経営支援オフィス MMO + 4Ts                         

ММО ~ものづくり・経営改善を もっと おもしろく~
4Ts  ~但馬・丹後・丹波・鳥取を もっと おもしろく~

実践するドラッカー チーム編 / 佐藤等 / ドラッカー再び⑤

2020年12月25日 | 経営の本棚 ドラッカー

今年最後の記事となりました。

******************************************
 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」 
   第425回(2020年12月21日(月)配信)・・・・・毎月第1第3月曜日配信予定
 実践するドラッカー チーム編 / 佐藤等 / ドラッカー再び⑤
******************************************

この「実践するドラッカー」シリーズも最後の5回目となりました。

「チーム編」というタイトルで、内容が想像しづらく分かりにくいと思います。
まず、各章のタイトルとサブタイトルを紹介します。
 1章 チームで働くということ チームづくりとマネージャーの仕事
 2章 メンバーを育成する やる気に火をつけ、成長を支援する
 3章 目標を掲げる 組織と個人のベクトルを合わせる
 4章 自ら評価測定する 測定尺度を工夫する
 5章 仕事環境を整える 仕事を分析し、組織化する
 6章 チームを活性化させる コミュニケーションと会議運営

一番重要な章は、タイトルから想像すると1章と考えます。
その中で一番ポイントとなるのは24pの「マネージャーの仕事」と考えます。
内容を記載すると以下です。
 目標を設定する
 組織する
 動機づけとコミュニケーションを図る
 評価測定する
 人材を開発する

各章のタイトルとサブタイトルの部分にこの5つの内容を関連づけると、
以下のようになります。
 1章 チームで働くということ チームづくりとマネージャーの仕事
 2章 ⑤メンバーを育成する ③やる気に火をつけ、成長を支援する
 3章 ①目標を掲げる 組織と個人のベクトルを合わせる
 4章 ④自ら評価測定する 測定尺度を工夫する
 5章 仕事環境を整える 仕事を分析し、②組織化する
 6章 チームを活性化させる ③コミュニケーションと会議運営

「マネジャーの仕事」内容とタイトル・サブタイトルの関係は以上のようですので、
そのことに留意されて読まれたらと思います。

それから、78pに「あらゆる組織が必要とする3つの領域における成果」
が書かれています。大切なポイントであり、記載しておきます。
 ①直接の成果 売上高、利益額、顧客数など
 ②価値への取り組み 顧客価値、、そっひきの価値観
 ③人材育成 自己開発と他人の開発を支援すること

以上、私が大切だと思うポイントを2点記載しました。

データ
著者  :佐藤等
出版社 :ダイヤモンド社
出版年 :2011年
ページ数:203p
定価  :本体1500円+税
外観  :


井上 直久

では、良いお年を。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

実践するドラッカー 思考編 / 佐藤等 / ドラッカー再び④

2020年12月22日 | 経営の本棚 ドラッカー

6日AM、はやぶさ2から分離されたカプセルが無事回収されました。
good!!!

******************************************
 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」 
   第424回(2020年12月7日(月)配信)・・・・・毎月第1第3月曜日配信予定
 実践するドラッカー 思考編 / 佐藤等 / ドラッカー再び④
******************************************

実践するドラッカーシリーズでは5冊の本が出ています。最初に出版されたのが、「思考編」と
「行動編」です。この2冊の本の重要ポイントは、セルフマネジメントの核は知識労働者がいか
に成長し続けられるかです。そのためにはどのような「思考」、どのような「行動」が必要なの
かについて書かれています。まえがきのⅴページに総論と各論の表が書かれているので参考にさ
れるとよいと思います。

この「思考編」では総論に関しては、
①知識労働者 知識労働者について理解する、
②成長 成長とは何かを知る、
について書かれています。また、各論に関しては成果を出すための考え方として、
①貢献 組織を通じて社会に価値を提供する、
②強み 強みを知って生かす、価値観を明らかにする、
③集中 真になすべきことを選ぶ最も重要な能力
について書かれています

