過労死防止基本法制定を求める署名にご協力ください!

大切な人を働きすぎから守るための法律をつくるために署名を呼び掛けています。

森岡孝二さん(過労死防止基本法制定実行委員会 委員長)の新刊『就職とは何か』を紹介します。

2011-12-29 03:10:38 | 書籍紹介
2011年11月18日に発刊された森岡孝二さんの『就職とは何か―<まともな働き方>の条件』(岩波新書)を紹介します。

本書では、大学生の就職活動の現状を豊富な統計データで示しつつ、新入社員に今どんな働き方が求められているのか論じています。

中でも印象的なのは、「社会人基礎力養成講座」の話です。

もし明日の企画会議までに企画を10個出せと言われたら、帰宅が午後11時になるほどの残業にもかかわらず、明日までに最低20個を目標に出来るだけ多く考えるのが正解だと言うのです。

この自発的に高い目的を設定して頑張る主体性というのは、経済産業省が2006年から言っている「社会人基礎力」の中の一つです。

著者が皮肉で「社会人基礎力とは残業実行力のことか」というように、そこには働く人の健康への配慮すらも見られません。

また就職活動の中で<まともな働き方>の感覚が失われていき、過労死・過労自殺につながっていくことも示唆されており、終章の「<まともな働き方>を実現するために」では過労死防止基本法のことにも触れています。

<まともな働き方>へのまともな感覚を失わないように、本書を読んで働く人の権利について学んでみてはいかがでしょうか。






***「過労死防止基本法」制定実行委員会が求めていること***********************

  「過労死」が国際語「karoshi]となってから20年以上が過ぎました。
  しかし、過労死はなくなるどころか、過労死・過労自殺(自死)寸前となりながらも
  働き続けざるを得ない人々が大勢います。

  厳しい企業間競争と世界的な不景気の中、「過労死・過労自殺」をなくすためには、
  個人や家族、個別企業の努力では限界があります。
  そこで、私たちは、下記のような内容の過労死をなくすための法律(過労死防止基本法)の
  制定を求める運動に取り組むことにしました。

  1 過労死はあってはならないことを、国が宣言すること
  2 過労死をなくすための、国・自治体・事業主の責務を明確にすること
  3 国は、過労死に関する調査・研究を行うとともに、総合的な対策を行うこと

署名へのご協力のお願い
私たちは「過労死防止基本法」の法制化を目指して、「100万人署名」に取り組んでいます。
署名用紙≫(ココをクリックお願いします)をダウンロードしていただき、必要事項をご記入いただいた上で、東京事務所もしくは大阪事務所まで郵送をお願いしたいと思います。

まずは過労死のことや過労死防止基本法を多くの人に知っていただきたいので、ツイッターでつぶやくなどして広めてもらえると助かります。記事の一番下についているボタンからも気軽にツイートできますので、ぜひともご協力お願い致します!
 

連絡先】 ストップ!過労死 過労死防止基本法制定実行委員会準備会
HP:http://www.stopkaroshi.net/
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