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ものづくり・工場改善 ムダとり・改善⑧ 「改善のやり方が面白いほど身に付く本」 東澤文二

2016年10月16日 | ものづくり・工場改善 ムダとり・改善

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第250回記事(2015年7月20日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定

 タイトル ものづくり・工場改善⑧ ムダとり・工場改善 「改善のやり方が面白いほど身につく本」 東澤文二
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まずこの本に関してお伝えしたい事は、
このジャンルの中にこの本を入れるかどうかでかなり悩みましたが、結論は入れました。
理由は、小さな改善から始めて、だんだん大きな改善へ、そして改革などへ繋がるの一般的であり、そのスタートの小さな改善について書かれた本だからです。

著者の東澤文二さんは、「改善済み提案」で名前を以前から知っており、改善活動のご指導では活躍をされていました、また、現在の工場管理という雑誌へ毎月記事を投稿され、活躍されています。
(但し、最近は改善活動が私の勤めている会社でも低調で、改善活動自体の存続が・・・・といった状態だと思います。)

改善を進める為には、まず誤解をとく必要があると書かれています。また、今回本を読み返してみて、私も誤解していた点があったと思います。まず、その点について。
①誤解1 改善はむずかしい
改善はむずかしくありません、むしろむずかしく考えて過ぎていませんか。(第1章)
②誤解2 改善は自分が楽になるためにするもの
「改善済み提案」の前の提案制度では、他の人に何かをやってもらう提案が主流でした。
しかし、提案は自分が仕事を楽にするためにするものであり、提案書等の記載でも苦労するべきものではない。(第5章)

これらの誤解=壁を打ち破れば、著者が主張している、改善の成功へのポイントとなる
①キーワード「とりあえず」「ようするに」を使って活動を前に進めるようにし、
②改善にあたり「やめる」「へらす」「かえる」からまず考え、
③「言っ放し」「やりっ放し」「書きっ放し」の3つの「放し」を撲滅し、
④提案カード改め「提案メモ」を簡単に書けるようにすれば、
提案活動はそれなりに活発に行われると確信しました。

提案活動を始められる方や、提案活動で悩まれている方にはお勧めかも知れません。

データ
 出版年:2001年
 出版社:中経出版
 定価:1100円+税
 ページ数:159
 外観:
 

                                                  井上

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ものづくり・工場改善 ムダ取り・改善⑦ 『5ゲン主義 ムダ取りの実践』 古畑友三

2016年10月09日 | ものづくり・工場改善 ムダとり・改善

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第245回記事(2015年6月15日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定

 タイトル ものづくり・工場改善 ムダ取り・改善⑦ 『5ゲン主義 ムダ取りの実践』 古畑友三
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 以前から、
「原理・原則にもとづく現場改善の実践」(佐武弘章著)(日科技連出版社発行)
について記事を書きたいと考えていました。この本は、難しいが読み込めれば「経営改善」に関して大変有効な本です。
その紹介の前に「現場改善」に関する
「5ゲン主義ムダ取りの実践」(古畑友三著)(日科技連出版社発行)
について紹介をしたいと思います

 理由は、「原理・原則・・・・」の本の著者は佐武先生ですが、内容は「5ゲン主義・・・・」の著者の古畑先生の製造メーカにおけるムダ取り・現場改善についてまとめられたものです。そのため、「原理・原則・・・・」について紹介する前に、「5ゲン主義・・・・」を紹介しておくとわかり易いのではと考えました。著者は異なりますが、大変関連性の深い本同士です。

 最初に、聞きなれない「5ゲン主義」ですが、これは
 3ゲン(3現)=現場+現実+現実に、
 2ゲン(2原)=原理+原則を加えた主義です。
私は市場から返却されてきた不具合品の品質改善を会社で行っていますが、改善に当たっては3ゲンだけでなく2ゲンをさらに加えることで効果的な改善・対策ができていると自負しています。つまり、有効に活用しています。

