あらすじ
短距離走オリンピック候補の今井駿(山田孝之)は最終選考のレースで転倒してしまう。医師の診察を受けた駿は脳動静脈奇形という病気でいつ出血を起こすか分からない爆弾を頭に抱えている事が判明する。
ある日、駿の前に視覚障害の少女、水嶋瞳(鈴木杏)が自転車に乗った男に鞄を引ったくられる場面に遭遇。駿は本能から走り出し、瞳の鞄を取り戻す。それをきっかけに駿は瞳のGUIDE(伴走者)として、もう一度走る事を決意する。
原作は、原夏美さんの「スタートライン-盲目のスプリンター-」。このドラマのプロデュースを担当している栗原美和子さんです。
この日風邪をひいていた事もあり、涙も鼻水もグチャグチャになりながら観ていました。(物語のせいか、風邪のせいか、良く分からないのですが。)
瞳が左足を前に出せば、駿は右足を前に出す。瞳が右手を出せば、駿は左手とまさに2人は合わせ鏡のようです。
それでも前を真っ直ぐ向いて走る瞳に対して、駿は瞳を見ながらタイミングを計り伴走する。
もちろんGUIDEの方が早くなければ務まらないし、先に行ってもいけない。あくまで50cmの間隔を持って伴走しなければならない。これは考えるより大変な事かも知れませんね。
やはり健常者である私には知らない事がたくさん出てきます。先に書いた50cmの間隔を保つ事もそうですが、他にもGUIDEはボランティアだとか、競技用の義足がかなり高額な事とか・・・。
考えてみれば当然なのですが、安全性を確保した上で全速力で走るという動きを可能にしなければならないのですから。しかも、ひとりひとりが自分に合った義足という事になれば、自然とオーダー注文になり、大量生産の効かない高額商品となってしまう。そしておそらく補助金とかは出ないでしょう。(日常には必要の無い贅沢品と考えられてしまうんでしょう。私個人としては税金分位はどうにかなってもいいかなとは思いますが。)
ネタバレ
好きなシーンは、桐野(時任三郎)が駿の病気を知る所。やっと分かってくれたかという思いですね。
残念なのは、駿が(今度も)アテネに行けなかった事ですね。せめて選考レースのスタートラインには立たせてあげて欲しかった。
追記:3月のトリノの冬季パラリンピックは、また違った見方でテレビ観戦する事ができそうです。
ドラマ(フジテレビ系)「スタートライン~涙のスプリンター~」(視聴率7.4%)を観ました。
そうですね。
今話題のスケートとかも障害者競技があったりするのかな?