高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

クロミスジシロエダシャク(沖縄編50)

2009年01月29日 09時02分11秒 | Weblog
クロミスジシロエダシャクは前翅に走る3本の黒い帯がとても目立ち美しい。

四国では時々出会うが少ない。
北海道から台湾にかけて分布する。
沖縄本島は蛾類大図鑑では分布域に含まれてなく、琉球列島産昆虫目録には含まれているので四国以上に少ないかもしれない。

幼虫はエゴノキ、ハクウンボクを食べる。

斑紋は個体変異があるが、沖縄本島産の2個体を見るとどちらも前翅の黒帯が幅広く、特に裏面の暗色部分が四国産が灰色なのに比べ、沖縄産は真っ黒な違いに驚いた。
かなり違いを感じたのでS氏に問い合わせてみると「亜種レベルの差が出る可能性がある」とお返事をいただいた。

(撮影:沖縄県国頭村 2008.11.26)

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2 コメント

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クロミスジシロエダシャク (yyzz2)
2009-01-29 19:38:31
おばんでございます.「沖縄編」楽しみに閲覧させていただいております.

あれ,なんでこんなありふれた蛾が? と思いましたら
なるほど黒筋の太さが違いますね.全然雰囲気が違う.
勉強になりますねえ.
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こんにちは (nabe)
2009-01-30 10:37:46
yyzz2さん、私の稚拙なブログを見てくださりありがとうございます。
計画性もなく毎日思いつきで続けているので恥ずかしいのですが、勉強になるとはとても嬉しいです。

私などとてもかないませんが、yyzz2さんのブログ「虫撮記」拝見させていただいております。
大きな文字で読みやすく、鮮明な写真などとても見やすく親しみを感じます。
学名など普段全く気にしないのですが、その意味を知るとまた違った印象でその蛾を見ることができますね。
今後も続けてたくさん教えてください。

苫小牧は寒そうですね。
こちらは寒い日でも朝うっすら霜が降りる程度で、暖房なしでも暮らしていける暖かさです。

先週は山間部で雪が積もったというニュースを聞き、翌日雪景色を見ようと1時間ほどかけて車で山奥に行きましたが、もう溶けてしまい結局見られずに帰ったことでした。
同じ日本で南と北では違うものですね。

ブログのコメントありがとうございました。
またよろしくお願いします。
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