■炎のクリエイター日記

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像で、どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

祇園祭あと祭は24日巡行 ~豪華なタペストリーを見逃した人へ~

2024年07月21日 15時00分05秒 | 伝統行事
祇園祭りは、まえ祭りとして先日の17日に山鉾巡行を終えて、動く博物館と言うことで、それぞれの鉾・山・船などが装飾品としているタペストリーがある。そのなかには国宝級のものもあり、巡行の瞬間しか見られない博物館なみの鑑賞物として、芸術性の高い逸品をご紹介したい。なお、あと祭巡行は24日に執り行われる予定だ。


▲菊水鉾はワシが大好きなセンスを持っている

▲あと祭に登場する鯉山のタペストリー

▲あと祭に登場する橋弁慶山のタペストリー

ワシ自身が特に見事だと思う、菊水鉾・鯉山などを装飾する豪華絢爛な芸術品のタペストリーを見てみよう。シルクロードを伝わってきた、当時の人々がまだ見ぬ動物の姿を伝えるのに、ライオン→スフィンクス→マーライオン→シーサー→狛犬と伝わってしまったような、お粗末な伝言ゲームだった。


▲菊水鉾のタペストリーがまさにライオン

▲菊水鉾、キリンの角がカモシカと混同

日本人が未だ見ぬ「百獣の王ライオン」の偶像を、シルクロードが人づてに伝えたものは、獅子と言う想像上の動物だったのが、この菊水鉾のタペストリーは、一足飛びにライオンの姿を島国の日本に伝えてきたものだった。しかしトップに描いた人が少々狛犬寄りで、キリンさんの頭からはカモシカの角がはえていることなど不満も多々ある。


▲鯉山のタペストリーと、菊水鉾の河原町90度辻まわし

京風出汁巻きは、お出汁がきいていて関東豊洲の玉子焼きほど甘くはないが、お出汁の香りが素晴らしく錦のお店が大丸百貨店にはいっているので買ってみた。また祇園祭りの期間内だけ店頭販売している、烏丸の一個西側の室町錦西入ルの2003年創業の中華料理屋さん膳處漢ぽっちり(ぜぜかんぽっちり)「しみだれ豚まん」は、長蛇の列をなすほど人気が集中していた。中華料理店「膳處漢」と、バー「ぽっちり」が融合したスペース。


▲錦市場のお出汁香る京風出汁巻き

▲膳處漢ぽっちりのしみだれ豚まん





▲今年の祇園祭のうちわ




‥‥‥‥‥<切り取り線>‥‥‥‥‥

ご訪問して頂きありがとうです。
どなたさまもお気軽にコメント戴けると嬉しいです。
酔っ払いが「iPhone15 Pro」と「CANONカメラ」で撮影。
日本ブログ村「こだわり料理部門」に参戦しております。


バナーをクリック🎵して頂くと感激です。




明日のブログ更新は午後15:00の予定です。

URLの不明な方はお邪魔する都合上お知らせください。


PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ピカタと粉吹き芋 ~愛着を... | トップ | まぐろのユッケ ~切り落と... »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (おおばかめぐみ)
2024-07-21 17:45:18
こんにちは。

こういうタペストリーは、昔から飾ってたんですがね?3面、4面に付けたら結構な重量になりそうですね。
幽霊もそうですが、人から人へと伝わると誇張されてしまいますよね。
返信する
Unknown (sinjyusai)
2024-07-21 17:57:28
こんばんは

よく観ると綺麗ですね

人も多かったでしょ?

暑いのでそれ程でもなかったかな?(笑)

豚まんの色が凄いですね
味もしっかりしてそうです
返信する
Unknown (copelonmaru)
2024-07-21 18:22:54
こんにちは
昨今の陽気ではかなり気温も上がったのではないですか?
どうかご自愛くださいませね。

京都の食文化も独特な感じで、色んな特色ありますねー。

いつも、ありがとうございます。
返信する
Unknown (しじみ)
2024-07-21 20:40:49
こんばんは

毎年見せていただいてるだすが
貴重なものだすよね
すてきだす

今年の暑さは、今までで
一番暑かったのでは?

お出汁がたっぷりきいた
京風だし巻き食べてみたいだす

ぷっちんだす
返信する
Unknown (suisuimedaka)
2024-07-22 05:44:17
タペストリー凄い!最初は想像で描かれていたんですね🤭
出汁の効いた卵焼き🤤これ絶対に美味しい😋豚まんは変わってますね😄
京都は(も)暑かったでしょ🥵
しっかり、体を休めてくださいね💓
返信する
Unknown (ビオラ)
2024-07-22 07:27:52
お早うございます〜。

祇園祭の、皆いただけるうちわ・・・ですかね・・・?😊
何気ないですが、余韻と、土産話のきっかけ、記念になりますね〜♫

四条河原町交差点で、進行方向を、90度かえる辻回しは、新聞社の動画で、先程、拝見しましたが、
結構、迫力とスリルがありました・・・。
それにしても、さすが、祇園祭ですね・・・。
歴史あるものは、継承者が、どんどんと減る中、
山鉾巡行に関る人達が、豪華に揃い・・・、
それぞれの役割もしっかりなさっていて、情熱と迫力感じました〜💪

京風出汁巻きが、超美味しそう〜、
大好物です〜!😊
お出汁の香り・・・、想像しました〜☺️

お祭りのモンちゃんパパ様目線の見どころや、
京の美味しいもの・・・、
楽しませていただいております〜♪
返信する
Unknown (まさむら)
2024-07-22 07:30:36
おはようございます!

