2018年10月17日 【広島・岡山・大阪2018】 広島県
備後安国寺
広島県福山市鞆町後地
安国寺は、南北朝動乱の戦死者を弔うために、足利尊氏・直義兄弟が国ごとに造ったお寺です。この鞆の浦にある「備後安国寺」も、「1339(暦応2)年に尊氏が建立した」という『鞆浦志』(1748年)の記載から、室町時代の建物と考えられていました。しかし、後の調査によって鎌倉時代に、金宝寺として創建されたものと判明。
※ バス停「安国寺下」で下車すぐ
▼釈迦堂
国重文の「釈迦堂」の軒には唐様(からよう)の組物が見られます。組物というのは、軒を支える部材のことです。唐様建築は材料が2~3倍かかるものなので、財産家しか造れないんです。当時の鞆の浦の商人が、いかに財力を持っていたかが分かります。
木造阿弥陀如来及び両脇侍立像(文永11年(1274)) 重要文化財
木造法燈国師坐像(建治元年(1275)) 重要文化財
石造地蔵菩薩坐像
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