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経営の本棚 「小倉昌男 経営学」 小倉昌男

2017年02月12日 | 経営の本棚

第212回記事(2014年10月6日(月)配信)・・・・毎週月曜日配信予定

それは9年前の2005年のある日でした。
新聞の片隅にある小さな記事を目ざとく見つけ、たいへん残念な気持ちになりました。
その記事は、ヤマト運輸の元社長の小倉昌男さんが亡くなられたとの記事でした。
享年80歳。(日本ではなく)アメリカで。
小倉さんは、宅急便の関係で名前をご存知の方が多いと思います。しかし、
私には、福祉の関係、特に作業所の工賃アップの活動をされていることでよく知っていました。
そして、静かにご冥福をお祈りした記憶があります。

記事を書くために、この本を何度も読み返しました。
そして、「名著」であるとの思いを新たにしました。
それは、事業をするにあたり、特に新たな事業である宅急便事業を起こすにあたり、
どれだけ「論理的に考え」られて実行されたかが詳しく書かれているいる点です。
とにかくその1点だけを強調しておきます。

(正直多くの良い点を書きたいです。
しかし、多くのことを書くと、この「論理的に考える」という点がぼやけてしまいますので。
この点だけにしました。
名著です。一読されることをお勧めします。)

Photo

井上 直久

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経営の本棚 小さな会社の生きる道。 中川淳

2017年01月29日 | 経営の本棚

第206回記事(2014年8月25日(月)配信)・・・・・(毎週月曜日配信予定)

この「経営の本棚」のカテゴリーの紹介本は、著者が経営者で出版からかなりの年数が経過しているものを中心に選択しています。

その基準からすると、出版が2012年10月とかなり新しいのですが、
タイトルから受ける衝撃性と、
著者の中川さんをテレビで2回見させていただいき、かなり実績を積まれているようなので、
選びました。また、ブランドをつくる考え方は参考になると思います。

本のタイトル:
 老舗を再生させた13代がどうしても伝えたい 小さな会社の生きる道。
 というのが正式な本のタイトルとなるようです。

著者:
 著者名記載欄には単に 中川淳 と記載されているのではなく
 中川政七商店 十三代 中川淳
 と記載されていることが多いです。そのため、
 中川政七商店と著者の経歴について簡単に紹介しておきます。
  中川政七商店:奈良市で主に麻問屋をやっておられた。
   シェアはかなり高かったようですが、麻の需要減退で経営的に苦しくなる。
   その後、「遊 中川」などの小売業に進出されています。
  経歴:富士通を経て、中川政七商店に入社。現在社長。
   自社の経営を改善された。
   (その経緯は、「奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり。」に詳しい)
   その後、「日本の伝統工芸を元気にする!」というビジョンでコンサル活動を実施。

目次:
 第1部と第2部に分かれていて、第1部は今までのコンサル5社が時系列で書かれている。
 第2部が事例から導きだされる、これからの生きる術が書かれている。
 基本的には「ものを売る」という考えではなく、「ブランドをつくる」という考えで統一されており、
 ぜひこの「ブランドをつくる」というとこをお読みいただき、理解されたらと考えて、
 今回掲載しています。

 第1部
  5つのケースにみる小さな会社の生きる道
  (豊岡市の鞄製造メーカのバックワークスさんが第2章に載っています。)
 第2部
  ものづくりの会社に必要な考え方
  (経営、ブランディング、ものづくり、コミュニケーションの4編に整理して説明。約60p。)
  (特に、244pからの「イメージコラージュ」は私には大変参考になりました。お勧めです。)

写真:
 9_2

出版社:阪急コミニュケーションズ

初版:2012年

定価:1500円+税

(井上 直久)

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経営の本棚 / 「無印良品は仕組みが9割」 松井忠三

2017年01月22日 | 経営の本棚

第197回記事(2014年6月16日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定

井上三郎右衛門@晴耕雨読です。

いよいよブラジルワールドカップが開幕しました。
日本チームには頑張ってほしいですね。
そして、ちょうど今、コートジボアール戦で本田選手が1点入れたところです。
私もこれから頑張って記事を書いていこうとしています。

はじめに
今回紹介する本は、良品計画会長の松井忠三さんが書かれた、
「無印良品は仕組みが9割」です。
本の出版は2013年度と比較的新しいのですが、2000年ごろからの良品計画(無印良品の会社名)の苦境をどのようにして脱出されたかが書かれています。
方法は、「仕組み」をつくることによってですが、その多くの割合の部分は「MUJIGRAM」というマニュアルをつくることです。その自社のノウハウともいえるマニュアルが一部公開されていますが、わざわざ公開してまでこの本を書かれたのは、
一つ目が「日本の経済を元気にしたい」、
二つ目が「「仕組みを大切にする考え方」は働くうえで大いに役に立つ」、
と考えられたからです。

