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スポーツヲタクの独り言

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亀田父と亀田2はVシネの任侠映画にも使えないと判明(笑)

2007年10月17日 20時55分15秒 | 格闘技
世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトル戦で反則行為を繰り返し、日本ボクシングコミッション(JBC)から厳しい処分を受けた亀田大毅選手(協栄)と父親の亀田史郎氏、所属する協栄ジムの金平桂一郎会長が17日、一連の騒動に対して謝罪会見を開いた。亀田陣営が公の場で陳謝するのは初めて。
 亀田陣営は同日夕、東京都内のJBCを訪れて陳謝。その後、行われた会見で頭を丸めて登場した大毅選手は始終うつむいたまま無言。トレーナーの史郎氏は「ご迷惑をかけて申し訳ありません」と述べたが、内藤大助選手=宮田=に対する明確な謝罪は最後までなかった。
 1年間の出場停止という大毅選手への処分について、史郎氏は「仕方がない」。亀田家のボクシングスタイルについては「自分らのスタイルなんで」と変えるつもりがない考えを示した。また、反則を指示したのではとの問いに対しては「していません。ポイントを取られているから、悔いのないように戦えと(いうつもりで言った)」とあくまで強気だった。
 タイトル戦での亀田陣営の行為について、JBCは15日に倫理委員会を開催。同委員会では大毅選手がチャンピオンの内藤選手を投げ飛ばして減点を受けた行為が故意の反則に該当するとして1年間の資格停止、史郎氏は試合開始直前に内藤選手とセコンドの宮田博行会長に恫喝(どうかつ)、威嚇したとして無期限のセコンド資格停止、セコンドについた元世界王者の兄、興毅選手も反則を促すような不適切な指示をしたとして厳重戒告、金平会長は監督責任を問われ、3カ月間のオーナーライセンス停止の処分を下していた。
 今回の亀田陣営の謝罪について、JBCの安河内剛事務局長は「亀田側の陳謝したいという意向が漏れ伝わってきたから、こちらから『来てください』と求めた」と経緯を説明した。


前日、協栄・金平会長が暗に示した「謝罪or解雇」に、一応謝罪を選択した亀田家。
今夕、メディアや時間を限った謝罪会見を開いたが、これがもう見事の一言。これほどいやいや感満載って、どんだけ子供なんだ? と万民に認知させる立派な立派な会見だった。
いわば犯罪の張本人の謝罪が、まず裁判所や検事に向けられるってね。被害者への謝罪は息子の状態を出しに後日、それも「考える」って。
息子も息子で、平素の「俺様」モードはしょせん作り物です、本当は気の小さい男ですって下手な演技も噴飯もの。こんな大根ぶりじゃあ、ボクサーを廃業して俳優へって道はちょっと無理だな。
反則の指示に関して、開き直る場面だけは亀田家らしさが出ていた。そもそも息子に反則を惹起させた言動が親父の処分の原因なのに、それをしていないというなら、処分に異議を申し立てないとおかしいってことにまったく気がつかずに自己弁護するあたりが自己愛の塊・亀田父の面目躍如。
この会見でさらに世間に燃料を投下したことは間違いない。
今頃きっと、亀田父は金平会長に対して
「貴様が謝罪しろとぬかすから、いやいや謝罪したったのに、かえって叩かれてるやんけ!」
なんて噛み付いていたりしてね。
もっとも会長も、謝罪がイコール契約継続じゃないことを会見で言ってたけど。まだ当分面白い展開が期待できそうだね、この一家は。

朝青龍問題と展開は似てきたけど、小物感だけが漂う亀田家の人々

2007年10月17日 14時12分13秒 | 格闘技
世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトル戦(11日)で挑戦者の亀田大毅(協栄)が反則行為を繰り返した問題で、無期限のセコンドライセンス停止となった父親の亀田史郎氏は日本ボクシングコミッション(JBC)の処分から一夜明けた16日、東京都内の自宅で「悪いことは悪い」と反則行為の非を認め、自身の処分について「仕方ない。わたしが邪魔であればいなくなってもいい。もうセコンドに付くのも、しんどい」と気落ちした表情で語った。問題が起きてから同氏が報道機関の取材に応じたのは初めて。
 史郎氏は「この先、正直どうなるか分からない。わたしは親として(子どもたちを)守らなければならない」などと揺れる心境を吐露。世論の厳しい批判にさらされた上に1年間のボクサーライセンス停止処分を受けた二男の亀田大には親として心を痛め、11日の試合後に帰宅してからの様子を「翌朝の4時までずっと泣いていた。あれからずっと悩んでいる」と明かした。
 亀田大が試合前に「負けたら切腹する」と発言したことに、史郎氏は「命を懸けてやるという意味で言ってしまった。大毅には『一日も早く前向きになってくれよ』と話している」と励ましている様子を語った。
 今後、亀田大と兄の亀田興毅(協栄)とも練習場所は協栄ジムに限られ、自宅にある専用ジムの使用を禁じられる。処分が解けない限り、史郎氏が指導に携わることもできない。厳しい現状に同氏は「いつもわたしはいいように考えてきた。今回のことでも、もっともっと家族のきずなが強くなったと思っている」と兄弟の再起へ向けて力を合わせていく意向を示した。


う~ん。この空気の読めなさっぷりはなんだろうか。一家の窮状を訴えるよりも親父が前に出て土下座の一つもして、全部ワシが悪かったと言えば、収束に向かうって言うのにね。
それにしても、悪さをして→処分を受けて→自宅篭城・ノイローゼ って流れは朝青龍問題とそっくりな流れ。そっくりな流れなら、何故悪しき前例に倣ってしまうのかも不思議だ。まともなブレーンがいないのか、思考回路が狂っているのか…。
この一連の流れを見て感じるのは、世間のイメージとは程遠い亀田家の小物っぷりだ。朝青龍が篭城してるときは大物政治家や大物馬主が入れ代わり立ち代わり訪れては、本人の様子や心情を語っていたではないか。それが亀田家の場合、御用記者に自身が語ることが精一杯。この落差はあまりにも大きい。
しかし、亀田父は自己愛の塊だよね。子供を守るといいながら、反則は息子の一存と公言したり…。この親子の関係はヤクザの兄貴と舎弟って感じだな。
今日夕方にJBCに謝罪しに行くと言うことだが、「殴りこみ」じゃなきゃいいけどね(笑)

