各省庁のサイトを見ると、面白い調査結果がよく見つかります。
今日は、農林水産省の「食品の安全性や行政の情報提供に対する意識の
把握を目的としたモニター調査」の結果が興味深いものだったので、
少し前のものですが、ご紹介したいと思います(参考:
農林水産省ホームページ)。
まず、
「食品の安全性について、社会全体としては、どのような傾向に
あると思うか」という質問に対しては、「どちらかといえばより安全に
なっている」と回答したモニターが39%、「どちらかといえばより安全
ではなくなっている」と答えたモニターが45%という結果だったそうです。
理由として最も多く挙げられているのが、「輸入品や高度に加工された食品など、
生産現場の見えない食品が増えたから(88%)」という答えだったとのこと。
やはり消費者にとっては情報が少ない、見えないということが
一番の不安材料なんですよね。
続いて、
「食品の安全性に関する行政の情報提供の取組として
今後更に進めて欲しいものはなにか」という質問に対しては、
「記者発表による新聞・テレビなど報道を通じた情報提供」が73%、
続いて「ウェブサイトの充実」が53%、「パンフレットや広報誌の充実」が43%、
「消費者相談窓口の設置」が42%という結果だったそうです。
これはあくまで行政の情報提供についての回答ですが、
同じことは一般の企業にも当てはめられそうだと思いませんか?
たとえば…
●「記者発表による新聞・テレビなど報道を通じた情報提供」⇒
「メディアへの情報発信(プレスリリースなど)」
●「ウェブサイトの充実」⇒
「自社ホームページの充実」
●「パンフレットや広報誌の充実」⇒
「パンフレットなど会社案内媒体の充実」
●「消費者相談窓口の設置」⇒
「お客様相談窓口の設置」
ということになりそうです。
こうした取り組みをできるものからでも進めていけば、
きっとお客様の満足度もあがるのではないでしょうか。
たとえば、この
ロットアドバイザーのように、ホームページと併せてブログで
情報発信をすることも、「自社ホームページの充実」の取り組みになりますよね。
ブログにはコメントもできますから、ある意味「お客様相談窓口」の入り口の
役割も果たしてくれると言えるでしょう。