文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

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村田夏帆という超弩級の天才への感謝の書。

2024年07月13日 12時10分27秒 | 全般

超弩級の天才への感謝の書。
私が京都を我が家の庭として暮らしている事は既述の通り。
ずいぶん前に、京都は日本の美のエッセンスである事に気づいた事も既述の通り。
だからだろう。
私は兼六園と後楽園を軽んじていた。
観光地という、ひとくくりの中のものとして見ていた。

その結果として、偕楽園は梅の名所としての記憶にとどめていた。
5/26,初めて水戸を訪れたのに、訪問すらしなかったという大失態!
勿論、兼六園、後楽園の凄さ、その真髄を知ったからには、徳川御三家の一つである水戸藩の偕楽園を近々に訪問する事は必須事項の一つであるが。

京都中の庭園を世界一といっても過言ではないほどに春夏秋冬訪れていた私だったからでもあろう。
2020年の大みそかに、村田夏帆、Himariという4歳の年齢差がある二人の超弩級の天才バイオリニストが日本に誕生していた事を初めて知った経緯も既述の通り。

特に、村田夏帆が超弩級の天才である所以について書いた私の論文は、我ながら正鵠を射ていたと確信している。
先夜、プロのバイオリニストが、バイオリンの素晴らしさを一人でも多くの人に知ってもらおうとして発信しているYouTubeを見た。
彼の第3回目の発信が、村田夏帆についてだった。
彼女の凄さの所以を、完璧に解明している、素晴らしい仕事である。
私は、彼の解説で、私が村田夏帆について書いた天才論は、正鵠を射ていた事を確信もした。

さて、
本欄は、村田夏帆という超弩級の天才のお陰で、以下の事々に気づかされたことに対する感謝の書である。
本欄は、始まりだけで終了しているが、続きは、近々に。

始まりは、3/10の浜離宮朝日ホールでの能登半島チャリティーコンサートだった。
この時、トップバッターとして登場したピアニスト黒木雪音が演奏した「くるみ割り人形」の間奏曲、その素晴らしさを、もう一度目の前で聴きたいと思っていたら、
間髪を措かず、紀尾井ホールで演奏会があること、同演目が組み込まれている事を知った。
確認すれば、最前列の左端2席目が空いていた。即、購入。
夜の演奏会だったが日帰りで馳せ参じる事にした

彼女が間奏曲を弾きだした時には、慟哭しそうになった。
彼女のピアノは聴衆のハートに届く。出色の才能、或いは研鑽と鍛錬の賜物。
全てが素晴らしかった。
だが、新幹線の最終時刻に間に合わせるために、アンコールが聴けなかった事と、後半は、時間に気を取られていたことを後悔していた。

これまた間髪を入れず、高知市、高知県民会館で、同じ曲目で演奏会を行う事を知った。
伊丹~高知は飛行機で40分超。
出不精になっていた親友の背中を押して高知に馳せ参じた。

そこからが、本欄の感謝の始まりなのである。
高知県民会館は素晴らしい建物でホールも素晴らしいものだった。

そのすぐそばに、素晴らしい温泉旅館が在った。
それが決定打となって、馳せ参じたのである。

当日の彼女の演奏は本当に素晴らしかった。
特に、アンコールの2曲の凄さ。
最前列の真ん中だった私は、それぞれに、「最高」、「凄い」と呟いて拍手していた程に。

このホールの隣にある旅館も本当に素晴らしかった。
これ以上ないほどに素晴らしいカラオケバーまであったのだから。

高地特産の柚子を使用したカクテルの美味しさもピカ一だった。
実に長い、長いブランクの後に歌った私の歌も、我ながら素晴らしかった。
お店の人に一切のお世辞抜きで絶賛されたほどだったから謙遜は無用として。

この旅館そのものが、元々、藩主所有のもの。
この周囲が、何とも素晴らしいのである。
藩主を祀る神社と、その周囲の佇まい。

それから向かった高知城。
それが、本欄の始まりだった。

この稿続く。


2024/4/27 in Kochi


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