高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

アケボノソウ

2007年10月14日 14時15分13秒 | Weblog
秋の野草の中で一番好きな花はリンドウ科のアケボノソウ(曙草)だ。
高さ50~100cmで山野の沢沿いや湿った草原に自生する。
5つに裂けた花びらにある紫黒色の細点を夜明けの星に見立てて曙草と名前がついたようで名前が気に入った。
また、花が小さいので離れて見ると目立たないが近づいてじっくり見ると黒紫色の斑点と黄緑の紋の取り合わせがとても美しい。
ムネアカオオアリなどがよく花に来ていて花びらの黄緑の部分をしきりになめている。
本で調べたらこの部分から蜜が染み出すようになっているということだ。
(撮影:いの町程野 2004.10.26)