

債券先物6月限:終値134.07(前日比-0.53)
寄付134.48、高値134.48、安値133.97、終値134.07
大幅続落。中心限月チャートではほぼ底値圏。調整がさらに拡大した場合はあと1円前後。
13日の債券先物相場は大幅続落。終値は前日比53銭安い134.07となった。
寄り付き後を高値に前場は揉み合いに終始した。しかし、後場に入ると一段と値を下げ133.97まで下落。本日の安値圏で取引を終了した。
中心限月を繋いだチャートでは、10日に135.68を下回り、売りシグナルが点灯。下値目標値は134.65となっていた。2月10日からの揉み合い分をカウントして計測すると、その下は134.05となり、本日の終値でほぼ底値圏に見える。しかし、6月限でチャートを書いて、相場の動きを見ると、134.52が下値のトリガーポイントとなり、下値目標値は第一目標値133.50、第二目標値132.90と計測され、まだ下値余地があることを物語っている。6月限月のみのチャートでは、2月10日からの揉み合いレンジを下抜け、バランスを下に崩したばかりの状態にある。グローバルな債券市場の軟調地合いが続き、米国債券相場も、10年債利回りで、最悪4.86~4.92%まで売られるリスクがあり、その場合、上記の下値目標値の示現の可能性もありうると考えられる。
一方、上値については、現段階では上値のトリガーポイントは135.04で、ここを上回ると上値目標値は135.45となる。
(相場の森)

相場の大局的な流れである相場の森を見ると、2005年6月30日の141.20をヘッド、2月2日の139.94を左肩、9月2日の140.12を右肩とするやや右肩上がりのヘッドアンドショルダーのネックライン138円を切っており、下値目標値は134.70となる。相場が上昇しても終値で138.45以上にならない限り、中長期的には134円台後半が中長期的な下値になる可能性が残ると予測していた。相場は10日、6月限で中期的な下値目標値であった134円台後半を示現。本日、下値を拡大したものの、相場の調整も最大であと1円前後と予測する。
相場の木: 短期トリガーポイントと目標値

上値:先物終値で135.05以上で引けると→:135.45
下値:中心限月終値で135.65以下で引け、売りシグナル→:134.65、134.05
下値:6月限終値で134.50以下で引け、売りシグナル→:133.50、132.90
的中例


①上値:12月30日に先物終値で137.16を上回り、買いシグナル→:138.05(1月5日終値で的中)
②上値:1月17日に先物終値で138.11を上回り、買いシグナル→:138.55(1月18日ザラ場高値138.56でほぼ的中)
③下値:1月26日137.72を下回り、売りシグナル→:136.85(1月27日ザラ場安値136.84、31日終値136.79とほぼ的中)
④下値:下値拡大の場合の目標値136.35に対して、3日の安値136.35(的中)
⑤上値:2月16日に先物終値で136.25以上で引け、買いシグナル→:136.80(21日終値136.82でほぼ的中)


