世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトル戦で反則行為を繰り返し、日本ボクシングコミッション(JBC)から厳しい処分を受けた亀田大毅選手(協栄)と父親の亀田史郎氏、所属する協栄ジムの金平桂一郎会長が17日、一連の騒動に対して謝罪会見を開いた。亀田陣営が公の場で陳謝するのは初めて。
亀田陣営は同日夕、東京都内のJBCを訪れて陳謝。その後、行われた会見で頭を丸めて登場した大毅選手は始終うつむいたまま無言。トレーナーの史郎氏は「ご迷惑をかけて申し訳ありません」と述べたが、内藤大助選手=宮田=に対する明確な謝罪は最後までなかった。
1年間の出場停止という大毅選手への処分について、史郎氏は「仕方がない」。亀田家のボクシングスタイルについては「自分らのスタイルなんで」と変えるつもりがない考えを示した。また、反則を指示したのではとの問いに対しては「していません。ポイントを取られているから、悔いのないように戦えと(いうつもりで言った)」とあくまで強気だった。
タイトル戦での亀田陣営の行為について、JBCは15日に倫理委員会を開催。同委員会では大毅選手がチャンピオンの内藤選手を投げ飛ばして減点を受けた行為が故意の反則に該当するとして1年間の資格停止、史郎氏は試合開始直前に内藤選手とセコンドの宮田博行会長に恫喝(どうかつ)、威嚇したとして無期限のセコンド資格停止、セコンドについた元世界王者の兄、興毅選手も反則を促すような不適切な指示をしたとして厳重戒告、金平会長は監督責任を問われ、3カ月間のオーナーライセンス停止の処分を下していた。
今回の亀田陣営の謝罪について、JBCの安河内剛事務局長は「亀田側の陳謝したいという意向が漏れ伝わってきたから、こちらから『来てください』と求めた」と経緯を説明した。
前日、協栄・金平会長が暗に示した「謝罪or解雇」に、一応謝罪を選択した亀田家。
今夕、メディアや時間を限った謝罪会見を開いたが、これがもう見事の一言。これほどいやいや感満載って、どんだけ子供なんだ? と万民に認知させる立派な立派な会見だった。
いわば犯罪の張本人の謝罪が、まず裁判所や検事に向けられるってね。被害者への謝罪は息子の状態を出しに後日、それも「考える」って。
息子も息子で、平素の「俺様」モードはしょせん作り物です、本当は気の小さい男ですって下手な演技も噴飯もの。こんな大根ぶりじゃあ、ボクサーを廃業して俳優へって道はちょっと無理だな。
反則の指示に関して、開き直る場面だけは亀田家らしさが出ていた。そもそも息子に反則を惹起させた言動が親父の処分の原因なのに、それをしていないというなら、処分に異議を申し立てないとおかしいってことにまったく気がつかずに自己弁護するあたりが自己愛の塊・亀田父の面目躍如。
この会見でさらに世間に燃料を投下したことは間違いない。
今頃きっと、亀田父は金平会長に対して
「貴様が謝罪しろとぬかすから、いやいや謝罪したったのに、かえって叩かれてるやんけ!」
なんて噛み付いていたりしてね。
もっとも会長も、謝罪がイコール契約継続じゃないことを会見で言ってたけど。まだ当分面白い展開が期待できそうだね、この一家は。
亀田陣営は同日夕、東京都内のJBCを訪れて陳謝。その後、行われた会見で頭を丸めて登場した大毅選手は始終うつむいたまま無言。トレーナーの史郎氏は「ご迷惑をかけて申し訳ありません」と述べたが、内藤大助選手=宮田=に対する明確な謝罪は最後までなかった。
1年間の出場停止という大毅選手への処分について、史郎氏は「仕方がない」。亀田家のボクシングスタイルについては「自分らのスタイルなんで」と変えるつもりがない考えを示した。また、反則を指示したのではとの問いに対しては「していません。ポイントを取られているから、悔いのないように戦えと(いうつもりで言った)」とあくまで強気だった。
タイトル戦での亀田陣営の行為について、JBCは15日に倫理委員会を開催。同委員会では大毅選手がチャンピオンの内藤選手を投げ飛ばして減点を受けた行為が故意の反則に該当するとして1年間の資格停止、史郎氏は試合開始直前に内藤選手とセコンドの宮田博行会長に恫喝(どうかつ)、威嚇したとして無期限のセコンド資格停止、セコンドについた元世界王者の兄、興毅選手も反則を促すような不適切な指示をしたとして厳重戒告、金平会長は監督責任を問われ、3カ月間のオーナーライセンス停止の処分を下していた。
今回の亀田陣営の謝罪について、JBCの安河内剛事務局長は「亀田側の陳謝したいという意向が漏れ伝わってきたから、こちらから『来てください』と求めた」と経緯を説明した。
前日、協栄・金平会長が暗に示した「謝罪or解雇」に、一応謝罪を選択した亀田家。
今夕、メディアや時間を限った謝罪会見を開いたが、これがもう見事の一言。これほどいやいや感満載って、どんだけ子供なんだ? と万民に認知させる立派な立派な会見だった。
いわば犯罪の張本人の謝罪が、まず裁判所や検事に向けられるってね。被害者への謝罪は息子の状態を出しに後日、それも「考える」って。
息子も息子で、平素の「俺様」モードはしょせん作り物です、本当は気の小さい男ですって下手な演技も噴飯もの。こんな大根ぶりじゃあ、ボクサーを廃業して俳優へって道はちょっと無理だな。
反則の指示に関して、開き直る場面だけは亀田家らしさが出ていた。そもそも息子に反則を惹起させた言動が親父の処分の原因なのに、それをしていないというなら、処分に異議を申し立てないとおかしいってことにまったく気がつかずに自己弁護するあたりが自己愛の塊・亀田父の面目躍如。
この会見でさらに世間に燃料を投下したことは間違いない。
今頃きっと、亀田父は金平会長に対して
「貴様が謝罪しろとぬかすから、いやいや謝罪したったのに、かえって叩かれてるやんけ!」
なんて噛み付いていたりしてね。
もっとも会長も、謝罪がイコール契約継続じゃないことを会見で言ってたけど。まだ当分面白い展開が期待できそうだね、この一家は。