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ナンゲタンティで昼食

2014-04-26 16:21:56 | ヒマラヤ・トレッキング 花の旅

 

 

 

 今朝出発した標高2020mのウレリから、目的地のゴレパニ2858mまでの直線距離は3km程度です。

 

 嫌なアップダウンのない、頑張らなくてもいい、緩やかな登り道が続いていました。

 

 

 道はシャクナゲの森に囲まれていました。

 

 あちらこちらで、シャクナゲの巨木が道を塞いでいます。

 枝先に蕾が膨らんでいました。

 

  

 

 花の写真を撮りながら、のんびり登り続け、12時頃に標高2460mのナンゲタンティに到着しました。

 

 

 顔馴染みとなったネパール人のガイドやポーター達がお昼休みをとっていました。

 

 ポーターの荷が重そうだったので、「ちょっと背負わせて」と言って、一番大きなザックを背にしてみました。

 

 30㎏前後はありそうです。

 

 私が「こんなザックを背負ったら歩けないよ」と言うと、持ち主が「そんなことは言わずに、私の代わりにどうぞ、お願いします」などと笑顔が返ってきました。

 

 

 

 ナンゲタンティで昼食をとることにしました。

 メニューを見て、野菜カレーをオーダーしました。

 

 カレーと共に運ばれてきた山盛りご飯は、慌てて半分に減らしてもらいました。

 

 私は元々香辛料が利いたスパイシーな料理が大好きですが、ここのカレーもとても美味しく頂きました。

 

 

 食事をしていると、大学生のグループが追い付いて、隣のテーブルで食事を始めました。

 

 彼らはネパール餃子のモモやピザを注文していましたが、私は彼らのピザを見て(下の写真)、「旅に出たら、やっぱりその土地の料理を食すべきだ」の意を強くしました。

 

 

 食後にブラックティーを注文し、小1時間ほどのランチタイムをとった後、レストランの小母さんに420Rsを支払いました。

 

 小母はお金を受け取ると、お金に口づけして、とても嬉しそうな素直な表情の笑顔を見せてくれました。

 

 

 

ヒマラヤ一人歩きの危険性

 

 

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ヒマラヤトレッキング 花の旅 index 1

 

ヒマラヤトレッキング 花の旅 index 2

 

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趣の道

2014-04-26 14:16:25 | ヒマラヤ・トレッキング 花の旅

 

 トレッキングルートは、殆ど全ての場所に石が敷き詰められていました。

 

 歩く自信がない人はロバの背に乗って旅することもできるようです。

 

 

 途中のレストランの壁に、遥か昔に北海道で山登りをしていた頃、お世話になった山岳用品屋さんのシールを目にしました。

 

 こんな場所で、札幌秀岳荘の名に出会うとは思いもしませんでした。

 

 

 

 ブルンジ・コーラ(ブルンジ川)沿いに続くトレッキングルートを歩いていると、支流からの川に、箱庭のような橋が架かっていました。

 

 

 なだらかな勾配が続く、シャクナゲの森を進んで行きます。

 

 

 

 やがて、進行方向に青い空が広がり、この先はもう、登り続ける必要がないことを知らせていました。

 

 地図を確認すると、目にする光景に矛盾は感じません。

 一人旅の緊張感の中に、心地好い安堵感が加わりました。

 

 

 周囲を見回すと、森の中に、ジンチョウゲ科の「紙の木」が、枝々に白い花々を咲かせていました。


 しかし、この辺りのシャクナゲは予想通り、数輪の花しか咲かせていませんでした。

  

 雨期と乾季しかないネパールでも、四季のある日本と同様、ジンチョウゲが咲いてシャクナゲが咲く順番であるらしいことが興味深く思えます。

 

 ジンチョウゲの仲間もシャクナゲの仲間も、夫々の種が日本とネパールに離れ育ってはいても、同一の先祖から引き継いだ資質を保持しているらしいことが分ります。

 

  

 

 水辺で日本人のグループがひと時の休憩をとっていました。

 

 彼らは私と同じGHに宿泊した大阪市立大学探検部の4年生で、学生生活最後の記念にヒマラヤへトレッキングに来たそうです。

 

 3人とも、私がこのブログを書いているゴールデンウイーク前の今頃は、就職先の新人研修で汗を流しているはずです。


 今回の彼らの旅が、生涯の良い思い出となって、人生の困難を乗り越える糧となることを願わずにはいられません。


 私のような、定年退職後の年配者がヒマラヤへ来るよりも、彼らのような若者達こそが、もっと海外へ足を運ぶべきだと思うのです。

 

 

 木漏れ日の中にサクラソウを眺め、何故か懐かしさを感じながら、趣の道を歩き続けました。

 

 

 

 

ヒマラヤ一人歩きの危険性

 

 

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