ついに協栄にも見限られるか亀田家

2007年10月16日 23時15分01秒 | 格闘技
世界戦の反則行為で日本ボクシングコミッション(JBC)が亀田大毅(協栄)陣営を処分したことを受け、協栄ジムの金平桂一郎会長は16日、都内で会見し、一連の不祥事を陳謝。試合後、姿をみせない亀田一家について「早く公の場に出て謝罪しなければならない。おわびする部分が確実にある」とファンらへの責任を果たすよう求めた。
 金平会長は世界戦後、ロシアに出張していたが同日帰国。JBCを訪れ、安河内剛事務局長から処分内容の説明と、今後は亀田一家を指導、監督するよう要請された。
 会見の冒頭では「全国民、ファン、関係者のみなさま、申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げた。処分については「(亀田家は)言いたいことがあるようだが、甘んじて受け入れ再出発を図るほうが大毅、家族のためになる」との見解を示した。また、内藤陣営に出向いて謝罪する意思を示し、「亀田家もその必要がある」とした。
 東日本ボクシング協会からの要請もあり、ジムとは離れて独自に活動してきた一家を、今後は管理下に置かねばならない。「同一ジムでやってくれとの要請。守れないということなら、考えなければいけない」と契約の見直しもにおわせた。


何故ここまで亀田家に肩入れする必要があるのか協栄ジムと、常々思っていたが、さすがに今回の処分を受けて気が変わってきたようだ。
東京進出時から亀田家のいわゆる名義貸しについて一部でささやかれていた。あきべぇの亀田家入りは、「亀田ジム」が協栄ジムの出店であることをアピールする意味合いがあるのではと勘繰っていたが、あきべぇの離脱で完全な亀田家のプライベートジムと化していた。
所属ジム以外に練習場を持つことは違反ではないだろうが、亀田家の場合は公開スパーや記者会見以外は協栄ジムでの練習実績がないらしい。これでは脱法行為と断じられても仕方がなかろう。
協栄がリスクを冒してまで亀田家と契約していた理由は何だろうか。才能を見込んで、ということでもないだろうし、プロモーターとして金になるということでもないような気がする。
もともとTBSと結びつきが強い協栄がTBSから預けられた結果なのか、あるいはおっかない筋からの要望なのか。
ここに来てTBSが亀田家と距離を置こうとしているような報道姿勢が見えることからも、協栄としては亀田家と契約を継続する意味合いは薄くなっているだろう。
業界最大手のジム&プロモーターから三行半を突きつけられたら、これはJBCの処分よりはるかに重いペナルティとなるかもしれない。
この際、三男が「観光」に行ってるメキシコで一家揃って再起を目指すくらいしか選択肢はないかもね。

亀田家の処分決定! 結論:亀田1だけは「商品価値」ありと認める

2007年10月15日 19時38分58秒 | 格闘技
世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ(11日、東京・有明コロシアム)で挑戦者の亀田大毅選手(18)=協栄ジム=がチャンピオン、内藤大助選手(33)=宮田ジム=に反則を繰り返した問題で、日本ボクシングコミッション(JBC)は15日、倫理委員会を開き、所属する協栄ジムの金平桂一郎会長に3カ月のクラブオーナーライセンスの停止、亀田史郎氏にセコンドライセンス無期停止、亀田大毅選手にはボクサーライセンスの1年間停止との処分を決めた。セコンドについた兄・興毅選手には厳重戒告処分が下された。
 11日の試合では大毅選手は内藤選手に頭突きなどの反則を繰り返したうえ、最終12回には抱え上げて投げ飛ばすなどして計3点を減点された。また内藤陣営によると、大毅選手はグローブの親指部分で目を突く「サミング」や太ももを打つ反則「ローブロー」などを繰り返していた。
 また肉親がセコンドに就くことを禁じるWBCの規定に反し、亀田陣営は大毅選手の父、亀田史郎氏と長兄の興毅選手=協栄=がセコンド入りしたうえ、試合開始前のレフェリーチェックの際に史郎氏が内藤選手を威嚇する言動を行うなどしていた。


亀田家に厳罰が下った。見かけ上は予想以上に厳しい処分。JBCも世論の高まりにちゃんと応えないとごっちゃん協会と同じように見られると腹をくくったのだろう。
ハッキリ言って、亀田父の処分なんか、何の実効力もない。セコンドとしての技量なんてもともとないに等しいのだから。まともなアドバイスをするわけでもないし、カットマンでもない。単なる柄の悪い精神棒。亀田兄弟にとってはむしろプラスかもしれない。
亀田父はトレーナーライセンスを持っていたわけではないのに、亀田兄弟の専属トレーナーをしていた現状に変化はないわけで、ペナルティとしての意味合いはもっぱら「見せしめ」だけだ。
亀田2は1年間の試合停止。これはこの間にちゃんとしたトレーニングしろという親心だろう。あの世界戦を観たら、反則の技術じゃなく、まっとうなストレートの打ち方から勉強しろと言いたくもなるだろう。
そして亀田1の厳重戒告はJBCとしても商品価値はまだあると認めた結果だろう。ただ、今後のマッチメークは相当難しい。日本人相手では完全なアウェーだろうし、あやしげな外国人では非難が避けられない。

まあ、処分としては妥当なんだろうなぁ。けど、亀田家側から不服を申し立てたらどうなるのか。あるいはボクシングなんかやってられるかって、ほにゃららの世界にいったら…。もう一悶着ありそうな予感、だね。

内藤礼賛、亀田叩き。TBSも亀田はずしに動き始めたってこと?

2007年10月14日 21時16分47秒 | 格闘技
亀田斬りで一躍時の人となった王者・内藤に、CM出演のオファーが届いた。関係者によると「小売業の会社で、イメージキャラクターとしてCMに起用したいと言われた」と“国民的”ヒーローへの注目度は高まる一方。この日も「ブロードキャスター」(TBSテレビ)に生出演するなど4本のテレビ出演をこなし、大忙しだった。

14日午前放送のTBS系情報番組「サンデー・ジャポン」で、テリー伊藤氏は王者・内藤大助が反則を繰り返した挑戦者・亀田大毅を判定で破ったWBC世界戦について「実況も最低だった」とTBSの“亀田びいき”の実況を痛烈に批判した。
 王座を防衛した内藤大助選手を迎えて行われた同番組で、テリー氏は世界戦で反則を繰り返した亀田大毅のバッティングを「ああいうことをずっとやっているのが問題」と批判。返す刀で、バッティングで内藤選手が流血した場面で「このままだと亀田が(TKOで)勝ちますね」と実況したり、最終ラウンドの“投げ技”反則に「若さが出ました」とコメントしたと紹介し、「TBSは亀田を応援しているが、納得できない。TBSもぬるいよね。悪いことは悪いと言わないと」と、同局の姿勢を批判した。