Photo

データ
 
1400円(税別)
 角川書店
 221p

内容
 本のタイトルを私の理解した範囲でもう少し噛み砕いてみると、
 「無駄な努力をやめさせて、会社などの成果に繋がる仕組みをつくることが大切」
 という内容でしょうか。

 ”はじめに”の2pに次のような記載があります。経済状況が厳しい中で、努力に努力を重ねているビジネス・パースンがたくさんいます。しかし、そのような「努力」が、正しく「成果」に結びついていないケースが多いように感じています。私も同じように感じています。

 その状態からどうしたら脱出できるのか。それが仕組みつくりです。

 仕組みをつくればどのような好循環のサイクルが回るのかは109pに、仕組みをつくるメリットは75pにまとめられています。この部分だけでも読んで理解されるのが良いのではと思います。
 また、仕組みをつくることで実行力を大幅に上げることも非常に大切だと書かれていると理解しました。

 私は、マニュアルをつくることで業績を回復できるのか?仕組みをつくるだけで会社が良い方向に向かうのだろうか?といった疑問を持っていましたが、読んで納得できる内容でした。そのことは、最近の良品計画さんの業績の好調さ(売り上げが2013年度は2000臆を初めて上回った)からも納得できる内容でした。

 会社の中に仕組みをつくっていきましょ。

目次
 (章のサブタイトルがポイントをよく表しています。そのため、わざわざサブタイトルまで記載しました。サブタイトルの意味をよく理解いただければと思います。)
 はじめに 努力を成果に直結させる
 序章   なぜ無印良品には”2000ページのマニュアル”があるのか
       ――「標準」なければ「改善」なし
 1章   売上げとモチベーションが「V字回復する」仕組み
       ――「人を変える」のではなく「仕組みをつくる」
 2章   決まったことを、決まったとおり、キチンとやる
       ――「経験」と「感」を排除せよ
 3章   会社を強くするための「シンプルで、簡単なこと」
       ――「他者」と「他社」から学ぶ
 4章   この仕組みで、「生産性が3倍にできる」
       ――「むくわれない努力」をなくす方法
 5章   自分の仕事を「仕組み化する力」をつくろう
       ――「基本」があれば「応用」ができる

<三>

追記
2014年6月22日(日)のがっちりマンデーに松井会長が出演されていました。
本を読んだ後でさらにTVでの説明を見たので、たいへんよく理解できました。

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経営の本棚 「無形の力」 野村克也

2017年01月15日 | 経営の本棚

第190回記事(2014年4月21日(月)配信)・・・・・・毎週月曜日配信予定

井上直久@晴耕雨読です。

最近、野球のイチロー選手が日米通算3018試合の日本人最多出場記録更新の記事が新聞に出ていましたので、思い出した本があります。

野村克也著 「無形の力」 (日本経済新聞社)

Photo(本体1500円+税。2006年初版。)

著者はみなさんよくご存知のプロ野球チームの元監督の野村さんです。
(ちなみに、破られる前の記録の保持者は野村さんであり、
野村さんは、兵庫県豊岡市の隣の、京都府京丹後市の出身です。)

大企業に対して、中小企業は弱者です。
人がいない、物がない、金がない。
しかし、こらからも生き残っていかないといけない。
その為にはどうするのか?

弱者なら「弱者の戦略」で生き残っていくようにする。
たとえば、壁にぶち当たった時に、智恵を出すようにする。
智恵をまとめると、無形の力になる。
(別の言葉では、「知的資産経営」ということになります。)
これが一つの大きな方向性であり、結論でしょう。
この本は著者が、プロ野球界で壁にぶち当たったときに絞ってきた智恵がまとめられており、「弱者の戦略」について書かれています。
経営書とは異なりますが、経験に基づいた話であり、格言などの大変に含蓄に富んだ言葉が多数入っており、
一読をお薦めしたい本です。

