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相場博士(ファンドマネージャーのテクニカル分析)

トップファンドマネージャー、相場のプロが書く金融市場予測&学習ブログ!

困った

2010-03-21 20:23:34 | 本音の話
gooブログさんの編集方法、ページが変わり戸惑っています。

ようやく編集ページにたどり着くことができました。

もしかしたら記事アップに影響出るかもです。

困った


相場博士


プロはどんなテクニカル分析を見ているか?!

2007-01-13 23:59:38 | 本音の話
-市場参加者へのアンケート②-

本日は、1月8日に載せた部分の回答結果の⑤以降を載せる。

プロの市場参加者は相場の動向予測の際、何を基準にしているのかアンケートによる調査を行ったことがある。判断の材料をファンダメンタルズ分析、テクニカル分析に分類し、予測に占めるそれぞれのウェイト、および参考にしている具体的な中身を述べてもらった。どの人も優秀なプロであり、担当されている各市場の予測方法について意見を聞いたものである。

質問内容については以下の点を聞いた。
①相場予測の際、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析とどちらを見ているか?両方か?一つだけか?
②ファンダメンタルズ分析もテクニカル分析も両方見ている場合、その比率はどれくらいか?
③ファンダメンタルズ分析の具体的な中身について、どんな経済指標に着目しているか?
④テクニカル分析の具体的な中身について、どんなチャートや分析手法に注目しているか?
⑤他人の意見を参考にするか?
⑥そのほかに見ているものは?
⑦自分の相場予測に自身はあるか?

回答結果の概要

⑤14人中、10人が何らかの形で参考にすると答えた。参考にすると答えた人で多くられたのは、よく当たる人の意見を聞くというもの。よくはずす人の相場見通しも大切と答えた人もいた(所謂、逆指標として)。また、当たってきた人がはずす時は相場がかなり動く兆候という意見も見られた。市場コンセンサスを知るという意味で日経新聞のコメントを参考にする人もあった。参考にしないと答えた人でも、売買行動は参考にするという意見も見られた。

⑥国内債券市場関係者では、需給(国債発行計画、社内の在庫)、日銀の買いオペの額。
外国債券市場関係者では、ユーロ債の進発最発効状況とスワップマーケット。
株式市場関係者では、ヴァリュエーション、PER、PBR
外国為替市場関係者では、フロー、つまり資金の流れ(M&A関係、輸出入企業のオーダー等)。他に興味深い意見として、市場コンセンサスの逆というものが、比較的多く見られた。

⑦この質問について、関係者は答えにくかったようである。比率は丁度50%対50%で分かれた。これには、ある程度あるや少しはあると答えた控えめな人も“ある”に含まれる。また、証券会社のセールスマンの中には、商いをつけるという意味もあるのか、自分は相場が下がるだろうと予測していても、顧客が買いたがっていたら、相場が上がる話をして客の背中を押すということもするそうである。


プロはどんなテクニカル分析を見ているか?!

2007-01-08 22:58:28 | 本音の話
-市場参加者へのアンケート①-

プロの市場参加者は相場の動向予測の際、何を基準にしているのかアンケートによる調査を行ったことがある。判断の材料をファンダメンタルズ分析、テクニカル分析に分類し、予測に占めるそれぞれのウェイト、および参考にしている具体的な中身を述べてもらった。どの人も優秀なプロであり、担当されている各市場の予測方法について意見を聞いたものである。

質問内容については以下の点を聞いた。
①相場予測の際、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析とどちらを見ているか?両方か?一つだけか?
②ファンダメンタルズ分析もテクニカル分析も両方見ている場合、その比率はどれくらいか?
③ファンダメンタルズ分析の具体的な中身について、どんな経済指標に着目しているか?
④テクニカル分析の具体的な中身について、どんなチャートや分析手法に注目しているか?
⑤他人の意見を参考にするか?
⑥その他に見ているものは?
⑦自分の相場予測に自身はあるか?

