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光を浴びるシャクナゲ

2014-04-23 19:28:19 | ヒマラヤ・トレッキング 花の旅

 

 3月7日


 目が覚めると東の空が明るくなり始めていました。


 急いで身支度をして、テラスへ上がります。

 

 

 アンナプルナ山群の一つ、ヒウンチュリ 6441m が朝日に輝きながら、頂きに雪煙を靡かせていました。

 

 

 私はシャクナゲの大木をフィルムカメラで撮影する為に、カメラと三脚を持って、石段を下り始めました。

 

 

 昨日ヒマラヤシャクナゲを初めて見た時は、フィルムカメラで撮影するには光の条件が悪すぎました。

 

 午後の遅い時間帯で、雨上がりの曇天なので、フィルムで撮影すると青味がかった色に写ってしまうのです。

 

 

 このヒマラヤシャクナゲの大木は東向きの斜面に花を咲かせていました。

 

 朝であれば、光を真正面から受けて、赤い花が美しく輝くだろうと考えました。

 

 

 15分程石段を下って、シャクナゲの前に立つと、思惑通りに光を浴びたシャクナゲがポーズを決めていました。

 

 朝の光の中で、深紅の花が鮮やに輝きました。 

 

 光が刻々と角度を変えながらヒマラヤシャクナゲを照らし続けます。

 

  昨日目にした花や、この位置でのシャクナゲの咲き具合から、私はこれから先、標高の高い場所では、シャクナゲに花を見ることは期待できないだろうと考えました。

 

 ここを逃すと、もう二度とシャッターチャンスは巡ってこないかもしれません。

 

 花が咲いていたとしても、周囲に余計なものがあると写真にはなりません。

 

 数少ないチャンスは確実に確保しておくべきです。

 

  構図を変えながら夢中でシャッターを切りました。

 

 

 撮影を終える頃になると、光が角度を増してきました。

 

 谷の中にも光が届き始めていました。

 

 

  

 私はヒマラヤシャクナゲを撮り終え、GH(ゲストハウス)に戻り、会計を済ませました。

 

  今朝の支払いは1270Rsでした。

 

 宿泊代と朝晩二食にビールを飲んで、1350円程の費用で済んだことになります。

 

 

ヒマラヤ一人歩きの危険性

 

 

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