以上の各項目を繋がりを明らかにしながらまとめると、以下のようになるかと思います。
総論 
①一人ひとりの知識労働者は自らの知識を用いて組織の成果を上げなければいけない。
②また、一人ひとりの知識労働者にとって仕事は自己を成長させる最高の道具である。
各論 
①一人ひとりの組織への貢献が組織の成果を生む。そのため、貢献に焦点を合わせ、自らな
すべき貢献は何かを自らに問わないといけない。
②強みとは個々人が持っている資質を磨いたものであり、自己の強みは何か、強みを発揮し貢献
できる場所は無いか常に問わなければいけない。その結果、強みは知識を貢献に変えることが
出来る。
③集中とは、一つのことを継続的に行うことである。その為にはインプット面では過去を廃棄し、
アウトプット面では手を広げすぎずに1つのことに集中する必要がある。

ご参考に目次とデータを記載しておきます。
目次
第1章 知識労働者として働く
第2章 成長するために
第3章 貢献無くして成果なし
第4章 強みを生かす
第5章 集中する力

データ
著者  :佐藤 等
出版社 :ダイヤモンド社
出版年 :2010年
定価  :1500円+税
外観  :(行動編と一緒に撮影)
 

井上 直久

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

実践するドラッカー 行動編 / 佐藤等 / ドラッカー再び③

2020年11月16日 | 経営の本棚 ドラッカー

******************************************
 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」 
   第424回(2020年11月16日(月)配信)・・・・・毎月第1第3月曜日配信予定
 実践するドラッカー 行動編 / 佐藤等 / ドラッカー再び③
******************************************

この「ドラッカー再び」シリーズも3回目になりました。
1回目が利益について、2回目が事業編、3回目の今回は行動編についてです。
尚、4回目の思考編はこの3回目の行動編と深いかかわりがあります。
また、5回目はチーム編となります。

本題に入ります。
この本はドラッカー教授のセルフマネジメントの極意を2部作にまとめたものの内、
それを実現するための行動原理を記載したものです。
もう一部が基本的な考え方を記したのが思考編になります。
全体的な位置づけと概略の内容はⅱページの図を見て頂くと分かりやすいと思います。

書かれていることをまとめること自体が難しいのですが、あえてまとめると、
セルフマネジメントのためには(成果を出すための行動の仕方は)、
まず意思決定(2章)をし、計画(4章)をたてて、
行動をする中で時間管理(1章)と自己目標管理(3章)をしなければいけない
ということになります。

章立てとキーワードを拾っていきます。
チャプター1 時間が成果を決める
 ⅱ 成果をあげるために必要なのは習慣
 5 時間は常に奪われる
 15 確保した時間は、重要事項に振り向ける
 25 毎年2割、これまでの仕事を必ず廃棄する
チャプター2 意思決定が未来をつくる
 53 明日をつくる行動に集中しよう
 55 正しい答えを探そうとしない
 72 何も決定しないという代替え案が常に存在する
チャプター3 目標が成長を促す
 88 目標は自ら管理する
 100 「唯一正しい目標」は無い
チャプター4 計画が実現性を高める
 120 いかなる知識といえども行動に転化しない限り無用の存在である、
        しかし行動の前には計画をしなければならない
 122 計画が行動を呼ぶ
チャプター5 障害を通じて学ぶ
 147 主な資源は時間と知識

データ
著者  :佐藤 等
出版社 :ダイヤモンド社
出版年 :2010年
ページ数:188p
定価  :1500円+税
外観  :(思考編の本と一緒に撮影しています)
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

実践するドラッカー 事業編 / 佐藤等 / ドラッカー再び②

2020年11月07日 | 経営の本棚 ドラッカー

本ブログは10月10日に開設10周年を迎えました。(2010年10月10日開設)
開設時に何年続けられるかなと心配していましたので、よく続いたものと思います。
関係者の方々に感謝いたします。
今後のことはまだ何も決めていませんが、続けられる限りはと考えています。

