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経営の本棚 チーズはどこへ消えたのか? スペンサージョンソン

2017年01月01日 | 経営の本棚

第180回記事(2014年2月3日(月)発行)(毎週月曜発行予定)

●まずはじめに、
ビジネス寓話というものをご存知でしょうか。比喩によってビジネス・経営に馴れ染めの深い出来事を書き、それによって諭すようにした物語のことです。ビジネス・経営の現場が別の場に置き換わり、必ず擬人化が行われます。
今回はそのビジネス寓話に関するものです。
●あらすじは、
あるところに2匹のねずみと2人の小人が住んでいて、日々を生き延びるために、巨大な迷路の中で毎日チーズを探し回る生活をしています。ある時、大量のチーズを見つけ、チーズを探し回らないでもよい夢のような生活が続きました。しかし、ある日突然チーズが消えてしまいます。その消えてしまったという変化に対して2匹と2人がそれぞれ個性的な対応をします。
●ポイントは、
知性の高い人間を擬人化した小人は、ネジミに比較し知性が高いはずなのですが、チーズ(=ビジネスや人生における成功や幸せ)が消えるという事実(=変化)を受け入れられず、夢のような過去にこだわり続け、チーズの無い現状にしがみついてしまいます。
同様のことはビジネスの世界でもありますよね、過去の成功体験が企業の衰退の原因であったといった例です。
●そこから導かれる結論は、
社会や市場の変化は必ず起こるものであり、変化を探知・予期し、変化にすばやく対応し、自分自身が変わることが大切ということです。

かつて日本でもベストセラーになった本です。

〇ページ数は94ですので、あっという間に読めてしまいます。扶桑社。838円+税。2000年出版。
〇原題はWho Moved My Cheese?
〇写真
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