タイトルの「無形の力」に関して、本の帯とはじめにの部分の文章を一部使用し、私の言葉と組み合わせ、再度、本の内容の概略を以下で紹介します。

「無形の力」は弱者の戦略の基礎・原点である。
野球では、パワーやスピードといった目に見える力だけではなく、さまざまな力がある。
「情報収集力」「分析力」「観察力」「記憶力」「判断力」「決断力」・・・・・・・・。
勝つためには、こうした目には見えない「無形の力」を存分に発揮することが重要なのだ。
強者が身体能力を生かしてくるなら、弱者は頭脳で勝負する。
目に見えない力、つまり「無形の力」をフル活用してこそ勝機(商機)が見出せる。
壁にぶち当たったとき、強者に挑むとき、私はいつも知恵を絞ってきた。
「目に見えない力」=「無形の力」が人生(会社)を変える。


PS
著者の別の本に「エースの品格 一流と二流の違いとは」(小学館)という本があり、
この本にも「無形の力」という記載が多数出てきます。
また、「組織はリーダの力量以上には伸びない」(69p)との言葉は経営者の方には大変参考になるのではと思います。

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経営の本棚 絶対にゆるまないネジ 若林克彦

2017年01月08日 | 経営の本棚

第184回記事(2014年3月2日(月)配信)(毎週月曜配信予定)

<はじめに>
●今回は、大阪府東大阪市にある「ハードロック工業」株式会社の代表取締役社長をされている「若林克彦」さんの書かれた「絶対にゆるまないネジ」という本をご紹介します。

<内容>
●若林社長は、「東大阪のエジソン」とも言われており、ネジに関する特許・実用新案を取得されて、差別化できそうもない「ネジ」で世界一の商品を生み出し、事業を行っておられます。しかし、アイデアがいくら良くっても、それを実用化するレベルまで高めることも大切ですし、コスト低減も大切ですし、売れるようにすることも大切です。それらの困難をひとつひとつ克服されて現在のハードロック工業があります。2012年6月期の売り上げは約12億5千万円とのことです。

●この本のポイントは、サブタイトルである~小さな会社が「世界一」になる方法~
からもわかるように、中小企業の生き残りを考えた場合の一つの方法として、技術的アイデアをベースに、どのように成長し、オンリーワンとなって生き残っていくべきなのかを指し示してくれる本です。下請けからの脱出を考えておられる方などに有効な本ではと思います。

<データ>
 表紙:Photo
 著者:若林克彦
 出版社:中経出版
 ページ数:223p
 出版年:2011年

<独り言>
▲「日刊工業新聞」(インターネット版)の「元気印中小企業」コーナに、2014年2月21日付けで「ハードロック工業」さんの紹介記事が掲載されています。本のあらすじはこちらの記事とほぼ同じです。参考にしてください。
▼私もかつては技術者で、特許・実用新案を60~70件くらい書いた覚えがあります。しかし、事業に繋がらなかった。事業に繋がらなかった・事業にならなかった理由を当時は他責で考えていましたが、この本を読むと自責にしないといけないと思います。
◆自社の売り上げが上がらない理由を、景気が悪いといった他責には簡単に出来ますが、自責で考えることで、突破口が見えてくるはずです。嘆いてみても何も始まらない。

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経営の本棚 チーズはどこへ消えたのか? スペンサージョンソン

2017年01月01日 | 経営の本棚

第180回記事(2014年2月3日(月)発行)(毎週月曜発行予定)

●まずはじめに、
ビジネス寓話というものをご存知でしょうか。比喩によってビジネス・経営に馴れ染めの深い出来事を書き、それによって諭すようにした物語のことです。ビジネス・経営の現場が別の場に置き換わり、必ず擬人化が行われます。
今回はそのビジネス寓話に関するものです。
●あらすじは、
あるところに2匹のねずみと2人の小人が住んでいて、日々を生き延びるために、巨大な迷路の中で毎日チーズを探し回る生活をしています。ある時、大量のチーズを見つけ、チーズを探し回らないでもよい夢のような生活が続きました。しかし、ある日突然チーズが消えてしまいます。その消えてしまったという変化に対して2匹と2人がそれぞれ個性的な対応をします。
●ポイントは、
知性の高い人間を擬人化した小人は、ネジミに比較し知性が高いはずなのですが、チーズ(=ビジネスや人生における成功や幸せ)が消えるという事実(=変化)を受け入れられず、夢のような過去にこだわり続け、チーズの無い現状にしがみついてしまいます。
同様のことはビジネスの世界でもありますよね、過去の成功体験が企業の衰退の原因であったといった例です。
●そこから導かれる結論は、
社会や市場の変化は必ず起こるものであり、変化を探知・予期し、変化にすばやく対応し、自分自身が変わることが大切ということです。

