音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

ジャーナリズムの劣化 ~ ハイエナ  

2009年06月30日 | 日常雑感
昨夜、総理の記者会見を見ていたら、記者達の質問は「解散はいつですか?」「総理の発言はブレていると思いませんか?」

アホかいな、と思った。

総理は「私は解散の時期はしかるべき時に、自分で判断いたします、これは一貫して言っていることでございます」

まあ、ジャーナリストの質も落ちたものだと思う。

芸能リポーターなみの追っかけに終始している。

言葉尻をつかまえての詭弁に終始している。

雇用問題、医師不足、崩壊寸前の年金制度、医療保険制度、高齢化社会、不況中小企業対策、自殺、異常犯罪、国際的経済力の低下・・・そして、そのすべての元凶である少子化問題。

それら山積みの重要問題に切り込む質問は出来ず、言葉尻をつかまえて総理を無能呼ばわりする報道に終始する。
(私は総理を贔屓するものでも何でもないので、お間違えなく)

こうなると、もうジャーナリズムとは言えない。

情報に群がるハイエナだ。言論の自由に名を借りた暴力だ。

日本のジャーナリズムも劣化したものだし、地に落ちたものだ。

現代の状況は、ナチやファッショに国民が巻き込まれて行った時の状況とよく似ていると言われる。

ジャーナリズムの良識と自立が失われたとき、昔通ってきたファッショの足音が聞こえてくる。


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