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遺伝子組換え食品は本当にマイナスイメージか

2007年09月18日 | 食品業界トピック
食品のトレーサビリティに注目が集まっている理由の一つに
「遺伝子組み換え食品」の登場があります。
そこで今回は、遺伝子組み換え食品についての最近のニュースを
いくつか取り上げてみたいと思います。

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http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007091300920
(時事ドットコムより)
染色体上の狙った遺伝子だけを、ピンポイントで置き換えることに成功したというニュースです。この「ジーンターゲッティング」という遺伝子操作は、遺伝子組み換えの精度と効率の大幅な向上につながるとのこと。遺伝子組み換えにおいて消費者が一番気になっているのはおそらくその作物の安全性。今回の成果は、安全性の確保にもつながるのでしょうか?


http://www.mylifenote.net/003/post_2196.html
(マイライフ手帳@ニュースより)
遺伝子組み換え技術を使って“ご飯を食べるだけで花粉症の治療ができるというコメ”「花粉症緩和米」が開発されたそうです。発売されたら購入するかという質問に対して半数近くが「購入してみたい」と答えたとのこと。何かプラスアルファの利点があると遺伝子組み換えに対するイメージはもっと良くなるのかもしれません。


http://www.newschina.jp/news/category_4/child_13/item_5763.html
(ニュースチャイナより)
中国は米国から数百万トンから1000万トンに上る遺伝子組み換え大豆を輸入しているそうですが、多くに有害物質が混じっていたため、品質検査当局が米国に改善を求めるよう通告したそうです。遺伝子組み換え自体の安全性というよりは、品質管理の体制について問題があったようですね。


1ヶ月の間で報道されたニュースを調べてみましたが、遺伝子組み換えに対する懸念が語られる一方、ポジティブなニュースも多かったように感じられました。
遺伝子組み換え食品に対する考え方は、企業によって様々だと思われます。しかし、現在は「遺伝子組み換えは使わない」という方針であっても、研究の成果等によっては方向転換することもないとは言えません。
だとすれば、遺伝子組み換え食品に関して、消費者の不安を煽ったり、マイナスイメージを植えつけることよりも、消費者にも正しい知識を持ってもらうことが、今後の課題になってくるのかもしれませんね。


参考:
遺伝子組換え食品ホームページ(厚生労働省)
遺伝子組換えに関するQ&A (農林水産技術会議事務局技術安全課)

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