アンケートでは各市場に渡って様々な人に話を聞いた。
外国為替市場:為替のディーラー2人
国内債券市場:債券トレーダー2人
外国債券市場:外債トレーダー2人
グローバル債券市場:国内外債券運用担当のファンドマネージャー2人
国内株式市場:国内株式担当のファンドマネージャー1人
外国株式市場:外国株式運用担当のファンドマネージャー1人
アセットアロケーションを担当するファンドマネージャー2人
プロップディーラー1人
有名なチャーチスト1人

回答結果の概要

今回は質問の④までとし、⑤以降は次回に載せる。

①この質問に対しては、全員が両方見ていると答えた。程度の差こそあれ、相場予測の際にチャートやオシレーター系のテクニカル分析をみて相場予測の参考にしていることが判明した。

②回答者全員の平均はファンダメンタルズ分析が43.64%、テクニカル分析が56.36%であり、テクニカル分析を重視している。しかし、長期予想になるとファンダメンタルズ分析にウェイトを置く傾向が見られた。

③着目している経済指標について多いものから順位付けをした。1位:鉱工業生産指数、2位:日銀短観、3位:CPI、4位:GDP、5位:雇用統計、6位:景気動向指数、7位:経常収支、その他は、設備投資、PPI、個人消費、機械受注、倒産件数などであった。また面白い意見として市場が注目しているものに注目するといった意見も見られた。

④実際の相場予測・分析に使用、参考にしているテクニカル分析手法について多いものから順位付けをした。1位:ローソク足、2位:ポイント・アンド・フィギュア、3位:移動平均線、同時4位:バーチャート、エリオット波動、一目均衡表、RSI、ストキャスティックス、ボリンジャーバンド、10位:フィボナッチであった。代表的なテクニカル分析手法は市場参加者の多くが参考にしていることが判明した。他にはギャンチャート、MACD、ボラティリティ、出来高分析も見られた。



ミーティング(Meeting)

2006-08-20 22:48:40 | 本音の話
ミーティング(Meeting)

『ミーティングが多くて嫌になるよ』、
『ミーティングばっかりで相場を見てる暇がない』
こんな言葉を多く耳にします。どうもミーティングを嫌いな人が結構多いようです。

現場で忙しい人たちはミーティングのために資料を準備しなければならないのですが、上の人たちはただ聞いてるだけ。暇つぶしに会議を招集し、下の人たちは議事録を取ったり、発言したりしなければならず、結構大変なのです。

実は、英語でもミーティングを茶化した文章があります。

“The purpose of the meeting is to keep the minutes and waste the hours.”

『ミーティングの目的は、議事録を取ることと、時間を浪費することである。』
ミーティングに対するややネガティブな思いは皆さん一緒なのかもしれません。




プロのディーラーでさえ・・・

2006-05-21 15:59:08 | 本音の話
今日は小生の取引相手で個人的にも親しい人のことを書きます。
その人、H.K.さんは、某外資系銀行の外国為替のカスタマーディーラーをしています。
外資系の人にしては正直で、人柄も良く、皆から好かれています。

彼は約16年間為替のカスタマー・ディーラーをしているのですが、小生との電話の会話でよく、彼個人のマネーで損をした取引について報告してくれます。その中でも最近の彼の損をした取引について、面白かったので書いてみます。もちろん本人の許可を得ています。

H.K.さんは、4月21日、G7の直前にドルを116円80銭で買い、外貨預金を行いました。
その直後の24日、ドルは急落。115円→113円→111円とどんどん値下がりするドルを見ながら、H.K.さんは110円60銭でドルのナンピン買いをしました。リバウンド狙いの買いで、ドルが113円70銭以上に戻したら、やれやれ売りをするつもりだったのでしょう。
しかし、ドルの下げは止まらず、109円台へ。そしてついにその日がやってきました。

ドルは5月17日にはザラ場で108円97銭までドル安が進み、たまらなくなったH.K.さんは、
ドルの損切りを決断。109円20銭でロスカットのドル売りを行ったのです。

その直後の17日の海外市場で、予想を上回るCPIや金価格の反落からドルは急反発。ブレトン仏財務省のユーロ高牽制と介入を匂わせる発言、米スノー長官のドル安政策移行の思惑を否定するコメントが続き、ドルは戻りを拡大。111円35銭まで急上昇しました

