ハ1貴賓客車(小坂レールパーク)
この客車は、大正5年(1916)にニ・三等客車として造られたものを改造し、貴賓客車として使用されたものです。大正10年(1921)8月4日に秩父宮、高松宮両殿下が小坂鉱山をご見学になった際には、この客車が使用されました。オープンデッキの木造客車で、側面には、同和鉱業株式会社の前身である藤田組の鉄道を表す社紋が取り付けられています。 その後、歴代社長、来賓等の小坂鉱山視察のたびに使用されましたが、昭和37年(1962)の軌間拡幅とともにその使命を終えました。
2017年8月24日 撮影
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