
日本国憲法第9条は、日本に長期の平和をもたらした優れた法であり、憲法第9条を含む日本国憲法は世界に誇る理想憲法だと自分は考えている。
憲法改正論者の言動がいよいよ表面に出てきて、その正体を現し始めたように感じている。
日本は国際紛争の解決手段としては、戦争を永久に放棄し、軍隊を持たないという条項を心して守るべきだと思う。
なぜなら、国防軍を保持したとして、戦場に赴くのは未来のある若者達である。
自分は息子や娘を、夢にも戦場に送りたいとは思わない。
先日も太平洋戦争の悲惨を実体験した年配の方と話しをした。
「憲法改正は慎重に考えなあきまへんで。悲惨な戦場に行くのは若い者や。権力者は戦場に行かんと若者だけを犠牲にしよる。チョッとだけの憲法改正が、なし崩しに軍国主義に傾くことがありまっさかえなあ。今の改憲論者はファッショ(全体主義)でっせ」
自分も改憲論に対して、なし崩しの全体主義への傾斜を感じている。
ヒトラーの改憲手法、全体主義独裁政権の確立手法にも似たものを感じている。
それと「死んで軍神となり靖国神社で再会しよう」と杯を酌み交わして、二度と返れぬ戦場に出征していった若者達や、神風特攻隊として出撃していった学徒兵のことを忘れてはならないと思う。
国家神道を旗頭としたナショナリズムの台頭に非常に危険なものを感じている。
日本に必要なのは軍隊ではない。何者の侵略も許さない「自衛力」なのだ。
日本は絶対に軍隊を持つべきではない。
そのかわり、絶対的に国民を守る自衛力を持つべきである。専守防衛の為の。
それは、いかなる侵略に対しても国民を守る強力な自衛力であり「軍隊」ではない。
世界中の同盟国との安全保障条約を最大限に機能させる為の賢明な外交力も必要とされるだろう。
悲惨な戦場に赴くのは、未来のある若者達である。「国を守る為の軍隊、そして憲法改正」を叫ぶ老齢権力者の詭弁の煽動には十分な注意を払う必要があると考えている。
なぜなら、悲惨な戦場に赴くのは若者達であり、憲法改正を叫ぶ老齢権力者達は決して戦場に赴くことはないからである
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