文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

日本は核物理の分野で、湯川秀樹いらい数多くのノーベル賞を輩出し、その技術と産業が世界をリードしてきた。

2021年09月21日 00時03分08秒 | 全般
以下は、本物の学者である高田純の名著である、2021年3月に出版された、脱原発は中共の罠、からの抜粋である。
日本は核エネルギーを手放してはならない。日本人なら、脱原発を叫ぶトロイの木馬に乗ってはならない。
日本は核物理の分野で、湯川秀樹いらい数多くのノーベル賞を輩出し、その技術と産業が世界をリードしてきた。
これが日本の最先端技術分野を守り、世界に貢献するエネルギー産業に発展できる。私は確信する。
1グラムのウラン235の完全核分裂で、一般家庭の電力6年分のエネルギーを作り出せる。ただし、天然ウランは0.7%しかウラン235を含有していない。
すべてのウランが燃焼できる技術があれば、1グラムのウランで、一般家庭の857年分の電力エネルギーになる。(『核と放射線の物理』)
この技術が高速増殖炉を中心とした核燃料サイクルだ。ウラン鉱石の可採年数が60年なら、8000年間も発電できる。
その他のウラン鉱山を開拓し、海洋ウランが利用できるようになれば、永久に人類は、エネルギー問題から解放される。(『核エネルギーと地震』)
その上、日本国内には、既にウラン資源は大量にある。使用済み核燃料として、大事に保管されている。嬉しい話ではないか。
2020年時点で、国内で貯蔵されている使用済み燃料18,000トンは、日本の財産だ。
他にも、ウラン235濃縮した後のウラン残渣は、核エネルギーの立派な資源である。2007年調査で、14,000トンもある。合計およそ32,000トンのウラン資源が貯蔵されている。
日本の電力会社が蓄えたウラン資源=埋蔵ウランを大事に核分裂させれば、最大で660年間も発電できる。
核燃料サイクルが目指す、エコな未来予想図。技術の挑戦にこそ意味がある。
単なる批判と規則第一主義からは、何も生まれない。
この稿続く。
 

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