黒助~想い煩う~

 悪性リンパ腫の闘病生活と気まぐれ日記

一年前

2010-06-29 16:28:36 | ブログ

一年前の今日、無菌室に入って2日目

大量化学療法が始まりました。副作用により嘔気が徐々に強くなり

今までのとは比べ物にならないくらい強烈なものでした。

090628_143244 090628_150042 気持ち悪いのと、薬の中には

粘膜を痛めつけてしまうものあり

下痢や口内炎ができてしまい、

さらに食欲をなくしてしまいます。

水分も食事も口から摂る事が出来なく

なるので、体重が日に日に減ってゆき

毎日800gから1kg減ってしまいました。

高カロリーの輸液をするのですが追いつきません。

無菌室に入ってしまうと面会も制限されます。無菌室に入ってこれるのは親族だけで

その他の方はガラス越しにインターホンを使用して会話をしますが、そんな体力は

ありません。親族も3人までと限定され、洗濯ができないので叔母と姉にお願いしました。

叔母に洗濯を、姉には水や食べ物の差し入れを頼んだのですが、一番飲みたかったのが

コーラでしたが美味しくなく、水も食事も味覚がまったく変化してしまい食べられる状態では

なかった。一番飲み易かったのがミルクティーでした。

写真の部屋には10日間程でしたが、その後準無菌室に移動して10日間程過ごしました

準無菌室は新しくビジネスホテルのシングルの様な感じでトイレもシャワールームも快適

そのもの、大部屋(一般病棟は4人部屋)には移るのが嫌になるくらいだった。


蒸し暑い日

2010-06-28 19:07:03 | ブログ

晴れ間の覗く蒸し暑い一日。35℃以上の猛暑日となったところもあったようです。

土曜、日曜と土砂降りの雨の中、雨という憂鬱さよりも楽しみを見つけての2日間で

あってほしいと願いながら、約20人の子供たちと過ごしてきました。

なので今日は少し疲れ気味、本当に体力の衰えを感じます。

6月25日はマイケル・ジャクソンの一周忌でしたが、ちょうど一年前の今日

再発した悪性リンパ腫の治療の為に入院していた私は無菌室に入りました。

4月8日から救援化学療法(抗癌剤療法)を入院して行い、メインイベントの

自家移植(造血幹細胞移植)の為に大量化学療法を行うために無菌室に入ります。

良く知られているのは白血病の患者さんが治療を行っている場所で、周りとは完全に

遮断された空間が無菌室です。

通常の抗癌剤の量の5~10倍の抗癌再を使い、完全に造血機能をやっつけてしまいます。

つまりは血液が造られなくなります。なので抵抗力・免疫力が無くなってしまいますから

いろいろな感染から守る為に無菌室に入ることになります。

病院により無菌室も完全無菌室や準無菌室などさまざまですが、入院していた

病院は設備は少し古いタイプで笑えるところが多々ありました。

手前にあるのが洗面台とトイレです。090628_143224

奥にあるのがシャワーになります。

洗面台の向かい側の壁一面が空気清浄機となり、ベットの

頭側になるため騒音に悩まされました。台風の中テントで寝ている様な感じでした。

トイレは洗面台から便座を引き出す為、使用中に看護婦さんが

入ってきたらどうしようと悩まされ、落ち着いて使用できないし

シャワーは90センチ四方のスペースと頭上に余裕が無く

立ってシャワーが浴びる事ができませんでした。 <つづく>


完成しました。

2010-06-25 19:57:41 | 日記・エッセイ・コラム

山小屋が完成!Cimg0002

とは言っても私の持ち物ではないのですが

いつかは欲しい、別荘が

静かな場所で、できれば温泉があって

と夢は膨らむ

この山小屋には電気も水道もトイレも

ありません。

トイレは仮設トイレをつかうのですが

水は近くを流れている谷の水を引いてくるのです。

携帯は、私のは圏外になってしまいます。が、ドコモは辛うじて入ります。

土日はここで過ごします。


お土産で・・・

2010-06-25 19:44:51 | うんちく・小ネタ

職場の看護師さんからお土産をもらいました。

どこに行ってきたのかは聞かなかったんですが

「ドロップ」を貰ったんですけど、まずは写真をどうぞ!

Cimg0016

福岡限定「もつ鍋風ドロップス」

怪しいです、他にも佐世保限定

「佐世保バーガー風ドロップス」、博多限定

「辛子明太風ドロップス」がありました。

3種類とも、美味しくありません

30秒と口の中に入れておくことは難しく

吐き出してしまいました。

名古屋だったら「味噌カツ風」、大阪だったら「たこ焼き風」のドロップスが

あるのかな?


ラーメン

2010-06-21 20:36:24 | 食・レシピ

好みは人それぞれで、食べ物にも好みは分かれるものだ。

私は高校を卒業するまで、地元以外で暮らした事は無かった。

私の子供時代は昭和30年代後半から40年代である。

外食をすることは年に1~2度、誕生日すら特別な食事なんて

出た事がなかった。レストランと言う所に連れて行ってもらった時に

注文した物を今でも覚えている「一口ヒレ定食」だ

洋食屋だったので、ナイフとフォークで出てきたが箸もあったので

箸で食べた記憶がある。

外食で一番多かったのがラーメンである。手っ取り早くて安い。

地元では「中華そば」と呼ばれる鶏がらベースの醤油味

細縮れ麺が使われる。中華料理屋のラーメンとは少し違う。

ほとんどのお店のメニューは中華そばとご飯くらいであった。

当然餃子なんておいてなかった。

地元を離れ、一人暮らしを始めて仕送りも少なく贅沢は出来なかったが

昼食は学食や喫茶店のランチが中心だったので、友達にラーメンを

食べに連れて行ってもらったのが寿がきや だった

白く濁ったスープにも、ラーメンの種類にも驚いた

初めての味に美味しく思ったのだが、これはラーメンであって

中華そばでは無いと思った。

社会人になっても、中華そばが食べたくなるとラーメン屋に

食べにいっても地元のとは全然違う。メニューに中華そばと

のっていてもただの醤油ラーメンで太麺だったりした。

27歳位だったと思うが、地元のスーパーに中華そばが売り出されていた。

お店のスープがそのまま袋に一人前パックされ、生麺と焼き豚、薬味のネギ

が入っていた。スープは袋事湯煎で温め丼に移し、麺を茹で丼に

最後に真空パックされた焼き豚、薬味のネギをトッピングして出来上がり。

お店そのものの中華そばが自宅で味わえた。

中華そばのお店は沢山あって、地元でも好みのお店があって

前出の自宅で味わえる中華そばを売り出したお店は今では

ビルを建てて大きくなった。このお店も美味しくて好きなのだが

一番のお気に入りは「桔梗屋」さんの中華そばです。

先代のご主人は引退され、現在は息子さんが後を継いでいるのだが

味は昔と変わらず大変美味しい。

あ~、食べたくなってきた