幸せな住まいを考える 会社です

リノベーション、メンテナンス、住まいの提案

イタリア製ガラスブロック

2010年02月27日 15時12分35秒 | インフォメーション
先ほど、顧客のT様がひょっこりと顔を出されて
「僕が前に勤めていた会社の物なんだけども…」
と、おっしゃりながらパンフレットを下さいました。

イタリア製の輸入ガラスブロックのパンフレットでした。

さすがイタリア製。
色がきれい。

と言う訳で、早速ご紹介致します。

藤田商事(株)オンラインショップ イタリア製ガラスブロックのページ
http://www.fujitashoji.jp/

住まいの森 WebSite 商品紹介ページ
http://www4.ocn.ne.jp/~sumamori/syohin.htm

どうぞ宜しくお願い致します。
内装用の木枠や、クリスタルグリーンなど、ちょっとしたインテリアに利用できるアイテムも販売してます。

大阪北摂地域にお住まいの方で、ガラスブロックの施工についてご相談がお有りの方は、住まいの森ホームページからお問い合わせ下さい。

ロハス考-2-

2010年02月27日 12時37分21秒 | 日頃考えること
前回の「ロハス考―1―」の中で、
「夏場は亜熱帯気候となる風土の国」と記述しましたが、少々乱暴だったかもしれないと思いましたので、その部分を「温暖湿潤気候」と訂正しました。

――温暖湿潤気候――(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A9%E6%9A%96%E6%B9%BF%E6%BD%A4%E6%B0%97%E5%80%99

「家の作りやうは、夏をむねとすべし。」
と、昔々の吉田兼好法師が徒然草で言っているのも、日本の風土が、北海道以外は温帯に属し、温暖湿潤気候であるが故です。
そうなんです、夏は湿度が高いのです。
だから、家の中の風通しを良くして、なるべくカビの胞子やダニなどを含んだ埃が屋外へ排出されるようにしておきたいものです。

室内気流のことを話す前にちょっと、「風」が何故起こるか、一般的な整理をしておきます。

単純に分けると、陸風と海風があります。

陸地の地表と、海の海水には、暖まる時間に差があります。
砂・土(陸)と海水(海)との、熱対する性質の違いによるものです。
陸は「温まり易く、冷め易い」
海は「温まりにくく、冷めにくい」
 
昼間、地球の表面は太陽熱で温められて温度が高くなりますが、海上の気温は陸地に比べると低い。
陸地の空気は温められて軽くなり、上昇します。
そのあとへ海の上の、あまり温まっていない冷たい空気が陸へ向かって流れ込む。
この、海から陸へ吹く涼しい風が、海風です。

夜になると、陸地の温度はすぐに下がりますが、海水の温度はそれほど下がらない。
そのため、海の上の空気の方が陸地よりも温かくなって、上昇する。
そこへ陸地で冷えた空気が、海へ向かって流れ込む。
この、陸から海へふく風が、陸風です。

季節風とは、冬と夏で風向きが反対になって持続的に吹く風のことです。

冬場は陸地の方が海に比べて低温となり、陸から海に向かって風が吹きます。
日本の場合、冬はより寒いシベリアの方から北風が吹きます。
夏場は日本付近に張り出してきた太平洋高気圧から吹く南風が季節風になります。

さて、家の中の風通しを検討する場合、夏場に主に風が吹いてくる方向を考えて、小さくても良いから窓を作ります。
そして、対面方向の壁に設ける窓は、風の流れ込む窓と一直線上に揃うように配置するのが大切なポイントです。

風の吹いてくる方向と合わせて、対面する壁に窓を取れば普通に考えて風通しは非常に良くなります。

けれども、単純にそのように窓を配置できない場合もあります。
そんな場合の工夫として
・風の吹いてくる方の外壁にちょっと袖壁をつける
――袖壁に一度ぶつかって、室内に風が入り易くなります――
・対面する窓の位置に高低差をつける
――暖かい空気が高い窓から出て行き、そこへ温度の低い風が流れこむので、室内に気流が生まれます 風の入り口を低く、出口を高く――

マンションなどで、窓位置が対面した2方向にしかなくて、しかも間に部屋があって風が通りにくいような場合はどうするか。
なるべく各部屋の扉を開けっぱなしにしてみましょう。
防犯上不安が無ければ、玄関扉も少し開けておくと風が流れます。

南向き、西向きの窓の場合は、ブラインドなどを設置したり、日差しの差し込む窓前にパーゴラを設けて、西日が室内に差し込まないようにします。
よしずを置いたり、庇があるならそこに簾を下げたりしても良いです。

パーゴラを取り付け可能でしたら、キウイフルーツや、ゴーヤなど蔓性の植物を育てて絡めておくと、夏は茂った葉で日照が遮られて涼しくなり、冬は枯れてしまって日差しが入るので暖かくなります。

窓のガラスは、南向きは「遮熱タイプ」、西側は「断熱タイプ」のLow-Eガラスにしておくと、より効果的です。

鉄筋コンクリート造のマンションの南面、西面の外壁は夏には非常に熱くなります。
出来るだけ直射日光を壁に受けない工夫をすると、夏の涼しさが変わります。
なるべく高い位置までよしずで覆うと、かなり効果的です。
可能であれば、西面の外壁は夕方になったらホースで水道水をジャブジャブとかけてしまうと、夕涼み効果があります。
窓の閉め忘れに注意して。(鉄筋コンクリート造の場合です。木造住宅ではやってはいけません。)
よしずは季節が終わったら捨てるつもりで、壁ともどもびしょびしょに濡らしてしまうと涼しくなりますよ。
お隣のバルコニーに水が飛ばないように、注意してやってみてください。

これもまた、可能であればベランダで蔓性植物を栽培して、自然のカーテンをこしらえてしまうのも一つの手です。
ただ、この場合は、ベランダの限られたスペース内で、洗濯物を干したりする空間と日よけの仕掛けをどう共存させるか、ちょっと工夫が必要になってきますね。

とにかく、夏にエアコンに頼り過ぎないようにするために、出来るだけ自然の風を室内に取り込むようにしましょう。

最近、ベランダで野菜類をコンテナ栽培する人が増えてきましたので、各戸毎に異なる日当たり条件や、スペースの有効活用を考慮した「ベランダロハス」システムを考案しようかと思っています。

単純に言うと、可動式の棚を幾つか組み合わせたらどうだろうか、と思案しているところです。
ちょっと、室内気流の話から脱線しましたが、今日はこの辺で。
  (by猫派のプランナー)