******************************************
 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」 
   第423回(2020年11月2日(月)配信)・・・・・毎月第1第3月曜日配信予定
 実践するドラッカー 事業編 / 佐藤等 / ドラッカー再び②
******************************************

この本はドラッカーさんの事業に対して考えられていることがまとめてあります。
そして、ドラッカーさんの本の特徴は、「経営者に贈る5つの質問」の本にあるように、
質問にあると思います。
今回は質問を中心にまとめてみました。
そして、これらの質問に答えることは簡単なことではありません。

1.事業とは何か
2.われわれの事業とは何か
3.われわれの事業は何であるべきか
4.われわれの事業は何になるべきか
(本文中に4つの質問が記載されているわけではありませんので。)

1の「事業とは何か」は、事業の本質を考える質問。
2の「われわれの事業とは何か」は、現在の事業について考える質問。
それは、市場でのリーダーシップと強みについて考えることになります。
3の「われわれの事業は何であるべきか」は、会社の使命から事業を考える質問。
会社のスタート地点はあくまでの使命です。
4の「われわれの事業は何になるべきか」は、将来の事業について考える質問。
それは、製品のプロダクトライフサイクルと市場でのリーダーシップと
自社の強みと環境の変化(機会)を考えることになります。

以上でこの本のポイントを言い表せているように思いますが、
目次に従い、キーセンテンス・ワードを拾ってみました。
PART1 理論編
1.事業とは何か
  6p:価値変換プロセスである
  8p:事業の定義は環境、使命、強みの3つの要素からなる
2.顧客が事業である(事業のマネジメントとは何か)
  32p:事業の目的は顧客(価値)の創造である
3.マーケティングを問い直す(われわれの事業とは何か)
  69p:マーケッティングとは顧客目線で顧客言語で話すという思考習慣
4.イノベーションの可能性
  105p:マーケティングが企業の第一の機能、第二の機能がイノベーション
  111p:イノベーションは技術に限らない。新結合。
  114p:イノベーションの前提①体系的廃棄②継続的改善③成功の追求
PART2 実務編
5.事業を分析する
  155p:経営者が今日行うべき仕事
  158p:リーダーシップ
6.知識を強みに変える(強み)
  188p:知識が顧客の満足と価値において意味あるものでなければならない
  190p:差別化の源泉は知識
  193p:知識が行動の結果
7.事業機会を発見する(環境)
  214p:まず廃棄
  218p:機会を発見する7つのヒント
  222p:まず知覚
8.われわれの事業とは何か
  246p:事業の寿命
  250p:その定義は現在も有効か
  254p:成熟期を過ぎてからでは遅い

データ
著者  :佐藤等
出版社 :ダイヤモンド社
出版年 :2012年
ページ数:280p
表紙  :
 

井上 直久

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

実践するドラッカー 利益とは何か / 佐藤等 / ドラッカー再び①

2020年10月04日 | 経営の本棚 ドラッカー

先日の満月はとてもきれいでしたね。


この実・花は何というのでしょうか。
秋めいてきた通勤途上で、ムラサキ色の花・実をよく見かけます。

******************************************
 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」 
   第421回(2020年10月5日(月)配信)・・・・・毎月第1第3月曜日配信予定
 実践するドラッカー 利益とは何か / 佐藤等 / ドラッカー再び①
******************************************

コロナ禍の中で、企業の経営は厳しい状態が続いています。
このような状態になると誰が予想したでしょうか。
企業存亡の危機であり、リスクが予想されていなかった、不確実性がカバーされていなかっといえます。
しかし、リスク・不確実性を考慮し、過去から「利益」を積み立ててきた企業には、まだダメージの程度は少ないと予想されます。

ドラッガー先生の著作を読んでも、著作数が膨大であり、全体の理解がなかなか進まないという課題があります。
今回、佐藤等先生の実践するドラッガーシリーズ5冊のポイントを整理することで、私自身の理解も深めたいと思います。