 2点目に無駄の定義について。2014年10月26日の「ムダとり・改善① 本のリスト」の記事の中で、『ムダ』の定義は著者等によりいろいろだと書いています。その理由は、製造現場だけを対象とする場合、製造現場以外の間接部門にも範囲を広げた場合などなど、『ムダ』を考える範囲がまちまちです。著者の古畑先生は、トヨタ生産方式でよく取り上げられる7つのムダ
 ①手待ちのムダ
 ②作りすぎのムダ
 ③不良品を手直しするムダ
 ④加工のムダ
 ⑤運搬のムダ
 ⑥在庫のムダ
 ⑦動作のムダ
を取り上げられた後に、
 7つに分類して、一般に言われているように定義づけることはあまり良いことではない。
 (中略)何故であるかについては、私は”ムダとは、価値の生じない変化”と定義している
 (中略)この言葉の意味の捕らえ方があまりにも狭く、物造りの現場におけるものと思い込んでいる人たちがあまりにも多い(中略)。(p74、p75)
と述べられています。そのため、著者の古畑先生は(間接業務などにも範囲を広げた、)幅広い定義をされています。
 ①待ちのムダ
 ②必要以上に行動するムダ
 ③良いと思って行動したことが結果として修正を必要とするムダ
 ④製作、作成、設置のムダ
 ⑤運び移すムダ
 ⑥物が必要以上に置いてあるムダ
 ⑦事を行うために身体を動かすムダ
このように定義された理由は、76pから114pに具体的に記載があります。ご参考に。

 大切なことは、定義を与えられたもので、変えられないものと考えるのではなく、自社や現場にあわせて範囲を拡張したり定義を変更して、
 自社にとって有効なムダ取り・改善を行うこと
と考えます。

                                                 井上

データ
 著者:古畑友三(こばた ともぞう)・・・・出版時は京三製作所社長
 定価:1800円+税(定価)
 ページ数:270p
 出版社:日科技連出版社
 出版年:1992年
 

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ものづくり・工場改善 ムダとり・改善⑥ カイゼン7つの法則 宮坂賢一

2016年10月02日 | ものづくり・工場改善 ムダとり・改善

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第238回記事(2015年4月20日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定

 ものづくり・工場改善  ムダとり・改善⑥
 ムダとりの達人 山田日登志の カイゼン7つの法則 宮坂賢一
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<はじめに>
 「カイゼン」という言葉を聞いて、多くの人が最初に思い浮かべる人が「山田日登志」先生ではないでしょうか。しかし、山田先生の著作を読むと、具体的な事例を列挙した本が多く、理論的な背景が実にわかり辛いという問題があると思います。また、山田先生の「カイゼン」によりいくつのも会社の経営改善がなぜできたのかという繋がりも、またわかり辛い点です。
 本書は、雑誌記者である宮坂賢一さんが、山田先生のカイゼン指導の現場に密着し、
  カイゼンで成果を挙げる為の理論的な背景と、
  なぜカイゼンにより経営改善が可能だったのかという点を、
工場用語を使わずにできるだけ多くの人がわかるよう、噛み砕いて書かれた良書です。

<キーポイント>
 山田先生のムダとり=カイゼンは、単に製造工程のムダを省くだけではなく、「お客様ニーズ」を出発点にして、出荷場から製造工程を上流に遡りながら、「人」と「在庫」などを関連付けながら、経営的なムダを省くものです。具体的には「日本で克つ」ために、①コスト削減、②納品までの期間を短縮、③多品種少量生産に対応するもので、その結果「活人」「活スペース」などができ、人のムダや在庫のムダなどが削減できて、顧客満足度も上がる結果、経営的な改善ができます。
 言葉で書いても分かり辛いので、全体的なカイゼンのステップは13pを見ていただけたらと思います。(本を読み込まれないと、自社でカイゼンを進められるための十分な理解はできないと思いますが。)
  法則1 お客様のニーズを「見える化」する
  法則2 仕事のペースを決める
  法則3 停滞のムダとり
  法則4 運搬のムダとり
  法則5 動作のムダとり
  法則6 計画を見直す
  法則7 ステージを上げる(この後、法則1に戻る)
 山田先生は、カイゼンを進めるためには、カイゼンの技術(知識)だけではなく、心(意識)も大切であると説いていられます。こちらは21pを見てください。
 (目次は、法則1~7の前後に、
  総論  カイゼンで成果を出すために手順を知る
  CDで学ぶ 心を鍛えてカイゼンを加速する
 が入ります。)

<詳細ポイント>
 この本の主要部分は、法則3~5の3つのムダとりです。それぞれの法則の解説に入る前の扉ページにサブタイトルが記載されています。これが大変参考になるのではと思います。
  法則3 作業の流れを見直して作りかけの押し付けをやめる
  法則4 作業の流れを円滑にするために距離を近付ける
  法則5 作業者一人ひとりの体の動かし方を見直す
 また、法則5については、「動作のムダ」を減らすための6か条が記載されており、役に立つと思います。ご参考にしてください。特に私は3番目の、
  「高さをそろえる」(作業台の高さと推定します)
が参考になりました、というのは他の本ではこの記載を見たことがありませんので。当然のことなのですが。

<データ>
 著   者:宮坂賢一(日経トップリーダー記者)
 ページ数:215p
 価   格:本体1600円+税
 出 版 社:日経BP社
 出   版:2011年7月25日
 表   紙:
 

                                            井上

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ものづくり・工場改善 ムダとり・改善⑤ 工場現場のムダを駆除する法 古越淳

2016年09月25日 | ものづくり・工場改善 ムダとり・改善

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第234回記事(2015年3月23日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 タイトル ものづくり・工場改善 ムダとり・改善 ⑤ 工場現場のムダを駆除する法 古越淳
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はじめに
 この本を取り上げた理由は2つあります。
 一つ目は、
  ▼(ムダを)見つける方法 だけでなく、
  ▼(ムダを)駆除する方法 についても
 項目を挙げてかかれているためです。そのため、読みやすいし分かりやすい。
 2つ目は、前回紹介した本が1990年出版ということで、比較的古かったので、
 最近の出版本をセレクトしました。

 タイトルの特に「駆除」に心惹かれるものがありました。

内容
 内容は、「つくり過ぎのムダ」や「作業のムダ」や「不良品のムダ」など、
 網羅的に書かれています。
 他の本との違いを感じたのは、
  第10章 改善を成果に結びつけるポイント
  第11章 社長・担当部課長・担当者がやるべきこと・やってはいけないこと
 といった項目まで踏み込んで書かれている点です。

トピック
 私がこの本を読んでみて、「ムダ」として再認識したものを3つだけ挙げておきます。
  ①今やっている仕事の約40%はムダ(p28)
    ・・・・そう思わないと、改善は進みません
  ②記録やチェックをするムダ(p35)
    ・・・・その記録などがどれだけ活用されているかが疑問
  ③構内運搬のムダ(p40)
    ・・・・私の勤めている会社では、この認識をもたれている人は少ないので

概観
 

データ
 タイトル:利益を食いつぶす工場現場のムダを駆除する法
 著者:古越 淳
 出版社:セルバ出版
 価格:1600円(税別)
 出版年:2012年

                                                             井上三右衛門

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ものづくり・工場改善 ムダとり・改善④ ムダ・ムラ・ムリの見つけ方となくし方 西塚宏

2016年09月18日 | ものづくり・工場改善 ムダとり・改善

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第231回記事(2015年2月23日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 タイトル ものづくり・工場改善 ムダとり・改善 ④ ムダ・ムラ・ムリの見つけ方となくし方 西塚宏
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本のカバーに以下のような文言が書いてあります。
  現場の第一線監督者と作業者が、
  ムダ・ムラ・ムリを発見、
  改善できるように手順化!
その後、目次を確認のため見てみますと、見つけ方については、章や項目があるわけでないので、かなりわかりにくいものとなっています。
(ムダを見極める目は、現場に立ってよく見るのが一番ではないでしょうか。)

一方、改善については、
 作業のムダ
 不良のムダ
 停滞のムダ
 ムラ、ムリ
について章があって、具体的な改善方法がかなり詳しく書かれています。特に、ムラ・ムリ二ついては他の本では記載がありませんので、役に立つと思います。
また、ページ数も多く、詳しく書かれています。

概観
 

データ
 著者:西塚宏
 出版社:日刊工業新聞
 ページ数:298p
 出版年:1990年
 価格:3200円+税(当時)

                                                 井上三右衛門

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ものづくり・工場改善 ムダとり・改善③ ムダとりは経営に有効か?

2016年09月11日 | ものづくり・工場改善 ムダとり・改善

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第229回記事(2015年2月9日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 タイトル ものづくり・工場改善 ムダとり・改善 ③ ムダとりは経営に有効か?
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タイトルの「ムダとりは経営に有効か?」は常に考えていたことです。
この点を疑問にも思われていない方も多いと思いますので説明します。
①今は多品種少量生産の工場が多い。
 本などでよく、「この工程はムダな動作が多い。私なら30%は削減できる。」といったコンサルタントの発言が載っています。しかし、品種少量生産の工場では、生産量もしくは生産に消費される工数が一番多い機種を選択しても、その範囲はかなり限定的と考えられます。
 また、工程での工数はコストの中の直接労務費・直接材料費・直接経費の中の一つに影響を及ぼすだけです。コストの中には他に間接費もあります。
②「徹底したムダとり」に潜む盲点に気づけ!
 上記のタイトルは、間違いだらけのカイゼン活動7大盲点(近江堅一他著:日刊工業新聞社)の第3章のタイトルです。著者は「本章の狙い」の中で以下のように述べています。
 ・工場には、目で気がつく多くのムダがある。これらの小さなムダをいくらとっても生産性向上には響かない。 
 ・”ムダとり”は目標達成(生産性向上や生産性リードタイム短縮)のための手段であることだ。
 ・多くの人は、ムダとりが目標で、このムダとりの結果として生産性が向上すると考えている。これはある面の真理に思えるが、ムダとりの正しい考え方ではない。これは盲点なのだ。
 ムダとりは手段であって目的ではありません。

今後、各本の書評・アブストラクトの紹介時には、上記のポイントに注意いただきながら読んでいただくとありがたいです。

                                                 井上三右衛門

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ものづくり・工場改善 ムダとり・改善② 本のポジショニング

2016年09月04日 | ものづくり・工場改善 ムダとり・改善

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第226回記事(2015年1月12日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 タイトル ものづくり・工場改善 ムダとり・改善② 本のポジショニング
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ここでは、前回リスト化した本の中でムダとりに関係する4冊の本
①ムダ・ムラ・ムリの見つけ方となくし方
 西塚宏
 日刊工業新聞
②利益を食いつぶす工場現場のムダを駆除する方法
 古越淳
 セルバ出版
③ムダとりの達人 山田日登志の カイゼン7つの方法
 宮坂賢一
 日経BP社
④5現主義 ムダ取りの実践
 古畑友三
 日科技連ポジショニングをしてみたい思います。
を敢えて分かりやすくすると下記のようになると考えます。



内容が基本的か応用的かの軸と、
トヨタ生産方式のムダとりを中心に書かれているか否かの軸、
で分けています。
本を読まれる目的に適した本から読まれたらと思います。

注意点としては、出版年が
 西塚:1990年
 古畑:1992年
 宮坂:2011年
 古越:2012年
とかなり古いものと最近のものに分けられます。
そして、出版年が古い本は読みにくいと感じられると思います。
実際に4冊を読み比べてみての感想です。

                                                 井上三右衛門

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ものづくり・工場改善 ムダとり・改善① 本のリスト

2016年08月28日 | ものづくり・工場改善 ムダとり・改善

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第215回記事(2014年10月27日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 タイトル ものづくり・工場改善 ムダとり・改善 ① 本のリスト
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 今回から「ものづくり・工場改善」の中に、「ムダとり・改善」のカテゴリーを作成して、
「ムダとり・改善」の本の紹介をしていきたいと思います。

現在考えている本は以下になります。
①ムダ・ムラ・ムリの見つけ方となくし方
 西塚宏
 日刊工業新聞
②利益を食いつぶす工場現場のムダを駆除する方法
 古越淳
 セルバ出版
③ムダとりの達人 山田日登志の カイゼン7つの方法
 宮坂賢一
 日経BP社
④5現主義 ムダ取りの実践
 古畑友三
 日科技連
⑤改善のやり方が面白いほど身につく本
 東澤文二
 中経出版

 このカテゴリーのポイントは「ムダ」になります。「ムダ」は、むだと書く人もいれば、無駄と書く人もおられるかも知れません。
 そこで、「ムダ」の定義等をしておかないといけませんが、共通的なものは無いようです。
 また、「ムダ」の内容については、トヨタ自動車さんでは7つのムダが定義され、これがたいへん有名です。
 ・造りすぎのムダ
 ・手持ちのムダ
 ・運搬のムダ
 ・加工そのもののムダ
 ・在庫のムダ
 ・動作のムダ
 ・不良・手直しのムダ
また、ムダとりで有名な山田日登志先生は、
 ・停滞のムダ
 ・運搬のムダ
 ・動作のムダ
7つを3つに集約されているようです。
 ただ、これらのほとんどは製造工程自体で発生するムダで、製造工程以外でのムダが記載されていないように思います。たとえば、「トヨタの片づけ」(OJTソリューション著)や「5S導入ハンドブック」(西沢和夫著)では以下のムダも記載されています。
 ・スペースのムダ
 ・時間のムダ
 ・間違えるムダ
 ・取りに行くムダ
 ・レイアウトのムダ
 ・取り置きのムダ
 ・歩行・移動のムダ
 ・モノ探しのムダ
これらを見ると、間接部門関係のムダまで膨らみそう、「ムダ」の内容も結局、本を書かれた著者により変わると考えたほうがよさそうです。

                                                 井上三右衛門

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