かつて日本でもベストセラーになった本です。

〇ページ数は94ですので、あっという間に読めてしまいます。扶桑社。838円+税。2000年出版。
〇原題はWho Moved My Cheese?
〇写真
Photo

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経営の本棚 イヤならやめろ! 堀場雅夫

2016年12月25日 | 経営の本棚

第173回記事(2013年12月9日(月)発行)
         (次回12月16日(月)発行予定)

 「イヤならやめろ!」という衝撃的なタイトルにはとにかくビックリしてしまいます。しかし、これは本を売るために付けられタイトルと認識され、言葉足らずの部分を補うと、
 会社の中で「おもしろおかしく」仕事をするようにいかに努力しても会社の仕事が「おもしろおかしく」ならない時は、その会社と決別すべき時だ
ということです。ですので、大切なことは仕事を「おもしろおかしく」するように変えることです。この考えは著者の考え方そのものであり、著者が会長(当時)をされている堀場製作所の社是にもなっています。また、本のサブタイトルは、「社員と会社の新しい関係」となっています。

 著者の堀場雅夫さんは、戦後すぐ現在の堀場製作所の元となる堀場無線研究所を創業され、紆余曲折を経て分析機器で有名な現在の堀場製作所をつくられました。堀場製作所は、研究開発型ベンチャーのモデルともいえる企業です。現在でもベンチャー企業の支援等で活躍されており、最近TVでもお見かけしました。

 そんな著者の経験から、仕事は「おもしろおかしく」やらないといけないというポリシーが出てきています。確かに研究開発を私もやっていましたが、なかなかうまく行きませんでした。最後には、事業的な点から縮小の決心がされ、私は転属となり、ある意味で悔しい思いをしました。

 しかし、この本を読むとまだまだあなたの努力は足りないよと言われているように感じます。たとえば、①自分自身に尖った点がなかった・尖った点をつくれなかった(「千人に一人」(の世界的なエキスパート)を目指せ:48p)、②これくらいでいいやと自分の中で妥協し、毎日毎日の努力が足りなかった(トイレの中で新商品のアイデアが閃いた:60p)(金魚屋にあった解決策:60p)といった点です。
 上記のような点に思い当たる方がおられれば、出版は約20年前になりますが、読まれたらいかがでしょうか。

<データ>
出版社:日本経済新聞社
定価:1000円(当時)
出版年:1995年
ページ:221p
写真:
Photo

<参考>
ベンチャー企業を実際に起業されている方や、今後ベンチャー企業の起業を考えておられるかたは、以下の本も参考になると信じます。むしろ、会社経営全般を見る中ではバランスがとれており、こちらの本の方が有益だと思われます。
 タイトル:堀場雅夫の社長学
 著者:キング・オブ・ベンチャー 堀場雅夫
 出版社:ワック株式会社(ワック文庫)
 価格:880円+税
 出版年:2005年(ただし、それ以前に出版された「堀場雅夫の経営心得帖」(東洋経済新報社)を改訂・改題したもの)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
訃報

上記の経営の本棚④(第173回記事 2013年12月9日(月)発行)で紹介させて頂いた、
「イヤならやめろ!」の著者の堀場雅夫さんが2015年7月14日亡くなられました。
ご冥福をお祈り致します。享年90歳。

(私のようなものが書くのもおこがましいところがありますが)
堀場さんは、「イヤならやめろ!」の本の中にも記載がありますが、
「おもしろおかしく」を基本にされて、それを実践されてきた、
ユニークな経営者と言えます。

しかし、最も注目されるべきは、
戦後すぐにベンチャー企業の堀場製作所という会社を立ち上げられ、苦労をされた経験から、
経営の第一線都を退かれた後は「ベンチャー企業の育成」に努められていた点と思います。

合掌。

                                                 井上三郎右衛門

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経営の本棚 「一勝九敗」 柳井正

2016年12月18日 | 経営の本棚

第169回記事(2013年11月11日(月)発行)
         (次回11月18日(月)発行予定)

 突然ですが、タイトルのこの本はいつの出版と思われます?
 10年前の2003年11月15日です。

 著者は名前からすぐにわかりますよね。
 ユニクロ(会社名ファーストリテイリング)社長です。
 (ただし、当時は社長職を譲って会長をされていました。)

