もう、50年とか経過してるんで

そう言う部分も、よく見ないと心配な

状態になってると思います。

 

我々も、1台の修理に時間を多く費やすことが

多くなっているこの5~6年です。。。

どんどんお金が掛かり、時間も掛かり、という

状態にはなってるかな?と思います

 

放置されてても

純正のエアクリの個体は湿気や

水の侵入はほぼ無いのですが

ツインキャブや、社外のエアクリになってるシングルキャブで

放置すると、浸水してヘッドも使えないとか結構多くなってきています。

うちも、3台まとめて部品取り買ってきて

そのうちの2台がツインキャブで、いずれも

ヘッドが使えない状態でした。

ピストン・シリンダーも。キャブからの雨水混入で。

ダウンドラフトのキャブなので、そういうことが起きます。

長期放置するのならば、キャブにしっかり

ビニールでもして密閉しておくことが必要ですね。

 

対角線上に

左右ともにヘッドに水が混入するので

左右ともヘッドが埼再生不能なことも。。。。

サビサビもかなりな状態です。

開けた時は水が出てきましたからね。。。

再生できないこともないですが、

もう本当に無くて困った時に再生して使うって感じですかね。。。

 

こうなってるのが

判らないで乗り出すと、

原因が目では見えない箇所で、悩み

圧縮を図ってみて、「たぶん〇〇だろうな」という

状態にはじめてなって、

ヘッドばらしたら、水浸しだった。。。。

という事だったり。。

一回直してあったり。。。

 

昔はオーバーホール時に

軽くバルブの擦り合わせをして

かなり調子良くなれるエンジンが多かったですが

もう、無理ですね。

 

 

バルブ関係の不具合は、

「状況が悪かったけど、たまたま動いていた」

 

「たまたまプラグホールから気が付かずに何か落とした」

 

ということで、隙間が出ることでおきます。

プラグ磨いて、1日くらいは平気だけど

って感じとか

チョークが効いている間は良く吹けて

具合が良いとかはすき間がある可能性があるかも。

 

 

 

 

 

 

 

 


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