いやいや、テレビ局ってのは変わり身が早い。ついこの間まで亀田亀田ともてはやしていたTBSまでが内藤礼賛、亀田叩きにシフトした。
もともとは亀田2が勝ったときに備えて亀田家に出演オファーを出していた番組が、内藤勝利でチャンピオンに切り替えた(亀田2が出られるわけもなく)こともあって内藤の露出が増えたのだろうが、一夜にして国民的ヒーローと化した感じだ。
TBS以外の局が内藤を持ち上げるのはわかる。ジムも特定の局とつながりがあるわけではないだろうから、チャンピオンに取り入って次戦の放映権確保に動くのだろうし、ライバル局たるTBSを叩きたいのかもしれない。
しかし、これまでいわば亀田家をここまでのビッグネームに育ててきたTBSの番組までもが亀田叩きにまわり始めた。あの1年前の疑惑の判定のときですら、持ち上げるだけ持ち上げてきた亀田家を叩くとは、おっかない話だ。
明日出るであろう処分で、亀田家の興行が一定期間うてなくなる可能性がでてきた。これを盾に放映を打ち切るような流れになったら、もう亀田家もおしまいだろう。日本で日本人を相手に試合をすればアウェー確定の状況だし、あやしげな外国人を招聘してももう誰も見向きもしないはずで、これを放送するのはかなりの勇気がいるのだろうから。
あとはバックにひかえてるかもしれないあやしげな人々のご威光が、どれほど強力かだ。協栄が亀田家と決別できない理由も、あちら方面との関係にあるような気がしてならない。だが、逆にあちら方面からの圧力が増すと、契約解除で地上波放送を失って消滅してしまったPRIDEのような結末もあり得るのではないか。
いやいや、テレビってのはおっかないなぁ。

亀田家の処分は不可避。処分内容で商品価値がわかるはず。

2007年10月13日 18時21分38秒 | 格闘技
日本ボクシングコミッション(JBC)は12日、WBC世界フライ級タイトルマッチ(11日)での亀田大毅(18=協栄)の度重なる反則行為について処分の検討に入った。東日本ボクシング協会などからの調査要求を受け、15日の東日本協会理事会での緊急討議を経て、ビデオを検証する。父史郎トレーナーと協栄ジム・金平桂一郎会長の監督責任、長男興毅(20)の反則指示疑惑も対象になる。早ければ同日中にも亀田親子3人にライセンス停止などの処分が出る可能性がある。一方で25日にパシフィコ横浜で予定されていた興毅のフライ級ノンタイトル戦の中止が決まった。
 お粗末な反則行為の代償は大きかった。世界戦から一夜明けたこの日、大毅の愚行への反響は想像以上に大きかった。141のジムが加盟する東日本ボクシング協会(大橋秀行会長)の会員から、大毅の反則行為やセコンドの言動に非難が続出。都内のJBC事務局も一日中、抗議の電話が鳴り響いた。試合直後は「処分はない」と話していたJBCの安河内事務局長も「しっかりと検証したい」と、処分を検討することを明言した。
 大毅の反則は減点3を受けた最終12回のレスリング行為がクローズアップされた。しかし、内藤陣営の主張では、序盤から悪質な反則行為が断続的に行われていたという。テレビ映像でも投げたり、太ももを殴ったりするシーンが映っていた。悪質な反則行為が証明された場合、「重大な処分が出る可能性がある」と安河内事務局長は話した。
 処分の対象は大毅だけではない。放送されたテレビには父史郎トレーナーが「玉、打ったらええねん」と内藤の股間(こかん)を狙うよう指示したとみられる声が拾われていた。11回開始前には興毅が「ひじでもいいから目に入れろ」と話す声も残っていた。東日本協会の大橋会長は「大毅の反則行為もだが、セコンドの言動の方が問題視されている」と話す。興毅、史郎氏ともに否定のコメントを出したが、亀田家の3人が処分される可能性が出てきた。
 過去に史郎氏はレフェリーへの猛抗議などでJBCから2度の厳重戒告処分を受けている。「再び問題を起こせば重い処分になる」とも通達されていた。「史郎氏には過去の処分を加味したものを出す」と安河内事務局長。さらに「金平会長、トレーナーの史郎氏には監督責任もある」と話した。
 安河内事務局長は15日に都内で行われる東日本協会の理事会に出席。協会サイドの意見を聴取し、同協会の大橋会長、日本プロボクシング協会の原田政彦会長らの話を聞いた上で、JBC事務局で倫理委員会を開き、世界戦のビデオを検証して正式な処分を決める。反則行為、反則指示行為があったと認定された場合、ライセンス停止などの厳罰が下される。
 くしくもこの日、25日に予定されていた興毅のフライ級ノンタイトル戦の中止が、唐突に協栄ジムから発表された。「対戦相手が決まらなかった」という理由だが、前日まで史郎トレーナーも試合への意欲を見せていただけに、今回の問題が影響した可能性が高い。ライセンス停止中は試合もできない。大毅の反則行為は、減点3だけでは済まなくなりそうだ。


どうやら重い処分は避けられない展開のようだ。これまで観客に飛び掛っても「厳重注意」で済んでいた亀田父を筆頭に、亀田1・2を含めて、ライセンスに係わる裁定が下ることになるだろう。
協栄ジムも昨日の段階でそれは予期していたようで、亀田1の次戦を延期とせずに中止したことでもそれがうかがい知れよう。
まあ、亀田父のセコンドライセンスが失効したとしても、亀田家にとっては大した問題ではなかろう。もともとセコンドとしてまともな仕事などできていないのだから痛くも痒くもないはずだ。事実、亀田2の世界戦でも、素人が聞いても首をかしげる指示を飛ばしている(反則指示ではない)。これでは戦う息子たちがかわいそうなくらいだ。ライセンス失効でまともなセコンドがついたほうがいい試合ができるかもしれない。
問題なのは亀田1・2のライセンスだ。亀田2については試合の直後なだけに、3ヶ月程度のライセンス停止には実効性がない。半年を越える処分ならかなり重いといえるだろう。もちろん、ファイトマネーの没収も相当痛いだろうが。
亀田1にも、3ヶ月以上のライセンス停止があるのかもしれない。これは試合を延期せずに中止したことで予測できる。
これまでJBCは亀田家の悪行に関して寛大だった。それは人気と金があったからだろう。今後も亀田家に「商品価値」があると判断すれば、処分は当然軽いものとなろう。逆に今回の一件で「価値なし」と断じられれば、重大な処分は避けれないはずだ。
協栄ジムにも、何かしらの処分があるかもしれない。そうなったとき、ジム所属の現役選手、何より世界チャンピオン坂田の今後に影響が出ないことを望む。たぶん、協栄所属というだけで興行的にもつらい状況だろうと推察できる。
この際は、協栄も亀田家と縁を切ったらどうか。たぶん、今の亀田家の面倒をみようとする国内ジムはなかろう。それに新しくジム開設をしようとしても認可されまい。
さてさて、処分内容を含めて、どんな展開になるのか。人の不幸は何とやらというが、こういうことを面白がっているってのは、悪趣味なんだろうなぁ。でも、事実面白いんだから仕方ないよね。
それにつけても、一番いい思いをした内藤チャンプ。このツキを次戦にも活かして欲しいものだ。

