昨日、世界中に紹介した高山正之の洞察を、今日の産経抄と共に再掲載する。
朝日の悪辣な意図
髙山 やっぱり「私がラス・カサスです」という日本人が、たくさんいるんだね(笑)。しかも各界に存在している。特に朝日は完全に中国・朝鮮の犬となり果てている。1987年、大韓航空機爆破事件があった。実行犯の一人、金賢姫をバーレーン大使館の職員が捕まえたものの、即座に韓国に引き渡してしまった。金賢姫が自白する中で田口八重子さんや横田めぐみさんの名前が出てきた。
大高 北朝鮮による拉致の実態が顕在化しました。
髙山 騒ぎが広がる中、90年代に入って朝日が何をしたかというと、植村隆による慰安婦問題を持ち出した。吉田清治を復活させ、吉見義明の軍の関与説を引っ張り出し、その間に堤岩里教会事件まで取り上げた。こうした反日的な記事の連打で、拉致問題がいつの間にか後方に追いやられてしまった。
後略。
以下は、今日の産経抄からである。
私も多分WBSだったと思うのだが、記事中の記者会見のシーンは偶々視聴していた。
朝日、毎日、東京、これらの新聞社の記者達の大半が「完全に中国・朝鮮の犬となり果てている」事の実証。
つまり、やっぱり「私がラス・カサスです」という日本人が、たくさんいる事を東京新聞の記者は実証していたのである。
こんな珍妙な出来事をほとんどの新聞はまだ取り上げていない。
4日の記者会見での河野太郎防衛相と東京新聞記者とのかみ合わないやりとりである。
自民党がまとめた新たなミサイル防衛策について、まず記者が質問する。
「周辺国からの理解が重要になってくると思われますが…十分に理解を得る状況ではないように思われます」。
河野氏は聞き返す。
「周辺国ってどこのことですか」
「主に中国や韓国になります」
「中国がミサイルを増強しているときに、何でその了解がいるんですか」
「韓国に関してはいかがですか」
「何で韓国の了解が必要なんですか」。
記者会見の模様は動画サービスで視聴できる。
マスクを外した河野氏の気色ばんでいく様子がよくわかる。 無理もない。
自国の防衛策について、世界のどこの国がいちいち周辺国にお伺いを立てるだろうか。
まして日本にとって周辺国による脅威は高まるばかりである。中国と北朝鮮が多数保有しているミサイルは、確実に日本を射程に収めている。
75年前の今日、広島市に世界初の原子爆弾が投下され、10万人を超える尊い命が失われた。
今なお多くの人が放射線による健康被害に苦しんでいる。
犠牲者を慰霊し、核廃絶への誓いを新たにする日である。
同時に、核兵器の搭載可能なミサイルから日本をいかにして守るのか、議論を進めることは矛盾しない。
「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」。
原爆死没者慰霊碑に刻まれている碑文のあいまいな「主語」をめぐって、論争が続いてきた。
広島市の公式見解は「全人類」である。
ただ、碑文の理念をあざ笑うかのように、核兵器の開発に今も突き進む国が存在する。
その事実を忘れてはならない。
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