初回の今回は、「利益」についてです。
本を読み進めるに当たり、私たちは「利益」について大きな誤解をしており、「利益」の機能について無知であることが分かります。そして、行動の修正が必要になります。

企業において「利益」は目的だと一般的には考えられています。
それは私たちが企業は利潤を極大化するとの利潤動機を信じているからです。
しかし、ドラッカー先生は、企業において「利益」は(企業存続の)条件であると述べられています。
そのゆえ、企業が利益をあげることは企業経営者の責任です。
また、利益は企業活動のための燃料です。

上記のように私たちは利益について大きな誤解をしています。佐藤先生により明示されている5つの誤解は
 利益は汚いものである
 利益は企業の目的である
 利益は実体のある余剰である
 必要な利益は目標利益より低い
 利益はコストの流れと関係がある
です。
5つの誤解のそれぞれが本の中で、誤解であることが示されています。

そうすると、利益の役割とは何でしょうか。3つが書かれています。
 事業活動の有効性と検算性を測定する。
 陳腐化、更新、リスク、不確実性をカバーする。
 事業のイノベーションと拡大に必要な資金の調達を確実にする。
その他の利益についての記載についても書いておきます。
 利益が会計上の幻影にすぎない。
 われわれは利益を(中略)昨日を守るためではなく明日を創るために使わなければならない。
 利益は未来のためのコストである。

そして最終的に企業経営者がしなければいけないことは
 損失の回避
であると書かれています。

                               井上直久

データ
著者 :佐藤等
出版社:ダイヤモンド社
出版年:2013年
ページ数:263p
定価 :本体1600円+税
外観 :
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 「ビジネスで大切なことは、すべてドラッカーが教えてくれた」 藤屋伸二 / 経営の本棚 ドラッカー

2017年05月21日 | 経営の本棚 ドラッカー

*******************************************
 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第331回記事(2017年3月27日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 「ビジネスで大切なことは、すべてドラッカーが教えてくれた」 藤屋伸二
 / 経営の本棚 ドラッカー 
*******************************************

今回の記事もドラッカー先生の関係の本の紹介で、5冊目になります。

◆はじめに
前回の記事は、ドラッカー先生の教えを日本全国の企業が実践された内容に関する本でした。
今回の紹介本は”ドラッカー理論を使って業績を上げる”ことを目的としています。
”ですから、ドラッカーを深く理解する必要はありません。”とのことです。

◆おすすめポイント
ドラッカーを深く理解する必要がない理由は、
”私たちが自動車の構造を知らなくても、
交通ルールと運転技術を学べば、便利に使いこなせるのと同じ”だからとのことです。

私の心の中では、この理由を信じたい気持ちと、信じたくない気持ちが、葛藤を繰り返しています。
信じたい気持ちは、苦労せずにドラッカーの教えのエセンスだけを上手に使いたいとの気持ちから、
信じたくない気持ちは、経営はそんなに簡単なものではないだろうと考える懐疑心的な気持ちから。

とにかく、信じられると思われる方は、一読されて実行されることをお勧めします。
ポイントはきっちりと押さえられていますから。そして、効率的に成果を上げられる筈ですから。

懐疑心を持って読まれる方は、読まれるないことをお勧めします。
懐疑心を持って読んでも、良い結果は出ないと思いますから。

◆データ
出版  :中経出版
著者  :藤屋伸二(藤屋マネジメント研究所所長。差別化戦略コンサルタント。)
出版年 :2011年
ページ数:237p
定価  :本体1500円+税

◆表紙


井上 直久

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ドラッカーを読んだら会社が変わった!」 佐藤等 / 経営の本棚 ドラッガー 

2017年05月17日 | 経営の本棚 ドラッカー

長い長い冬のトンネルを抜け出るようで、ようやく春らしくなってきましたね。
近くの超有名な神社まで約1時間かけて散歩をしていると、
落ち葉の中から音がするのでよく見ると、小鳥があちこち移動していたり、
風が無いのに花の咲いた梅の枝が揺れるのでよく見ると、少し大型の鳥がペアでいたり、
「啓蟄」という言葉がありますが、虫などの生き物が動き出しています。