亀田家のみなさん、試合前の悪口雑言とは大違いなコメント発表。ライセンス剥奪だけはイヤなのね。

2007年10月12日 20時52分05秒 | 格闘技
11日の世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチで再三の反則行為をした亀田大毅(18)=協栄=に対し、日本ボクシングコミッション(JBC)は処分を検討することを決めた。15日にも倫理委員会を開き、本人への指導を含めた結論を出す。
 亀田大は11日の試合で頭突きなどの反則を繰り返し、十二回にはレスリング行為で計3点を減点された。JBCの安河内剛事務局長は「レスリング行為に対する処分は3点の減点を受けているが、試合全体を通して反則が多すぎる。実効性のある対応が必要」と話している。
 また、テレビにはセコンドから反則を指示するような声が拾われていたとの情報もあり、JBCはすでに調査を開始。試合から一夜明けた12日は朝からはJBCに対して、亀田大の反則に対する抗議電話がひっきりなしにかかっているという。


11日のWBC世界フライ級タイトルマッチ(東京・有明コロシアム)で王者の内藤大助に3-0の判定で敗れた亀田大毅が、協栄ボクシングを通じてコメントを発表した。
 コメント全文は以下の通り。

■亀田大毅のコメント(原文ママ)

 今回は完敗やった。それは素直に認める。初めての世界戦で課題も分かった。これからは精神面も鍛えていきたい。体と心をもっと鍛えてまた世界の舞台に立ちたい。応援してくれたファンのみんなにはぶさいくな試合をしてもうてほんまに悪いと思ってる。しばらくは休んで、そしてまたトレーニングを開始する。これからも応援よろしく頼んます。

■亀田史郎トレーナーのコメント全文(原文ママ)

 11日のタイトル戦での大毅の反則行為は、故意ではありません。大毅の若さ、精神的な未熟さが出た結果だと思います。セコンドについたトレーナーとして大毅の反則行為を止められなかった事は反省しております。ただこれも闘志の現れであって、結果として反則行為となってしまったことをご理解していただきたい。大毅本人も深く反省し、一から出直す覚悟ですので、今後ともよろしくお願いいたします。

■亀田興毅のコメント(原文ママ)

 11ラウンドの開始前の俺の発言が誤解されてるみたいやけど、あれは亀田家のボクシング用語で誤解されてるようなもんやない。あれはヒジを上げてしっかりガードして、目の位置を狙えいう意味。亀田スタイルの基本や。それに今のグローブはサミング出来へんように親指のところが縫いつけられてるから、サミングなんて出来るわけあらへん。俺が大毅に反則をさせるような事は絶対にあらへん。

■亀田興毅の試合延期について(原文ママ)

 10月25日に予定されていた亀田興毅ノンタイトル10回戦の対戦相手は、本日(12日)までに決定に至りませんでした。
 これまで複数の選手に絞り込み、各選手にオファーを出しましたが、合意に達せず作業が難航しておりました。
 試合日まで2週間を切ってしまい、このままでは各方面の準備が整わないことが懸念され、やむを得ず、中止の運びとなりましたことをご報告申し上げます。
 関係者の方々には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどお願い申し上げます。
 次戦につきましては今のところ未定となりますが、決まり次第あらためて発表させていただきます。

 尚、お買い求めのお客様には大変ご迷惑をお掛けしますが、チケットの払い戻しは、10/15(月)~11/1(木)にお買い求め頂いた各プレイガイドで払い戻しの手続きをさせて頂きます。


ヒールとして力強く生きていく根性はなかったようですね、亀田家は。
思い出されるのはヌルヌル騒動。ネットで火がついて、無期限出場停止にまで発展した前例を見て、亀田家も不本意ながら面白味のかけらもないコメント発表に踏み切らざるを得なかったんでしょうね。
しかし、もう少し日常の亀田家の発言に即した文体で書くべきじゃないですかね、ゴーストライターさんも。これじゃあまりに代筆しました感満載で興ざめってもんです。
まあ、一応公式のメッセージと亀田家が認定した文章でしょうから、これをもとに話を進めてみましょうかね。
亀田父・1・2に共通するのは、決して相手を褒めたりたたえたりはしないこと。戦前「ゴキブリ」とけなしていた相手に「完敗」したのであれば、自分たちのボクシングがゴキブリ未満確定。うそでも相手を持ち上げておけば、自分たちはそれほど弱くないってことになると思うんだけど、そういう配慮より、とにかく敵は絶対に褒めないというのが彼らのスタンスなんでしょうね。
亀田父の「反則は故意ではない」発言。減点対象となった投げ技はボクシングのお稽古で身につく代物じゃないのは誰でもわかること。それが自然に出ちゃうボクサーって一体日常的にどんなトレーニングをしてきたんでしょうかね。もちろん、減点対象以外の反則も同様で、トレーニングの賜物じゃないかというくらい巧妙に出してたわけですから、あれが故意じゃなく出せるのは、やっぱり相当鍛えこんでた「技」ってことなんでしょうね。
そして亀田1の反則指示に関する「亀田家の用語」発言。これはもう言ったという事実からは逃れられないと覚悟を決めて、強引な理屈で逃げ切りを狙ってます。うそでも別の言葉を発したと言っておいた方がよかったような気もしますが。
とにもかくにも、処分を受けないため、あるいは処分軽減のために、素早くコメントを発表したわけだけど、あまり効果があると思われないぁ。もしこれで何の処分もなされないと、日本人との対戦は今回が完全に最後になっちゃうんじゃないかな。自分の大事な選手をルール無用のリングに乗せる物好きはいないでしょうからね。
で、現実的に亀田1の次戦が中止。このタイミングで相手が決まってなかったのがもともとおかしいんだけど、今回の試合の反響を見て、さすがのTBSも腰が引けたのかもしれません。
いっそ亀田1はタイに渡って、ポンサクレックとやってみたらいいのにね。あちらも国王の誕生祭で立派な試合をしたいだろうし、ちょうどいい塩梅の対戦相手って感じじゃないのかな。
まあ、15日の倫理委員会の結論が楽しみだなぁ。現実的なのは亀田父のセコンドライセンス停止と、亀田2の何ヶ月間かの出場停止くらいだろうけどね。

「敗者」無きWBCフライ級タイトルマッチ。内藤を筆頭にみんながハッピーだったんじゃない?

2007年10月12日 13時11分34秒 | 格闘技
11日(木)に行われたプロボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ内藤大助×亀田大毅がTBSで放送され、番組平均世帯視聴率が第1部(18:55~)14.9%、19時43分からの第2部では、28.0%だったことがビデオリサーチの調べでわかった。(関東地区)
 今回のタイトルマッチの前日に行われた「調印式」では、亀田家お得意の舌戦で、内藤を挑発。亀田選手の印象を聞かれた内藤選手が「特にないです」と答えたところ、「国民の期待に応えたれよ」と興毅選手が口を挟む場面もあった。
 「負けたら切腹」と公言したことも話題となり、試合前から注目度を煽る亀田節も奏功したのか、タイトルマッチ生中継は、番組平均世帯視聴率で28.0%を記録した(第2部)。
 なお、興毅選手は、試合後半では相手を抱えて投げるなどのボクシングとは思えない行動が散見され、大差で判定負け。亀田家が本当に狙っていたのは視聴率なのでは? といった声も飛び交いそうだが、これも昨年8月に行われた長男興毅の世界タイトル戦の42.4%には及ばない。今後のコメントが注目される。


