酒飲み掃除日記

掃除用具のレビューや飲んだお酒の感想とかをつれづれなるままに書いてます。

カップ酒の保存性を問う!

2007年01月24日 | 日本酒・清酒

先日、東京の西の果ての方にある某酒屋で
多満自慢 上撰 本醸造カップを見つけたので
喜んで買ってきました。
ところが家に帰って、よくよくカップを見てみると
お酒がやけに黄色くなっていました。
驚いて製造年月を見ると、
なんと1年と2ヶ月も前に詰められたお酒でした。
こんなに古いお酒を普段飲むことはないので良い機会だと思い、
年月でどれぐらい酒が劣化するか試してみました。

古い方の酒は冷暖房完備の店の陽の当たらない
常温の棚にあったもの、
新しい方の酒は多満自慢の直売所の冷蔵庫にあって
一ヶ月前に詰められたものです。



・外観

新しい方の酒の色は透明、
古い方は黄色味がかかってること以外に
二つの酒に異なる点はありません。
量などに変化は見られず、
カップの密封性は見た目以上に高いようです。


・味

古い方
スッキリとした辛口のお酒。
ほんのり酸味がある。
香りはあるが高くない。
お燗にすると香りが高くなり
酸味が柔らかくなってコクが出てくる。

新しい方
スッキリとして、どちらかと言えば辛口のお酒。
酸味は古い物より少なく香りは高い。
お燗にするとコクが出て、
香りがより高くなる。


香りが低くなり、酸味のようなものが出たように
確実に酒は劣化するようです。
しかし、不味くて飲めないということはなく、
普通に飲める程度の劣化でした。


まとめ

日本酒の賞味期限は色々な説がありますが、
普通酒の場合、1年説をとる蔵元と6ヶ月説をとる蔵元がほとんどです。
ただ、それは一升瓶などの着色され光を通しにくい瓶の場合で、
カップのように透明で光を通しやすい容器では、それよりも短くなるでしょう。
今回は、古い方でも、劣化はあったものの飲むのに支障のない味でした。
しかし、これは日光が当たらず夏には冷房がされるという
比較的好条件な場所に置かれたもののケースです。
現実には、もっと酷い場所に長い間店晒しにされたカップ酒が多々あります。
そういう商品の劣化は、今回とは比べ物にならないぐらいひどいでしょう。
カップ酒を買うときは、酒の色や製造年月をよく見て買いましょう。



最新の画像もっと見る