気ままな太太日記@広州

2012年2月、夫の転勤で中国へ。
広州で暮らす気ままな主婦の生活記録です。

中国ベビー髪型の謎

2013年07月05日 | 日記
今日、玲ちゃんのお茶屋さん(珠江新城店)の前を通ったら、
出産を終えて戻ってきた店長さんがいらっしゃいました。

「お茶飲んでって~」とおっしゃってくれたので、頂くことに。


生後40日ほどのベビーちゃんはお店の中で大人しくしていました。



まだ首も据わってない新生児です。
でも生まれたときも4000g近かったようで、結構大きかったです。


中国のベビちゃんは、男女問わず髪の毛を剃る習慣があります。
理由は、赤ちゃんのときに剃るとあとからもっといい髪の毛が生えてくるから。らしいです。


でも最近では女の子は剃らないこともあるとか。

そして剃っている子も、何故か前頭部は残したままの逆カッパみたいな髪型をしている子が多いのです。


こんな感じ。



なんでそこだけ残すのか聞いてみましたところ、「そこはまだ柔らかいから」というお返事でした。


私はそれを聞いてびっくり!
実は私、中国人のセンスでこれがおしゃれだと思ってやっているのだと勝手に思っていました。

でもちゃんと理にかなっていたのですね!

確かに赤ちゃんは細い産道を通って産まれてくる為に、
頭蓋骨が固まっておらず、それが自在に変形しながら上手いこと生まれてくるのです。
(ちなみに、その3つの骨が合わさったところが”百会”というツボです。笑)

なので、新生児の前頭部は押すとぺこぺこします。

そこにはなるべく刺激を与えず、頭蓋骨がくっついて硬くなるのを待たなければいけません。

それは前から知っていたのだけれど、まさかそういう理由でその部分の髪の毛が残されていたとは。
やっぱり中国人の古くからの慣習は侮れないなと改めて思うのでした。

日本にも本当は多くの先人の知恵があるはずなのに、随分軽視されてしまっているように思います。

中国人はそういった古くからの教えを今も尚守っているところに私は敬意を抱きました。


ただの変な逆カッパ頭だと思っていて本当にすみませんでした…。^^;