試合の結果はわかりきっていた。万人の興味は亀田家初黒星の瞬間だったはずだ。その意味では予定通りの結末で驚きはない。ただ、よっぽどKO負けは避けたかったんだろう。前傾姿勢でガードを固め、顔面だけは打たれまいという姿勢に終始。この姿勢からまっすぐのパンチは出ないし、当然腰も入らない。勝機を削ってでも自分のスタイルを貫いた気持ちの強さだけは一人前だったかもしれない。
技術論や反則うんぬんは他の方に譲るとして、結局この試合はみんながハッピーだったという意味で大成功だったとも言えまいか。
苦労や貧乏が売り物の地味なチャンピオンだった内藤はこれで一躍有名人。初防衛としては破格のギャラだったろうし、何よりこんな「かませ犬」で初防衛だ。多少戦前に何かを言われていたとしても瑣末な問題だったろう。亀田家と試合が組めなければタイで1位相手に試合をしなければいけなかったことを思えば、こんなハッピーな防衛戦は他にありえないだろう。
亀田家にとってもヒールとしての地位を確実なものにした意味でハッピーだ。この試合であっさりと負けていては、直近の亀田1が行う無意味な「世界前哨戦」なんて誰も興味を持たなくなる。反則でも何でも、とにかく亀田家に対する興味をつないだわけだから殊勲といえば殊勲だろう。間違いなく増殖した「アンチ亀田」。興行にとって一番怖いことは人々が興味をなくすこと。その意味で、この試合の意義は大きかったはずだ。
そして放送したTBSもハッピーだ。高視聴率を稼げたし、風向きがあやしくなれば亀田家と決別する口実も得た。それに結果として内藤というスターを獲得したとも言える。チャンピオン内藤の次戦、前チャンピオン・ポンサクレックとの試合を日本に誘致するにはテレビ局のバックアップは不可欠。TBSが内藤に恩を売るチャンスも得たわけだ。
さらに協栄ジムもハッピーだろう。亀田家との決別カードを握ったわけだから。
日本中を色んな意味で熱狂に巻き込んだこのタイトルマッチ。スポーツ新聞もこのネタ1面できっと売れただろうし、本当にみんなハッピーじゃないだろうか。

少し真面目に思うことは、亀田父が亀田2をぶつけたことは、案外冷静な判断だったのかも、ということだ。亀田2があまりにマイペースで変則なため、内藤とまったくかみ合わなかった。内藤お得意のフェイントにもほとんどひっかからないのは、あの高いガードから相手をろくに見てなかったからだろう。
亀田1では、内藤の技術に付き合ってしまう可能性が高く、そうなると勝てる可能性もないわけではないが、逆にいいパンチをもらってしまう可能性もずっと高まる。打たれ弱いとの評判の亀田1のほうが危険という判断が働いたのではないだろうか。
まあ、亀田家には時間だけはたっぷりある。まっとうなトレーナーについて一から出直すとか、前後の階級で弱いチャンピオンが発生するまで待つとか、返上されて空位になったベルトを「買う」とか…。

ま、これをきっかけにもう少しボクシング人気が出てくれたら、それこそみんながハッピーじゃないのかな。

内藤対亀田2いよいよゴング。でも最大の敵ってギャル曽根だったりして…

2007年10月11日 14時14分18秒 | 格闘技
内藤-大毅戦は試合前日から警備面で異例の厳戒態勢が敷かれる。対戦決定前から舌戦を繰り広げている両陣営の接触を防ぎ、混乱を回避するため、日本ボクシングコミッション(JBC)は10日の調印式、計量から係員を通常の世界戦の倍の10人に倍増させる。係員は頭部に無線インカムを付けて、移動時に2人が接近しないようにする。
 計量時も2人の間には鉄さくを設け、完全分離することで乱闘を防ぐ。昨年8月の興毅―ランダエタ戦では、ランダエタからおしゃぶりを手渡された興毅が激怒し、乱闘寸前になった。JBCの安河内事務局長は「過酷な減量もあり、選手の気持ちは不安定になっている」と過剰ともいえる警備の狙いを説明した。
 試合当日は主催の協栄ジムとテレビ中継局のTBSで会場に約200人の警備員を配置する。昨年9月の大毅のプロ6戦目の試合後、亀田ファンとアンチ亀田ファンがリングサイドで殴り合う騒動が起きた。同様の事態を防ぐためにも通常よりも約1・5倍の警備員が動員される。
 所轄の警察官も普段の倍以上の人数が配置される予定。通常は暴力団追放が目的だが、今回は警備にも目を光らせる。内藤―大毅の注目は一戦は、異様な緊迫ムードの中で、11日、決戦のゴングが鳴らされる。


ボクシングファン注目のWBCフライ級タイトルマッチ、内藤対亀田2。舌戦やら亀田1の広報やらで盛り上げに必死だったが、結局全席種完売に至らず当日を迎えたようだ。
有明クラスを満員にできないほど、人気面での凋落が著しい亀田家。もともと豊富な資金をバックにあやしげな外国人ボクサーを倒してここまで来たことを思えば、ゲートマネーが細るのは痛いはず。もちろんそれ以上に痛いのは、続々と離脱していったパーソナルスポンサー。今日のリングを観ればよりわかるだろうが、マットにそしてトランクスにスポンサーロゴがどれほどあるのか。
そして最後の砦が視聴率ということになる。これが及第点以下に落ち込めば、もはや好き放題はできなくなる。先行きに不安を感じた亀田家が日本人チャンピオンとの試合を組んだのも、この一戦を起爆剤にしたいがためだろう。
チャンピオン・内藤にとっても千載一遇の大チャンス。タイトルを取ったはいいが、オプションは前チャンピオンサイドに2試合もあった。これを買い取る資金的裏付けは対戦相手が亀田家だったから。敵地タイでの2連戦、それも1位と前チャンプとの2連戦だ。それからすれば日本でそれも亀田2とできるなんて、夢のような話ではないか。内藤サイドが興行の一切を協栄に譲ってでも実現したかったのは当然と言える。
だが、この試合、最大の敵は他の民放番組だ。もはや亀田家では視聴率も見込めないとなれば、莫大な放映権料を背景に札びらで横っ面をはたくようなマッチメークは望めない。深夜に放送する並みのボクサーとなったとき、そのあやしい実力で乗り切れるかは甚だ疑問だ。
今日の7時9時の間には、「TVチャンピオン2 元祖! デカ盛り王決戦」(テレビ東京系)がある。テレビ東京が地道に育て、成長を遂げた超強力コンテンツ「元祖! 大食い選手権」からの刺客・ギャル曽根やジャイアント白田も登場する。先日の同番組は20%近い高視聴率をマーク。特にギャル曽根敗退のシーンは30%に迫る脅威の瞬間最高を記録している。
宇宙一だの切腹だのと、大ぼらを吹いていても、観客動員、視聴率とも低調に終われば、亀田家も滅亡ということになりかねない。
そう考えると、一番いい思いをするのは、常識的に考えれば、「かませ犬」といっていいような挑戦者をホームで迎え撃つ内藤ってことになるかなぁ。これが亀田家最後の日本人対決かもしれないしね…。
あ、そうそう。ゴメス・チェンバレンも強敵かもよ(笑)

