以下は前章の続きである。
山口
僕のところに罵倒メールを送ってくる人は、大いなる悪意があるというより、ある種の政府転覆の共通意識を持ったいろいろな集団の表層ではないかと思うことがあります。
高山
でも、彼らの能力からいったら、ただ「騒げば金になる」くらいのレベルじゃないかな。
山口
証人喚問で問題になった郵便局でも、籠池淳子さんはゴネることで有名だったそうですね。
高山
そう、かつて伊丹空港の全日空、日航のカウンターの前でやっていた中村地区の住民のゴネ方と戦術は同じですよ。
でも、もっと早く気がついていいはずだよね。
「記者は現場へ行け」と言うけれど、森友の土地が伊丹空港の進入路であることも知らない。
あのあたりは「洗い場」と言われる地域で、かつ騒音激甚地帯で、住民はみな補償をもらって転居している。
そこに産廃を捨てるというのは、彼らならやりかねない。
それを知っている豊中市は「公園にしてやる」と言って金を引き出した。
山口
興味深かったのは、あるテレビ番組に出た時、隣にいた某野党議員が、分厚い資料を持って「国はゴミ処理費用の名目で八億円という破格の値引きをして森友学園に売却した」と発言していました。
ところが、彼の持っている資料を見たら、ゴミ処理費用十億二千何百万と書いてある。
その野党議員は、土地の評価額よりもゴミ処理費用の方が高いということを知っていながら、「不当なダンピングをした」と主張したいから、真実を語らないんです。
この稿続く。