 祇園祭はテレビでは毎年拝見しますが一度も行ったことがありません。残念です。優雅ですし是非とも一度はいってみたいと。今回のタペストリーのお写真を拝見してより一層そう思うことに。国宝級は分かりませんが和洋共に。素晴らしいと思います。年代物といっては失礼だと思いますが、随分と古いものだと。動物も日本では誰も見たことがなかったので想像でこうなった。これもすごいと思います。
 
返信する
車輪が割れる珍事があって‥‥‥ (sugichan_goo)
2024-07-22 14:19:13
こんちは。(*⌒ー⌒*)ゞ
いつもコメントありがとうです。


おおばかめぐみさん
こういうタペストリーは、室町時代から再建作業にはいって、中国・ペルシャ・ベルギーなどから、タペストリーなどを各山鉾に競って飾る方向へと変わっていったんです。重量が凄いので、今年は車輪が割れた山鉾もあって、後続が抜いていくみたいなハプニング~珍事があったんですよ。

Sinjyusaiさん
そこいらの博物館のものより、素晴らしい出来のものがあって、綺麗では収まらず宝物級だと思っています。虫に食われぬように保存してきただけでも凄いとワシは思っています。クソ暑かったですが、インバウンドの方々が凄いパワーでしたね。豚まんに醤油系のタレが掛かっているだけで、南京町の老祥記みたいなイメージにタレが掛かっているだけですね。

りんこちゃん。copelonmaruくん
京都は昔から蒸し暑く、陽気と言うよりも狂気の沙汰な暑さでしたよ。従って流行り病が後を絶たないので、その厄を払うために祇園祭りが始まったんですよ。しかし、流行り病が減ったのは、びわ湖からの疎水が完成して、街に水が流れだしてから病は急激に減ってきたのです。

しじみちゃん
毎年クソ暑い京都に行けるだけで、健康だと言うことですよ。(笑) タペストリーを含む山鉾は、保存できているだけで凄いものですよ。もちろん仰るとおり、貴重なものなんですが、この催事と言うか八坂神社の神事を真摯に受け止め遂行することが、保存会の皆さんを労うことになり、継続されていくパワーになるんですよ。京風だし巻きのお出汁は、味わうのでなく香るってとこまで濃厚に焼いていますよ。

くりんママさん
タペストリーだけ見られても、充分感動できるものだと思いますが、室町時代から再建作業にはいって、中国・ペルシャ・ベルギーなどから、タペストリーが贈られてきて、もちろん中国人はライオンを想像で描いていたんですが、人づてに聞いたお話で描くわけですから大変ですよね? 京風卵焼きも美味しいですが、しみだれ豚まんはこの時期の風物詩になりつつありますね。

ビオラさん
祇園祭の、宵々山から2日間配布される「うちわ」なんですが、これを奈良の友人達へのお土産にするんですよ。今回は鮎の山椒煮もあるんですけどね、みんな愛想でも喜んでくれますよ。四条河原町での辻回しは、一発で決める山鉾もあって、迫力もさることながら技術も素晴らしいですよ。流石のビオラさんでも、この時期の京都は超混雑なんで、避けたいお気持ちはあるでしょうね? 先頭の長刀鉾を率いる人は、四条河原町で八坂神社の神事なんで、神さまの方向に向かって暫くは深く頭を下げられますよ。応仁の乱で壊された山鉾などを、室町時代から再建作業にはいって、中国・ペルシャ・ベルギーなどから、タペストリーが贈られてきて装飾も華やかになって行ったって感じです。京風出汁巻きのお出汁は、味わうよりも香るんですよね。膳處漢ぽっちりは、ビオラさんにお薦めですよ。これらは全部ワシ目線ですので、人様によって感じ方は自由ですから、あくまでもワシの視点でご紹介したことをご理解されているので安心しました。

まさむらさん
京都には「祇園祭」を始め、時代祭り・葵祭りと京都三大祭りがあるんですが、皆さん祇園祭りしかご存じないのが残念ですね。応仁の乱で壊された山鉾などを、室町時代から再建作業にはいって、中国・ペルシャ・ベルギーなどから、タペストリーが贈られてきて装飾も華やかになって行ったって感じです。それが痛まずにそっくりそのまんまの姿で見られるのは素晴らしいことですよ。動物は徳川時代に、象・キリンなどが輸入されていますが、虎は朝鮮出兵のときに、それぞれの武将が退治したと伝わりますが、ライオンなどは日本国内では誰も見たことがなかったのも歴史が物語るって面白いですよね?


皆さんの応援を感謝します。
いつもありがとうです。(^_-)-☆
返信する

コメントを投稿

伝統行事」カテゴリの最新記事