亀田兄弟の真の師匠は横山たかし・ひろしだった!(笑)

2007年10月10日 23時18分11秒 | 格闘技
世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ(11日、東京・有明コロシアム)で対戦するチャンピオンの内藤大助(宮田)と同級14位の亀田大毅(協栄)が10日、東京都内で調印した。引き続き行われた計量では両者ともリミットの50.8キロでパスした。
 ジャージー姿の内藤に対し、亀田大は金髪に金色の上着と派手ないでたち。王者は「いい試合をして勝ちにこだわる。亀田が負ける姿を見たい人はたくさんいる。国民の期待に応えたい」と語った。席上、亀田兄弟の長兄、亀田興毅(協栄)が「国民の期待に応えろよ」と横やりを入れる場面にも、「何を怒ってるの?」と受け流し、計量後に相手の印象を問われると「兄弟も、お父さんも来ていて家族愛を感じた。(失礼な態度にも)頭にこなかった」と王者の余裕を見せていた。
 一方の亀田大は「負けたら切腹する。服装を見て、どっちがチャンピオンだと思うか」と挑発。王者との写真撮影も拒否して足早に引き揚げた。


今どき金のジャケットってセンスはすごい。お笑いさんでも着ないだろうに。
大ぼらを吹きまくったり、金のジャケット着たりと、これはもうお手本はあの人たちしかいない。横山たかし・ひろし師匠だ。
ほら吹き漫才でお馴染みのたかし・ひろし師匠。「宇宙一のパンチ」とか「負けたら切腹」とか、まさにおぼっちゃまのほらそのもの。笑って差し上げないと失礼と言うものだ。
これで明日の試合、負けたときには赤いハンカチを咥えて、「あぁ~、マジになるな内藤」とか言いながら泣きまねでもしたらもう完璧だ。
しかし、ああいう格好や言動がカッコいいと本気で信じているのだろうか? 滑稽だとはまったく感じないのだろうか? 強いとか弱いとか、そんなこと以前の疑問だ。もう少しマシなブレーンがいないと、本当にこの試合の結果で全てが終わってしまうんじゃないか?
何ともかわいそうな兄弟だなぁ… 

がんばれ亀田! チケット売れ残ってるぞ。もっと盛り上げろ!

2007年10月08日 19時46分44秒 | 格闘技
ボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦(10月11日・有明コロシアム)、バッシング大歓迎や!“浪速の闘拳”亀田興毅(20)=協栄=が7日、世界初挑戦の大毅に対してのバッシングに受けて立つ構えを見せた。世間の対戦予想が大きく内藤勝利に傾くなか、大毅の王座奪取を確信する興毅は「もっとメチャクチャ言ったらええ」と、あえてアンチ亀田を扇動。強烈な逆風を力に変える亀田家ならではの戦法で、大毅を後押しした。
 決して強がりではない。興毅は淡々と、かつ言葉に力を込めて言った。「みんな内藤が勝つ言うてるやろ。俺は大毅が120%勝つと思ってる。言いたいヤツはもっと言えばええ。後で恥かくのは自分らやしな。大毅も負ける言われるほうが燃える言うとるよ」と不敵な笑みを浮かべた。
 昨年8月2日、世界王座を獲得した興毅は判定に関して世間から猛烈なバッシングを受けた。バッシングが続くなか、興毅はひたすら耐えた。そして12月のランダエタ(ベネズエラ)とのリマッチで完勝。逆風をパワーに変えた。これが亀田流だ。大毅も怒りを爆発させる時を今、静かに待っている。
 兄としての怒りもある。大毅の実力があまりにも過小評価されていることが、興毅には納得出来ない。ただ大毅がベルトを手にするまでは“口撃”はしない。「11日の試合が終われば何もかもが分かる。そん時になって大毅が負ける言うてたヤツはほえ面かくなよ。試合が終わったらなんぼでも言うたるわ」と語気を強めた。
 大毅の世界初挑戦を成功させるために興毅自ら“広報”となる。この日はTBSテレビ系の「サンデー・ジャポン」に生出演し大毅の世界戦をアピール。9日には同じくTBSの「はなまるマーケット」、試合前日で計量が行われる10日は「みのもんたの朝ズバッ!」に生出演し、宣伝活動を行いながら、大毅は試合に集中させる。
 「今の大毅はごっついで。誰も寄せ付けないオーラを出してる。目はもう悪魔の目や。デビルマンやで。俺も大毅に近づけないくらいの殺気や。内藤なんて話にならへんよ」と大毅の並々ならぬ意気込みに興毅は勝利を確信していた。


タイトルマッチまであと3日。
その割にはまだ全券種販売中で、ネットオークションなどで安売りチケットが出回る始末。亀田の人気も衰えたものである。
そこで亀田1が広報担当で登場。必死の宣伝である。
しかし、「試合が終わったらなんぼでも言うたるわ」とは、思い切った発言だ。
これまでもチャンピオンをゴキブリだのレベルが低いだの、さんざんこき下ろしてきたくせに、「試合が終わったら」って自分たちの発言は省みない図々しさ。その上、もし負けたらそれでもまぐれだのインチキだのとほざくつもりなのだろうか?
試合のプロモーションとして、ビッグマウスで取り上げられるのはけっこうなことだ。地味なまま取り上げられもせずにタイトルマッチのチャンスも掴めない選手より心がけとしては立派だと思う。だが、自らの発言との矛盾には注意する必要はあるだろう。
もともと実力と大口のギャップで反感を買っていることをもう少し理解するべきだ。まずは実力を示すことが先決という状況なのだから。
しかし、もっと大事なことは、亀田2がちゃんと減量して前日計量に来るかと言うことだ。これまでただの1度もフライ級リミットで試合をしたことがない亀田2。あ、そうか。敗戦後の言い訳は「減量に失敗」ってことで確定か(笑)

PRIDE消滅! 結局、榊原社長が上手に売り抜けたってこと?