 これだけ環境変化が激しい中で、企業の浮き沈みは激しいものがあります。
 一時的な脚光を浴びて本を書かれるような方もおられるのでしょうが、
 その後経営がうまく行かなかった方も多いのではないでしょうか。
 この本が書かれ、社長に復帰され、その後のユニクロの躍進を見ると、
 本の中に書かれていることがすごく的確と思われてなりません。
 本の中に書かれていることを実行されたこそ、現在のユニクロがあります。

 失敗を恐れてはいけない。失敗にこそ成功の芽は潜んでいる。

データ
 ①タイトル:一勝九敗
 ②サブタイトル:ユニクロも失敗ばかりだったーーー。
 ③著者:柳井 正
 ④価格:980円(税別)
 ⑤出版社:新潮社
 ⑥ページ数:236p
 ⑦出版:2003年

PS(2013年11月23日記載)
上記の本の出版の後に、同じ著者で、
「成功は一日で捨て去れ」
という本が2009年に出版されています。

また、2013年11月17日にNHKスペシャルで、
ユニクロのバングラデシュへの進出
の話が放映されていました。

ユニクロの過去・現在・そしてこれから向かう将来について理解が深まりました。

Photo_2

井上直久

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経営の本棚 「回転寿司の経営学」 米川伸生

2016年12月11日 | 経営の本棚

第161回記事(2013年9月16日(月)発行)(次回9月23日(月)予定)

回転寿司にはどれくらい行かれます?我が家は年に数回でしょうか。
好きな方は毎月行かれているのでは。
値段の割りにおいしいですよね。

今回はそんな回転寿司に関する本です。
著者は回転寿司の協会の専務理事(現在は顧問)をされ、業界の裏表を知り尽くした方のようです。

100円回転寿司の3強が、
  かっぱ寿司、
  あきんどスシロー、
  無添くら寿司
です。これらの会社は競争を勝ち抜くために、戦略を作成し、実行しています。どのような戦略かは本の中に記載されています。
そして今、本の出版から2年が経過し、どの戦略が効果を上げ、どの戦略は効果が上がっていないかよくわかると思います。そんな見方をすると、成功する戦略、失敗する戦略を見分ける目が付くと思います。

詳細には調べていませんが、個人的には、あきんどスシローの圧勝ではないでしょうか。寿司職人社長のメディアへの度々の登場が、たいへん効果的な宣伝になっていると思います。

データ
タイトル:回転寿司の経営学
著者:米川伸生
出版社:東洋経済新報社
出版年:2011年
価格:1600円(消費税は別だったと思います)
ページ数:247p

Photo_2

井上直久

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経営の本棚 「利益第二主義」 牧尾英二

2016年12月04日 | 経営の本棚

第159-1回記事(2013年9月2日(月)配信)

来月でブログ開設3年です。何か新しい企画をと考え、今回から、新しいカテゴリーの記事を記載します。カテゴリーは「経営の本棚」 経営関係の読んだ本を極簡単に紹介します。
せっかく読んで、内容が面白いなら、もったいないのでという気持ちからです。

下記記事は、第157回記事に記載していた一部分を抜き出し、追記をしました。

話は変わりますが、今、「利益第二主義」という本を読んでいます。
面白い!とっても面白いです!!
株式会社マキオ代表取締役社長の牧尾英二さんが書かれた本で、
初版が2009年、出版社はダイヤモンド社、価格は1429円です。

過疎地(鹿児島県が中心)で、巨大スーパー(ある店舗は、100m×200mぐらいの広さ)を成功させた哲学に関する話です。
あまりに面白くて面白くて、日曜日のブログの入力を忘れていました。
この本は商業関係のホームセンタについての本ですので、
ものづくり・工場改善には関係ないので、ものづくり・工場改善のコーナーには記載することはありませんが。
商業関係の方は参考になると思います。

Photo




PS
こんな面白い本を読むと、現地に行って実際に見たくなります。
しかし、鹿児島まではさすがに遠いですね。
かつて、TV東京系の「カンブリア宮殿」で放映されていいましたので、記憶がかすかに残っています。

田舎に大きなスーパーセンタを造られている関係では、8月20日東証1部に「PLANT」という会社さんが上場されたようです。
約10年前、福井県小浜市・上中町によく行きました。そのとき、田舎に大きなスーパーセンタがありびっくりしましたが、これが「PLANT」さんのものでした。とにかく大きい。
その後発展され、東証一部上場までされたのですね。
京都府では福知山市に「PLANT」さんがありますので、よってみたいです。
先日の日曜日の8:30からの4チャンネル「がっちりマンデー」で紹介がありましたが、コロッケ18円、お茶28円・・・だそうです。

                                          井上直久

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