*******************************************
 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第330回記事(2017年3月20日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 「ドラッカーを読んだら会社が変わった!」 佐藤等 / 経営の本棚 ドラッガー 
*******************************************

今回の記事もドラッカー先生の関係の本の紹介になります。

◆はじめに
前回の記事は、ドラッカー先生の教えを、ユニクロの柳井社長が実践された内容に関する本でした。
今回も、ドラッカー先生の教えを日本全国の企業が実践された内容に関する本です。
本のサブタイトルは「日本企業による実践の教科書」となっており、
18の実践事例が挙げられています。

◆おすすめポイント
沿線の人口減少による乗客収入の減少に悩んでいた「十勝バス」の実践事例(物語1)、
赤字事業からの撤退に悩んでいた「日興電機製作所」の実践事例(物語2)、
新商品開発で他社に出遅れて悩んでいた「日興電機製作所」の実施事例(物語3)、
などなど、どれもこれも現在の日本の中小企業さんが抱えている悩みの代表事例であり、
これらの悩みをドラッカー先生のどの教え・言葉を支えに突破されたのか、
書き出した3事例を読まれるだけでも大変参考になるはずです。

そして大切なことは、
 ドラッカーを読んだら会社が変わる
わけではなく、あくまでも行動・実践が必要だと気付かされる本です。

◆データ
出版  :日経BP社
著者  :佐藤等(公認会計士。ドラッカー学会理事。
    03年からドラッカー先生の著作の読書界を開始。
    10年から『実践するドラッカー』シリーズ(ダイヤモンド社)を刊行。)
出版年 :2016年
ページ数:223p
定価  :本体1800円+税

◆表紙


ものづくり・工場改善・経営支援 井上直久

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「柳井 正 わがドラッカー流経営論」 NHK「仕事学のすすめ」制作班・編 / 経営の本棚 ドラッカー

2017年05月14日 | 経営の本棚 ドラッカー

*******************************************
 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第329回記事(2017年3月13日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 「柳井 正 わがドラッカー流経営論」 NHK「仕事学のすすめ」制作班・編
 /経営の本棚 ドラッガー 
*******************************************
◆はじめに
今回でドラッカー先生関係の本の紹介は3回目になります。
ドラッカー先生の著作を読んでも、正直にいって、ピンとこないことが多いのです。
その理由を考えてみると、実体験と繋がっていないことに理由があるように推測します。
今回は、ファーストリテーリング会長兼社長の柳井さんが、
NHKのTV番組「仕事学のすすめ」に出られた時に、
実際の経営で実施されているドラッカー流のやり方の解説をNHKさんでまとめられた本です。
過去のファーストリテーリングの経営施策(フリースやヒートテック)を知っている私にとっては、
かなりすんなりと腹落ちする内容になっていました。

◆おすすめポイント
当然一つ目は
①ドラッカー先生の言われていることが、実際の経営施策と繋がってわかりやすい。
ことですが、その他にも
②ユニクロ躍進の理由がよく理解できます。
③特にわかりにくい「企業は社会の公器である」という点について、分かりやすく書かれています。
④柳井社長がどれだけ繰り返しドラッカー先生の著作を読まれ、本に書き込みをされているかわかり、
参考にすべき点と思います。

◆目次
第1章 顧客を創造せよ
第2章 人間が幸せであるために
第3章 主役は「知識動労者」
第4章 企業は社会の公器だ

◆データ
編者 :NHK「仕事学のすすめ」制作班
出版 :NHK出版
出版年:2010年
定価 :本体950円+税

◆表紙


井上 直久

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「今日から即使える ドラッカーのマネジメント思考」 中野明 /経営の本棚 ドラッガー 

2017年05月10日 | 経営の本棚 ドラッカー

*******************************************
 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第328回記事(2017年3月6日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 「今日から即使える ドラッカーのマネジメント思考」 中野明 /経営の本棚 ドラッガー 
*******************************************