2007年10月05日 21時32分54秒 | 格闘技
PRIDEが事実上、消滅した。主催するPRIDE FCワールドワイドの日本人社員全20人が4日、解雇された。東京・表参道の事務所で会議が行われ、電話を通じてジェイミー・ポラック社長から一方的に解雇通告された。直後に立ち会った代理人の指示で、荷物をまとめて慌ただしく事務所を追い出された。これで同社社員は米国滞在中の社長1人だけ。旗揚げ10周年目前で閉幕を迎えた。
 午前10時から始まった会議は、10分足らずで終了。PRIDE FCワールドワイドの日本人社員20人はポラック社長からの電話で「今日をもって解散する」と通告された。労働基準法により、正式には1カ月後の11月4日付の退社となるが、今後は出社しないよう命じられた。同社長の代理で日本人と米国人が1人ずつ立ち会う中、30分後には立ち退かされた。
 解雇説明もなく「質問はメールで受け付ける」とだけ伝えられた。「仕事ができないから解雇、というなら分かるけど理由もなくては…」と怒りを押し殺す社員。社員たちは隣のビルにあるハッスルの事務所に移動。旧DSE体制では同じ会社だったとはいえ、会社支給の携帯電話やパソコンは回収された。公式サイトでファンへの報告もできない。急きょ携帯電話を購入し、関係各所に連絡するなど社員は対応に追われた。
 3月27日に米国UFCオーナーのフェティータ氏への、PRIDEの全権譲渡が発表された。「共存」を目指し、UFCとの対抗戦も計画していたが、日本での地上波テレビ放送が難航。ノゲイラやシウバら大物選手だけが抜き取られた。そして11日の旗揚げ10周年記念日を前に、スタッフが誰もいなくなった。
 名刺をつくることすら禁じられ、社長が大会開催に動いた形跡もなし。別の社員は「仮に同じ看板で大会を行っても、作り手が違うから、もはやPRIDEではない」と話した。ショッキングな解雇通告が、栄華を誇ったPRIDEの、10年間の歴史に幕を閉じた。


地上波放送がなくなって窮地に立たされたPRIDEが、存続をかけて身売りしたはずだったのに、結局何の興行もないままに解散だって。
結果だけ見れば、UFCに選手を供出しただけってことで、はなっからPRIDE再開なんて考えてもいなかったんだろうなぁ。
そもそも身売りの発端はPRIDEとほにゃらら団との交際が取り沙汰されたこと。つまり榊原社長の身から出た錆だ。それを思えば、上手いことPRIDEを売り抜けたという見方もできる。UFCは一流選手が欲しい、榊原社長は傷ついたPRIDEを高値で売り抜けたい、と利害が一致したってことだろう。
しかし、この間ファンに対してずいぶんと期待を持たせる話も出ていたけど、それも全てブラフだったってことか。
PRIDEが地上波から消えて、K-1やらHERO`sにファンが流れるかとも思っていたけど、実際はマーケットが縮小傾向。視聴率も下がっている。
このまま、日本での格闘技はマイナー一直線なのかなぁ。

無謀な挑戦は相澤惨敗。なるほどこの階級から亀田2が逃げ出すわけだ

2007年09月25日 13時59分34秒 | 格闘技
ボクシングWBA世界Sフライ級タイトルマッチ12回戦(24日、東京・後楽園ホール)、世界初挑戦の相沢国之(28)=三迫=が王者アレクサンデル・ムニョス(28)=ベネズエラ=に0-3の大差判定で敗れた。王者の強打の前にペースを握れず、9回には左フックでダウンを喫した。2人のジャッジがフルマークをつけ、最大14ポイント差がつく大敗だった。日本のジムに所属する現役世界王者は6人のまま。初防衛に成功したムニョスは元王者時代を含めると通算4度目の防衛で、戦績を33戦31勝(27KO)2敗とした。来年には川嶋勝重(32)=大橋=と2度目の防衛戦を予定している。
 顔面傷だらけの敗者は、首をうなだれてつぶやいた。「自分が情けない。すべて情けない。効いたパンチはなかったけど、自分のふがいなさがいっぱい出た」。判定まで持ち込んだものの、最大14ポイント差のつく完敗。技術、体力、気迫、戦うために必要なすべてにおいて王者が上回っていた。
 一方的な展開だった。防御一辺倒の相沢は、再三ムニョスの強打を顔面に受けた。3回にはムニョスのパンチで左目上をカット。その後もムニョスのフック、アッパーと多彩なパンチを受け続けた。唯一の見せ場は最終12回。この日初めて王者に向かっていき、パンチを打ち込んだ。
 リングサイドで観戦したジムの大先輩である元世界Sウエルター級王者・輪島功一氏は「皆さんの見ての通り。相沢は大きなパンチがほしかった。今日はヒット・アンド・アウエーではなく、アウエー・アウエー・アウエーだった。練習では根性。試合では勇気。その勇気がなかったよ」と精神的な弱さを敗因に挙げた。
 世界初挑戦は力を出せぬまま消化不良に終わった。今後に関して「しばらく休んでから考える」と話した相沢は、すぐに前言を打ち消し「やれるなら、もう一度ムニョスとやりたい。やっぱりベルトは欲しいですから」と再起を宣言。世界の頂点を目指し、新たなスタートを切る。


もう見事なまでの完敗。ほぼ何もさせてもらえないまま、何とか12ラウンドを逃げ回ったようなもの。ジャッジ2人がフルマークの大差負け。無謀な挑戦をする勇気はあっても、打ち合う勇気はなかったようだ。
国内のアマ王者の看板も、所詮は「井の中の蛙」といったところか。アマチュアの戦績をひけらかすには、せめてオリンピック出場以上でないと大した役には立たないのだろう。
こういう試合を観ると、亀田2がもっともらしい言い訳をして1階級下げたのも頷ける。WBA、WBCどっちのチャンピオン相手でもボッコボコにされそうだ。
しかし、軽量級の世界チャンピオンにとって日本はよっぽど美味しいんだろう。次もまた日本人を相手にするようだ。アウェーもぜんぜん気にならないのだろう。もうこんないい狩場は他に存在しないのかもしれない。
そう考えれば、内藤があのポンサクレックに勝ったのはやっぱり快挙以外の何物でもなかろう。どんなにバカにされようが、亀田2とのタイトルマッチにこだわったのもアウェーで1位とやるより100万倍も防衛の可能性が高いからだ。
話を相澤に戻すが、勝ち負けは運もある。だが、一応テレビ放映が、それも深夜じゃなくあったのだからもう少しマシな試合をして欲しいものだ。逆にチャンピオンのお国では、また日本人のかませ犬とやってるよ、なんて評判が立ったりしないのだろうか?(笑) 思えば徳山は偉大だったってことね。復帰したら、勝ち負けになりそうな気がするもんね。

なりふりかまわない集客作戦か。亀田家の凋落はもう止まらない?

