弁慶の野鳥日記

主に野鳥撮影ですが、時々風景や花も。画像エリア超過のため野鳥日記から弁慶の野鳥日記に引越ました。引き続きご支援下さい。

ツバメ日記2015,7,7(巣立ち)。

2015-07-07 14:34:38 | 日記
 7月7日(火) 七夕  曇り時々雨

 雨は上がっていて霧の濃い朝を迎える。
 
 ツバメは孵化してからの日数を数えて約20日、そろそろ雛が巣立ちの時期だ。
 朝5時に巣を覗いてみるとまだ4羽揃っていて巣の中は窮屈そうだった。
 ところが6時半ごろ同居人からの通報で「3羽めが飛び立ったよ」と言うので、すわ一大事。
 カメラを持って巣の見えるところに行ってみると、まだ1羽は平然としていて飛び立つ気配がない。
 やっぱりまた心配の1羽が残ってしまったか。

 朝食後に付近の電線などを探して見ると、雛が2羽寄り添ってお互いに支え合って落下しないようにつかまっている様子や、ご近所のお宅のフェンスに必死でつかまっている子、車にしがみついている子、危険な低いところに降りていて親からたしなめられる子など様々で、危なくて見ていられない。
 上空は親戚の従兄弟・従姉妹やらが飛び交って近所迷惑なほどやかましかった。

               (今回は写真枚数が多いので拡大画面は止めました。)



 前日の様子、羽ばたき練習をしている子も。(7月6日)

 




 夕方は4羽揃って、粒も揃っているようだ。(7月6日)






 ところが今朝いきなり3羽が飛び立った。2羽で互いに支え合っている。






 お隣のフェンスにしがみついて鳴いている。






 残っている1羽に飛び立ちを促す親鳥。






 それでも、まだ飛び経てないで「ピーピー」と鳴いている1羽。心なしか声が小さい。






 低いところに降りてしまって危険だ。






 親がたしなめている。






 「また飛ぶのー」と反抗する。






 一旦巣に戻った。まだ飛べない子はやっぱり比べると小さく見える。






 車のフロントピラーに止まっていた子も。小さくて見えない?







 だんだんよじ登って行く。






 遂に上まで上がった。






 そこで「ピーピー」鳴いている。






 勿論人間が近づいても飛ばない、猫が来たら危険だ。





 こうして冒険をしながらも、一度巣に帰ってみたりしながらまた飛んで行く。
 今夜はみんなまた一旦帰ってくるのかな?
 帰る時もあるし帰らないときもある。

 書きたく無かったが、この後悲しい事が起きた。
 つまり無事に飛び立って行ったのは3羽にとどまった。
 
 ツバメについて雑誌「BIRDER」の2014年4月号の記事で、
 [ツバメは雌雄で協力して巣を作り、仲良く子育てをするツバメだが、実は「浮気者」で同じ巣の中に父親が違う子ツバメがいることがある。複数の夫を持つ妻は、夫のツバメを格付けし、その子への給餌を差別すると言う、恐るべき行動をとることがあると言う・・・・・・・。]

 「ツバメの謎」と言う本で今年発行されたらしいので読んでみたいと思っているが、動物や野鳥の生体も判れば分かるほどがっかりすることもあるので、読まない方がいい場合もあるかも。
 しかしこれによって人間には分からない世界もあると言う事で、あきらめもつく。



                         撮影機材   Panasonic DMC-FZ150



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2 コメント

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そうなんですか! (実習生)
2015-07-07 19:05:39
ツバメの習性ってそんなことがあるんですか!
これも自然(ツバメの世界)の法則なのかな?
何か利点もあるのかも知れませんね。
いろいろ調べて、弁慶さんは勉強家ですね。

ツバメの雛は飛び方が下手なのかな? 
巣立ちしてまた巣に戻る、というのも初めて知りました。
シジュウカラの雛は巣立ちしたら、結構飛ぶのは上手です。
そして巣箱には戻ってきませんしね。
もっとも飛び方比べではツバメとシジュウカラは比べられませんよね。
一日中、すいすいと飛び回っているツバメはすごいです。
「特急つばめ号」なんていうものね。 「鈍行シジュウカラ号」では比べ物になりません。

我が家のコウちゃんは今日も10回ばかり巣箱にやってきました。
難なんでしょうね? 巣箱の中を覗いてみたいです。
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メスが浮気者なんて許せません。 (弁慶)
2015-07-07 21:23:09
 実習生さんコメントありがとうございます。
 ツバメの習性は判りませんが、メスが浮気ものだなんて許せませんね。
 ミソサザイはオスが浮気者だから許せるけど・・・・・。
 あれっ、これって女性から見たらやっぱり反対かな。
 とにかく鳥の世界も色々あるらしいです。
 まあ、面白そうなので北村亘先生の「ツバメの謎」と言う本(1500円を買って読んでみたいと思っています。
 ツバメは大人になると早いけど、幼鳥は飛び方がもどかしいですね。

 そうですかコウちゃんは好奇心が強いんですかね。
 でも好奇心だけじゃ1日10回も巣を覗くことはしないでしょう。
 子育てしてるんでしょうね、きっと。
 でも我が家の山のシジュウカラも雛がいなかったこともありますから判りませんね。
 
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