並以下の能力を向上させるために無駄な時間を使ってはならない。
強みに集中して取り組むべきである。無能を並の水準にするには
一流を超一流にするよりもはるかに多くのエネルギーを必要とす
る。
しかるに、あまりに多くの人たち、組織、そして学校の先生たち
が、無能を並にすることに懸命になっている。
資源にしても時間にしても、有能な者をスターにするために使わ
なければならない。P.F.ドラッカー 「ドラッカー経営論」
皆が行くから、と深く考えずに大手塾に通ってみたり、暗記の天才でもないのに学校の全教科の得点を最大にしようと他のことを全て削って「勉強」に集中してみたり、「あなたのここが弱みです」という模試の結果シートを見て本気で悩んでみたり..
カウンセリング的には、人の資質を決定する主なファクターは「才能」「性格」「知識」『技術」であり、そのバランスが大切です。
「才能」「性格」は先天的な要素やごく幼少期に決定されるものが多いので、後天的に獲得するとすれば「知識」「技術」ということになります。
その際、自分の先天的「才能」ではなさそうと明らかにわかる分野の「知識」を大量に得て「技術」を磨こうと時間とお金を使うことで、果たしてどの程度の見返りがあるか、に留意する必要があります。
よくリカードの「比較優位の法則」が引き合いに出されますが(それが妥当かどうかは別として)、自分の強みをまず把握して、そこに集中し、社会という市場で自分を最大限にいかすこと、他人とはwin-winの関係を保つこと。これは教育にも当てはまります。ただし、強みに集中するのには相当な根気と地味な努力が要ります。
全て「他人」と結果を比較するとものごとはうまくいかないものです。が、他人との「差違」に注目するのは効果的です。
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