さて、今回の記事もドラッカー先生の著作の解説本になってしまいました。
この本は、ジョージ・P・リンストンさんというビジネス戦略論を専門にしている方の大学の講義テキスト
をベースに書かれているようです。
とにかく、分かりやすいように図解が多く取り入れられており、入門書には良いのでは
と判断しました。

データ
 著者:中野明
 出版:朝日新聞出版
 発売:2010年7月
 価格:1100円+税・・・当時

目次
 パート1 ドラッカーの「マネジメント」論へ、ようこそ
 パート2 「会社の事業」の理想像を考える
 パート3 「成果のあがる組織は」はこうしてつくる
 パート4 「知識労働者」の自己マネジメント
 パート5 「イノベーション」の機会を見逃すな
 パート6 「ネクスト・ソサエティ」を生き抜くマネジメント


タイトル
 今日から即使える ドラッカーのマネジメント志向

サブタイトル等
 世界でいちばん分かりやすいドラッカー入門書の決定版!
 ジョージ・P・リンストン教授の明快!図解講義


写真


                                         井上 直久

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「究極のドラッガー」 国貞克則 / 経営の本棚 ドラッガー

2017年05月07日 | 経営の本棚 ドラッカー

*****************************************
 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第327回記事(2017年2月27日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 「究極のドラッガー」 国貞克則 / 経営の本棚 ドラッガー 
*****************************************

今回はまず、先日TVで見た但馬の会社さんのお話を簡単にしたいと思います。
TV大阪で2月18日放映された、きらりと輝く中小企業さんを紹介する「夢織人」という番組で、
但馬地区の新温泉町芦屋にある
 日本精機宝石工業(略称JICO)
さんが紹介されていました。
芦屋は旧浜坂町にあり、旧浜坂町では「浜坂針」の名称で縫針の生産が盛んでしたが、
その縫針の製造技術を活用してレコード針を製造されています。
レコードからCDへの需要の大シフトで大変厳しい時期もあったのですが、
一人でもレコード針を欲しいかたがおられるならそれにお答えする というスタンスで対応され、
昨今のレコードの復活で、再成長軌道に乗られています。
2009年但馬産業大賞「きらりと輝く技術部門」受賞です。
調査をして、機会があれば詳細を報告したいと考えています。

さて、本記事のタイトルの項目についてですが、
この約3カ月間ドラッカー先生の著作(といっても翻訳本ですが)と解説本を継続して読んでいます。
その結果、「経営の本棚 ドラッカー」というカテゴリーを新しく作りました。
解説本は読んでみて、どれもほぼ同じようにしか感じないので、
こんな本があるよという程度の参考にしたいただいたらと思います。
目次の項目を見れば、なんとなく著者の方の言いたいことが推測できそうに思いますし、
ご参考にタイトル以外のサブタイトルなどの記載は挙げておきます。

データ
 著者:国貞克則
 出版:角川書店
 発売:2011年11月
 価格:762円(税別)・・・当時

目次
 第1章 ドラッカー経営学を理解するための5つのポイント
 第2章 組織は何をなすべきか
 第3章 マネジャーは何をなすべきか
 第4章 イノベーションのために何をなすべきか
 第5章 時代への対応と自己実現のために何をなすべきか

タイトル
 究極のドラッカー

サブタイトル等
 独自の手法でドラッカー経営学をわかりやすく解説!

写真
 

                                     井上 直久

PS(2017年3月5日追記)
 この本をまず最初に紹介した理由はを考えてみた時、
 280pのあとがきのところにこんな記述があったからです。
 「國貞さんが筆を執った動機もハウツウ本の蔓延へのご立腹でしょう」
 また、278pにはこんな記述もあります。
 「本書で私が目指したのは、ドラッカー経済学の全体像(森)と本質(一本一本の木)を、
 つながりの中で説明することでした。これはまさに、木を見て森を見ないのも森を見て木
 を見ないのも欠陥であるというドラッカーの知の方法論に従ったものです。」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする