文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

環境論者に左翼が多いのも、そういった理由でしょう…「石油がなくなる」というのも、ウソだったじゃない。

2021年05月11日 17時14分28秒 | 全般

以下は発売中の月刊誌WiLLに『人新世の「資本論」』をメッタ斬り!と題して掲載されている古田博司と朝香豊の対談特集からである。
日本国民のみならず世界中の人たちが必読。
ただの“温暖化本“
古田 
斎藤さんは地球温暖化を問題意識の中心に据えていますね。
『人新世-』の書き出しはこんな感じ。
《温暖化対策として、あなたは、なにかしているだろうか。レジ袋削減のために、エコバッグを買った?ベッドボトル入り飲料を買わないようにマイボトルを持ち歩いている? 車をハイブリッドカーにした? はっきり言おう。その善意だけなら無意味に終わる。それどころか、その善意は有害でさえある》
なかなか手厳しいけど、世界の平均気温は、ここ100年で0.7度しか上がってない。
危機をあおっているだけなんじゃないですか。
朝香 
斎藤さんは、典型的な地球温暖化「C0₂悪玉論者」ですね。
でも地球温暖化はC0₂が原因なのか、そもそも地球は温暖化しているのかーという議論は意見が大きく割れています。
科学的にみれば、むしろC0₂悪玉論者のほうが分か悪い。
たとえば2009年、「クライメート・ゲート事件」があり、地球温暖化の根拠は崩壊しました。
クライメート・ゲート事件とはその名のとおり、「気候(クライメート)」変動の研究者のメールが流出し、ネット上にさらされ、彼らの悪行がバレたという事件です。
温暖化懐疑論者の論文の掲載を邪魔する工作を相談・協力したり、データの改ざんをやっていました。
彼らにとっては、C0₂が増えているのに気温が低下していると都合が悪い。
だから気温の低下を隠すために、じっさいの気温データを改ざんしたトリックも正直に書いていたんです(笑)。
査読が通った論文についても、査読の定義を変えることで、国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の最終報告書に載らないようにするという話までしていました。
なにはともあれ、科学者は「人為的に排出されたC0₂によって温暖化が引き起こされている」という考えで一致しているーというのは完全にウソだったんです。
温暖化論というと、ペンシルベニア州立大学教授のマイケル・マンが作成した“ホッケースティック曲線”が有名です。
この図はC0₂の濃度が上昇する近代以降にしか、顕著な温度変化がないかのように描かれていました。
ところが、この曲線をめぐる裁判では、曲線を描くにあたって使用した元データを示せという要求をマン教授が最後まで拒み、マン教授が敗訴しました。
正々堂々と示せる元データがなかったことがわかります。
古田 
最近では高校生の少女(グレタ・トウンベリさん)まで利用して危機をあおっているね。
朝香 
温暖化対策って、社会主義と親和性が高いんです。
自由な経済活動をやらせないように規制をかけるわけですから。
環境論者に左翼が多いのも、そういった理由でしょう。
古田 
「石油がなくなる」というのも、ウソだったじゃない。
朝香 
『成長の限界(The )imits toGrowth)』ですね。
1972年、スイスのシンクタンク「ローマクラブ」が発表した報告書ですが、2020年には使える資源量が激減するトレンドに入っているはずでした。
人類が地球を取り返しのつかないところまで破壊した、という問題意識は『人新世ー』と同じ。
でも現実には深海底油田とか、シェールオイルとかの開発ができるようになって、石油の枯渇の心配はなくなりました。
この稿続く。


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