高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

ヒメアケビコノハ♀

2007年10月12日 12時07分39秒 | Weblog
ホームペーシでも紹介している灯火に飛来したヒメアケビコノハの♀である。
♂の前翅は色濃く枯れ葉にそっくりな別の模様をしている。
大型の蛾でかなりまれな迷蛾といわれている。
他に♂によく似た普通種のアケビコノハがあるが、こちらは前翅の先端が細長くとがるのでその部分を見るとすぐに区別できる。
また、後翅の外側が黒いのがヒメアケビコノハで、黄色い方がアケビコノハなので後翅の模様を見ても区別できる。
アケビコノハはヒメがついていないがヒメアケビコノハとほぼ同じ大きさをしていて♂♀とも同じ模様をしている。
ヒメアケビコノハは今まで室戸岬と足摺岬で発見していたが、今回四国中央部で発見したことになる。特にこの♀は初めて出会ったので嬉しかった。
(撮影:天狗高原 2007.10.10)