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スポーツヲタクの独り言

目指せ毎日アップ。ひねくれものの独白、ぜひ見てね!

ふがいない大関陣

2004年11月19日 23時47分48秒 | 相撲
番付とはいったい何なのか。大関といえば一角の地位だったはずだが、この体たらくはどうしたことなのか。
昔から大関の地位に長くとどまっていては横綱が遠かったものだが(いい力士ほど、大関を素早く駆け抜けていったものだが)、4大関もいて、1人引退、1人休場・陥落確定、1人は2勝4敗…。
今は「注射」が減って、「互助会」のように星の操作をするクンロク(9勝6敗)大関がいなくなった。その結果陥落が増えている気がするが、土俵の浄化という意味では仕方のないことなのだろうか?
若・貴の台頭あたりから、「無気力相撲」が減って、いわゆるガチンコが増えたのは間違いないが、その結果相撲人気の凋落は著しい。あの「ウルフ」といわれた横綱などは「注射」で固めた名横綱だったが、それでも希代の人気力士だった。脇役陣も個性的で相撲に華があったものだ。
今はただ半端にでかい力士の芸のないぶつかり合いがメインで、その間隙を突いた動ける横綱が隆盛を誇っているが悲しいかな相撲に「格」がない(かなりマシにはなってきているが)。
相撲はスポーツではなく、歌舞伎などと同じような「興行」だと私は思っている。単に強い弱いだけでなく、力士としての「格」や「特技」をもっと前面に出して欲しいものだ。
大関には大関にふさわしい「格」ってのがあるはずなんだけどなぁ…。

この際、魁皇は横綱昇進しちゃダメ

2004年11月14日 01時53分18秒 | 相撲
ご当地九州場所で4度目の横綱挑戦となる魁皇。
すでに幕内優勝5回。実力は疑いようもないのだが、心臓に難があるのか巡り合わせが悪いのか、昇進がかかった場所はことごとく負け越し(休場)。大関在位期間も4年を越え、年齢も32になっている。横綱になる最後のチャンスかもしれない。
しかし、横綱になったところで、強いようでもどん詰まり。ちょっとでもふがいない状態が続けば、年齢的にも引退に追い込まれることは間違いない。
今場所は悪いことに2大関がカド番。一人は明らかに力の衰えた武双山。もう一人はケガで完全に出遅れている栃東。後半のカド番大関の星勘定によっては、魁皇が負けなきゃいけないはめになるのかもしれない。
大相撲はスポーツの要素より、興行の要素がはるかに強い。番付もあまり不細工(一人横綱)にしておけない事情もあるだろうが、今の大関陣ではよってたかっても朝青龍に勝てそうにないのだから、無理に横綱に引き上げるのもどうかという気がする。
小錦は横綱昇進しなかったおかげで、長く現役生活をおくることができた。魁皇はすでに親方株を入手済みなのだから、ここからは太く短くって考え方もあるだろうが、日本人の有望な若手が大関に昇進するまでは番付上位でがんばってもらいたいものだ。
このままではそう遠からず幕内上位は外国人力士で埋め尽くされる。まだまだ魁皇の力は必要だ。そのためにも大関で長く活躍してもらったほうがいいように思うのだが…。

大人気ないなぁ、貴乃花親方

2004年09月23日 17時01分14秒 | 相撲
何でも場所中でありながら、貴乃花親方(元横綱貴乃花)と千田川親方(元関脇安芸乃島)が公の場(審判部室)で衆人環視の中、大喧嘩したらしい。
二人の確執はずいぶん前から一般の知るところとなっている。一応貴乃花部屋付きの親方である千田川親方だが、師匠から部屋への出入りが禁止されてるらしい(貴乃花部屋のHPには千田川親方の名前はない)。千田川親方側も師匠に無断で部屋ゆかりの藤島から千田川へ名跡変更してみたり、もう到底修復不能の関係だ。
平成の名横綱として、一時代を築いた貴乃花と、名脇役として人気のあった安芸乃島。兄弟弟子として二子山部屋(旧藤島部屋)の隆盛を支えた二人に、単に指導方針の違いといった表向きの理由とは別にどんないさかいがあったのだろうか。
年の若い貴乃花が、今後部屋運営にどんな手腕を発揮するのかは周りを固める親方衆の協力あってのことではないのだろうか。父親である二子山親方は病気がちで部屋運営の情熱も体力も残ってはいまい。
名横綱の名声で、弟子集めが有利に運ぶはずなのに、部屋には弟子20人以下で関取は0。こんなネガティブな話題ばかりが先行すると、ますます部屋は衰えていくことだろう。
今さら千田川親方との関係がどうなるものでもなし、気持ちよく移籍を認めてやったらいいじゃないか。それでなくとも大相撲全体にいい話題が少ないのだから、つまらないことでメディアを騒がせないで欲しいものだ。

来年から、部屋を持つことのできる親方の規定が変わるそうだ。横綱、大関経験者と幕内在位60場所以上というのが条件らしい。
大相撲は大昔から全てを力士が取り仕切ってきた。プロ野球のように、親会社からの出向者が球団を運営するようなことはない。当事者の全てが大相撲経験者で固められている。その点で言えば大相撲への愛情は疑いようはない。しかし、現状を見る限り選手育成のプロ、興行のプロが角界には必要だろう。
野球で言うところの、「名選手、必ずしも名監督にあらず」を地でいく貴乃花親方の今後はいったいどうなるのだろうか。

大相撲の番付に思うこと

2004年08月30日 22時15分07秒 | 相撲
9月場所の番付が発表になった。一人横綱に、クンロク大関と上位陣に変わりばえはしないが、目をもう少し下位に転じれば、そこには外国人力士がてんこ盛りだ。
これでも1部屋1人の自主規制が守られての結果である。学士力士の隆盛と合わせて、番付が何やら不自然に見える。
外国人を排斥しろとか、学生相撲に大きな顔をさせるななんて言う気はさらさらないのだが、長く相撲を観ているものとしては一抹の寂しさを禁じえない。
これは力士育成という部分で相撲部屋が機能しなくなってきていることを表しているのではないだろうか? すでに基礎が完成している学生相撲出身者や、他の格闘技で基盤がある外国人が出世の階段を駆け上がる。昨今の相撲の不人気といい、大相撲経験者が管理運営していく大相撲全体に外部からその道のプロを迎え入れる必要があるのではないだろうか?