フツーの家庭だったらば、母親は『止めなさい』って言う役割りなんだがな。率先して密猟を進めるこの母親は、性根が腐っているな。旦那も、息子2人もそうだが。
『ウナギの稚魚のシラスウナギを密漁したとして、大阪府警生活環境課と泉大津署は8日府漁業調整規則違反の疑いで、同府高石市の元漁師の男(29)ら家族4人を大阪地検岸和田支部に書類送検した。府警によると、今年2~3月、同府貝塚市内のウナギ養殖業者に8回に渡って売却し、計約¥23万8千円を得ていた事が確認されていると言う。書類送検されたのは、男の他に父(57)と母(54)=何れも無職=、塗装工の兄(33)。送検容疑は府の許可を受けず、3月24日夜、泉大津市河原町の大津川で、シラスウナギ200匹(8万8千円相当)を密漁したとしている。府警によると、男と父親は平成13年迄、許可を得て漁をしていたが、その後、漁協とトラブルになって許可を取れなくなり、度々密漁をする様になった。今年に入り、生活に困った母親が本格的に密漁する様勧め、父子3人が手作りのたも網で捕獲していた。調べに対し、4人は容疑を認め、母親は「今年は不漁の為高値で取引されているので高く売れると思った」と話していると言う。日本養鰻漁業協同組合連合会によると、シラスウナギの今年の卸値は、昨年の約3倍の1kg¥250万円と高騰している。府漁業調整規則に違反すると、6ヶ月以下の懲役や¥10万円以下の罰金が科せられる。』
10年以上に渡って密猟を繰り返していたのか。こりゃ、かなり悪質だな。罰金刑だけで済ませたんじゃ、生温いな。4人とも暫くム所にブチ込まないと、多分反省はしないんじゃねぇの?
随分と前にTVで観たんだが、シラスウナギ漁は、漁協に一定額を払いさえすればシロウトでも参加が出来るんだそうだ。肝心の金額を覚えてはいないんだが、ウン10万はしたかと思う。それだけの金額を払っても、稼ぎがデカイ為、希望する者が後を絶たないと言う話しだった。
このシラスウナギをとっ捕まえて、養殖する訳なんだが、今の所商業的に成功している方法はこの方法のみ。
産卵からの完全養殖が成功すれば、もっとウナギも安くなるんだろうがなぁ。
何しろ、ウナギは海に戻って産卵するから、生物として未だ謎に包まれている部分が多い。近年の研究により、徐々に解明されつつ有る様だがね。
日本の研究チームは、海からウナギの受精卵を採取する事に成功し、孵化させる所迄は上手く行ったんだよね。
問題なのはその後、孵化したウナギの稚魚が一体何を喰うのかがさっぱり判らない。色々と考えて与えてみた物の、どれもこれも稚魚には見向きもされず、そのまんま何も喰わずに全滅したそうだ。
何度もの同様の結果を繰り返した物の、最近は研究が進んだらしくって何を喰うか迄は突き止めたらしい。
そうした中、遂に2010年水産総合研究センターが人工孵化したウナギを親ウナギに成長させ、更に次の世代の稚魚を誕生させると言う『完全養殖』に世界で初めて成功。25万個余りの卵が生まれ、この内75%が孵化したんだそうだ。
これが商業的に成功すると良いんだけれどね。
父子3人が2ヶ月で¥238,000円の稼ぎにしかならないんだったら、3人で個別にバイトでもした方が遥かに稼げると思うんだがなぁ。
1人当たりの月の稼ぎが、¥4万無いんだからバイト以下の収入だよ?
それ位気付いて欲しいモンだがなぁ。