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ものづくり・工場改善 ムダとり・改善① 本のリスト

2016年08月28日 | ものづくり・工場改善 ムダとり・改善

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第215回記事(2014年10月27日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 タイトル ものづくり・工場改善 ムダとり・改善 ① 本のリスト
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 今回から「ものづくり・工場改善」の中に、「ムダとり・改善」のカテゴリーを作成して、
「ムダとり・改善」の本の紹介をしていきたいと思います。

現在考えている本は以下になります。
①ムダ・ムラ・ムリの見つけ方となくし方
 西塚宏
 日刊工業新聞
②利益を食いつぶす工場現場のムダを駆除する方法
 古越淳
 セルバ出版
③ムダとりの達人 山田日登志の カイゼン7つの方法
 宮坂賢一
 日経BP社
④5現主義 ムダ取りの実践
 古畑友三
 日科技連
⑤改善のやり方が面白いほど身につく本
 東澤文二
 中経出版

 このカテゴリーのポイントは「ムダ」になります。「ムダ」は、むだと書く人もいれば、無駄と書く人もおられるかも知れません。
 そこで、「ムダ」の定義等をしておかないといけませんが、共通的なものは無いようです。
 また、「ムダ」の内容については、トヨタ自動車さんでは7つのムダが定義され、これがたいへん有名です。
 ・造りすぎのムダ
 ・手持ちのムダ
 ・運搬のムダ
 ・加工そのもののムダ
 ・在庫のムダ
 ・動作のムダ
 ・不良・手直しのムダ
また、ムダとりで有名な山田日登志先生は、
 ・停滞のムダ
 ・運搬のムダ
 ・動作のムダ
7つを3つに集約されているようです。
 ただ、これらのほとんどは製造工程自体で発生するムダで、製造工程以外でのムダが記載されていないように思います。たとえば、「トヨタの片づけ」(OJTソリューション著)や「5S導入ハンドブック」(西沢和夫著)では以下のムダも記載されています。
 ・スペースのムダ
 ・時間のムダ
 ・間違えるムダ
 ・取りに行くムダ
 ・レイアウトのムダ
 ・取り置きのムダ
 ・歩行・移動のムダ
 ・モノ探しのムダ
これらを見ると、間接部門関係のムダまで膨らみそう、「ムダ」の内容も結局、本を書かれた著者により変わると考えたほうがよさそうです。

                                                 井上三右衛門


ものづくり・工場改善 見える化 ⑦ 小山昇 経営の見える化

2016年08月21日 | ものづくり・工場改善 見える化

第209回記事(2014年9月16日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定

今回が「見える化」の最後の本になります。
この小山昇さんの「経営の見える化」は、一度掲載させていただいていますが、
参考になる部分が多いと思い、再度コピーを掲載します。

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(2012年2月27日発行)(次回3月5日予定)

 今回は、ものづくり・工場改善の12回目ですが、今までとは少し毛色の違った内容で、会社の経営に関係する「見える化」についてです。
 著者の小山昇さんは株式会社武蔵野の社長さんで、株式会社武蔵野は経営品質では良く知られた会社です。会社の色々な点を「見える化」されることで、日本経営品質賞(中小規模部門)を2回受賞されています。日本経営品質賞を2度も受賞した会社は他にはありません。それだけ、すごい会社ということになります。
 経営品質をご存知ない方も多いかと思いますので、説明をしますと、「企業が長期にわたって顧客の求める価値を創造し、市場での競争力を維持するための仕組みの良さを表すものが経営品質」です。日本経営品質賞は、日本経営品質賞委員会が受賞企業を決めており、日本生産性本部が関係しています。

この本は、大変気軽に、そして面白く、あっという間に読めますので、一度購入して読んでください。

年間12冊の中の3月の一冊です。

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タイトル:経営の見える化

著者:小山昇(株式会社 武蔵野 代表取締役社長)

出版社:中経出版

ここが読みどころ:
「大変面白いです、ま~あ一度全部読んでみてください。」というのが結論です。
本の表紙に「9割の社長・幹部は自分の会社のことは何も知らない」というドキッとすることが書いてあります。本当にそうなのか?全部読んでいただいて決めてもらうしかないでしょう。

内容:
小山社長の発想が一般的な発想とどれだけ違うかを、第1章の中からひろってみました。
 25p:まず、まねるから入る
 37p:経営計画書にはできることだけ書く
 41p:まずやらないことを決める
 49p:経営改革書には社長の実印を押す
かなり違うことを実感じただけたのではないでしょうか。

目次:
 第1章 「社長の思い」の見える化
 第2章 「お金の流れ」の見える化
 第3章 「儲かっているかどうか」の見える化
 第4章 「現場の仕事」の見える化
 第5章 「情報」の見える化
 第6章 「評価」の見える化

ページ数:223p

価格:1429円

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