2012/9/6
太陽光発電の推進は亡国への道だ…池田清彦。
9/14号、週刊朝日から。③
文中黒字化は私。
日本では、この6月にNTTが太陽光発電事業に参入すると発表したが、政府の補助金と高価買い取りを当てにする泥棒のような事業はやめた方がよいと老婆心ながら忠告したい。
何度も言うように、現在から近未来にかけて最も安いエネルギーはシェールガスなのだ。
これを使うガスタービンでの発電は原発よりもはるかに安い。
だから、経済合理性の観点のみから考えても、原発を徐々に廃炉にするのと並行してガスタービンを造るのが最も賢い選択肢なのだ。
C02の排出に関して付言すれば、日本が25%削減しても世界のC02排出量をI%しか減らせない。
そんなことのために多大な経済的リスクを背負って太陽光発電を推進するのは亡国への道だ。
2024/8/26 in Onomichi