2007年09月23日 22時54分37秒 | 格闘技
内藤、見に来いや! 10月11日に世界初挑戦するプロボクシング亀田兄弟の二男、大毅(18)=協栄=が、特設リングで前代未聞の屋外一般公開スパーリングを行うことが21日、発表された。23日午後4時30分から東京・お台場のパレットタウンプラザで無料開催する。WBC世界フライ級王者・内藤大助(33)=宮田=も会場への出撃を決意。決戦の地・有明コロシアムの目と鼻の先で、因縁の両者が“前哨戦激突”する。
 亀田家が、思い切った行動に出た。衆人環視の中で大毅のスパーリング。場所は目の前に巨大観覧車の回る東京・お台場だ。家族連れの一般客のあふれる夕方のショッピングモールで、堂々と手の内を披露する。
 “亀田家のドン”史郎さん(42)は、10日の大阪での公開スパーリングを最後に、世界戦直前の公式行事まで公の場に姿を見せない方針だった。内藤も練習を公開せず、情報戦に突入していた。そこで亀田家は王者に対し心理的な圧力をかける作戦に出たのだ。 決戦の地の目と鼻の先に屋外特設リングを用意。料金も無料にした。ドンは「ええ、無料ですから。金のないチャンピオンも来れますやろ。ゴキブリみたいにコソコソせんと来なさいな。リングサイド最前列の席を空けておくから、ビデオカメラを持ってらっしゃいませ。亀田との世界戦が、どれだけプレッシャーのかかる試合になるか参考にせいよ!」と挑発するように来場を求めた。
 関係者によると、内藤は公開スパー偵察を希望しているという。口の達者な一家の前に堂々と現れれば、“口撃”されることは必至。王者の来場を熱望する大毅もいやが応にも気合が入る。若き挑戦者は「内藤、見に来いや! 何なら、試合前にやってもええぞ」と挑発した。
 一般に無料公開するスパーリングが前代未聞なら、試合自体も記録ずくめのビッグマッチだ。両者のファイトマネー総額は、日本人同士の世界戦では、1994年12月のWBCバンタム級王座統一戦(正規・薬師寺保栄―暫定・辰吉丈一郎)の3億4000万円に次ぐ史上2位の約3億円とされる。大毅が勝てば、昨夏の長男・興毅(20)のWBA世界ライトフライ級奪取に続き、兄弟世界王者は国内初。さらに国内史上最年少の18歳9か月5日での世界奪取記録更新もかかる。早くも“前哨戦”の予感。お台場が血の海と化す!?


ボクシングの人気回復に一役などという殊勝な心がけならこういうスパーリングも評価できるが、これが亀田家のイベントとなると評価が変わる。
亀田家は、テレビで得た人気を金に換え、その金の力で楽な対戦相手を買い、ランキングやタイトルマッチまでも買うやり口でここまで来た。軽量級では破格の資金力をバックにいわばベルトも金で買ったわけだが、亀田1の「疑惑」の決定戦以降、人気は下降線。人気が落ちれば最大の武器「金」が細る。そうなれば美味しいマッチメークも困難になり、楽な相手とばかりやっていられなくなるというのが現状だろう。
そこで大博打に打って出た。禁を破って初の日本人、初の現役チャンピオンとの対戦である。これで人気が回復しないようでは、今後の対戦相手選びやランキングにも支障が出ることは必至。もはやなりふりかまっていられないだろう。
タイトルマッチも約半月後に迫った現在、チケット販売は芳しくないらしい。内藤陣営の受け持ち分は完売らしいから亀田2の人気は推して知るべしだ。人気の絶頂期なら、有明程度はあっという間に完売となったに違いない。
だからこんなスパーリングの開催となったのだろう。懸命のアピール。もはや痛々しさを禁じえない。時価総額を頼りに、次々と企業を飲み込んで大きくなることでしか評価されない虚業。そんな趣だ。
今、亀田家に残された道はその大口に見合った絶対の強さを見せ付けることだけだ。本番の試合でチャンピオン内藤をボコボコにしない限り、失地回復など望めないだろう。
ま、思うに、亀田3がデビューの頃には、人の口の端にも登らない「あの人は今」的な状況になっているような気がしてならないが。フライ級とそれより上の階級でおいそれとチャンピオンになれそうな状況にないもんなぁ。やっぱりWBFのチャンピオン狙うしか道がないんじゃない?

高山に続いて長谷川も真正ジムに移籍? やっぱりバックには大手ジムの影、かな

2007年09月19日 23時12分35秒 | 格闘技
長谷川が前代未聞の電撃移籍―。プロボクシングWBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(26)が、国内の現役世界王者として初めてジムを移籍することになった。これまで在籍した千里馬神戸ジムの千里馬啓徳会長(49)が会見し、長谷川が望む移籍を認めるため、18日付で所属から外したと明らかにした。移籍先は個人トレーナーの山下正人氏(45)が神戸市内に新設を申請中の「真正ジム」で、来月早々にも認可され次第、「真正・長谷川」が誕生する。
 長谷川本人が不在の会見で、千里馬会長が淡々と口火を切った。「当ジム所属の長谷川穂積が千里馬ジムを離れ、きょうフリーになったことを報告します」18日午前、ジムを訪れた長谷川が、陣営と移籍届に署名、押印し、日本ボクシングコミッション(JBC)関西事務局にも報告をしたという。
 移籍先に関しては「長谷川サイドの問題」とした千里馬会長だが、真正ジムへの移籍が確定的。同会長によると、かねてから「真正ジムができれば、そちらで練習したい」と希望していた長谷川に対して、一度は申し出を却下したが、「その時点で(移籍容認を)ジムとして考えた」という。さらに「大きなジムなら引退させたと思う。でも、ボクも選手だったので、選手の望みをかなえてあげたい」と長谷川の立場に立ち、苦渋の決断に踏み切ったことを強調した。
 だが、昨年末に千里馬神戸陣営が山下トレーナーを解雇。それを機に、「山下さんとは一心同体」と常々話す長谷川と、ジム側の感情的な亀裂は埋められないところまで広がっていたことも事実。千里馬神戸ジムは、真正ジムの西日本ボクシング協会への加盟に終始反対してきた。山下氏の立ち入りを拒まれ、トレーナーとの練習機会を奪われた長谷川は、同時期から選手生命をかけて、千里馬神戸ジムでの練習をボイコットしていた。
 長谷川は「後日、話をします」とだけ話し、20日にもJBC関西事務局で会見する意向。山下トレーナーも「ジム加盟が承認されている立場ではないので、何とも申し上げられません」と話すにとどめたが、いずれにせよ、王者の望む環境が整うことになった。


動向が注目されていた長谷川穂積。何と移籍金も発生しないフリーエージェント宣言だ。
前WBA世界ミニマム級暫定王者・高山勝成も経営難のグリーンツダジムからこの新設予定の真正ジムに移籍が濃厚らしい。真正ジムは船出から現役チャンピオンと前チャンピオンを擁する強力な布陣となる。
本来、選手の移籍は容易ではない。それがチャンピオンやその経験者となればなおさらで、今回の事態は尋常ではない。
で、ついつい考えてしまうのは、裏で大手ジムが糸を引いていることだ。選手の独立もジムの新設も、阻止しようとすれば難しいことではないだろう。それが順調とまでは言わないが、着実に進んでいるわけだから、大きな力が働いていると疑りたくもなる。
長谷川の希望がアメリカ進出となれば、それができる国内のジム、プロモーターは推して知るべしだ。海外進出の手駒として、長谷川は実力的にも充分。両者の思惑は完全に一致しているだろう。
ボクシングの世界は、とりあえず亀田中心に回っているように見えて、その裏でもっとグローバルな動きがあるようだ。確かに亀田の上げ底な人気で動くお金など世界的に見れば大きいわけではない。長谷川の今後は要チェックだ。