翌日18日の朝、シドニー市場で111円25銭をつけているドルを見て、H.K.さんは愕然とし、倒れそうになったそうです

116円80銭と110円60銭でドルを買い、109円20銭で損切りの売りを出す。
そうです。H.K.さんは、ドルを高く買い、安く売ってしまったのです。
16年間も外国為替業務をしているプロのH.K.さんでさえ高く買って安く売ることがあるのです。さらにもし109円台でドルショートをしていれば、“往復びんた”になったのでしょうけど。。。(外貨預金ですから、ドル売りからは入れない)
しかし、それ以上に見事なのは、ドルがレンジの下抜けをする直前のG7前にドルを買い、ドルが大底をつけた17日にドルを売ったドンピシャのタイミングです。
まさに、値幅と時間軸がぴったりで、この逆をしていれば、素晴らしい投資成果だったでしょう。ちなみにH.K.さんは小生のブログを読んでくれているようでして、4月8日の記事“逆指標(インバース・インディケーター)”を自分のことかと思い、もし自分の名前がでてきたらどうしようとハラハラしながら読んでいたそうです。それを聞いて、小生は大笑いしてしまいました。

小生はH.K.さんとの相場見通しの会話をとても大切にしています。最近、H.K.さんはプロモーション(出世、偉くなること)し、忙しくなったためか、電話で話す機会が減ったので大変残念なことだと思っています。


感情を抑えて冷徹になる必要性

2006-04-29 23:44:12 | 本音の話
冷徹さと畏敬の念

運用業務を長い間経験をすると、自分では想像しなかった様々な感情の変動に気がつくようになりました。

大相場で巨額の利益を上げると、時々こう思わないこともありませんでした。『ああ、これが自分のお金だったら』と・・・。

しかし、相場で損をすると、こう思わないこともありませんでした。『まあ、いいや。どうせ他人の金なんだから』と・・・。

サラリーマン運用に見切りをつけ、ヘッジファンドに転職する人、ヘッジファンドに運用を任せる人は、運用に対して貪欲でシビアな人たちかもしれません。ヘッジファンドの運用者は、自分のお金もファンドにつぎ込み、気合を入れているから真剣さが違うというのです。

しかし、自分のお金を入れたことで、感情が入り、かえって上手くいかないこともないとはいえません。

他人のお金だと、逆に冷静になることができ、客観的に相場を見ることができ、難局を乗り越えられることも考えられます。

ご存知のように、1990年1月から2003年4月まで、日本の株式市場は長期の下落トレンドを歩みました。国内外債券を運用していた小生は、傍から見て、日経平均の10000円割れをかなり早くから予測していました。自分の運用資産でない場合は、客観的に見られるのかもしれません。しかし、株の運用関係者は、株は売られ過ぎだとか、割安だとか言い続けました。『日経平均が20000円を下回っているから絶好の買い場』という具合です。38915.87から見れば、確かに安いと思えるのは仕方ないのでしょうが。値ごろ感は怖いものです。

何が言いたいのかというと、感情が入り、熱くなると相場では勝つことが難しいということです。人間ですから興奮するなというのは無理だとしても、冷静さを保つ努力をすることが必要だと思ったものです。

相場では、儲けるもことも大切ですが、大きく損をしないことのほうがもっと大切です。
損切りを早くし、躊躇せずにここを切ったら損切りをするなどのストップロスルールを決めておくことが重要だと思います。ずるずる引っ張ると、たいてい損切りするまで困る方向に動きます。以前にも書きましたが、損の神様が見ているのではないかと思ったくらいです。偉そうに書いている小生も、実はいろいろ苦い経験をしたのです。理屈では分かっていても、行動に移すのが大変なのは、感情が邪魔をしているからなのです。冷徹になり、相場に対して畏敬の念を持つことが大切だと考えています。


ポリティックス②

2006-04-16 01:11:14 | 本音の話

ポリティックス第二弾です

企業でも、政府でも、官僚でもどういう人が上にいるかでその組織はかなり変わると思います。いきなり上の立場で入ってきて、下の人間に対して、『さあ働け』と号令をかけても簡単には魂を入れた働きなどしないと思います。

その人は、悪名高い変な人でした。なぜかそういう人が上に来るんですな~、これが。
その人が入ったためにすぐ履歴書を書いた人がいるくらいですから。

その人は、就任早々、自分の息のかかった人を部下として連れてくるために、重要なポジションのヘッドを何人もクビにしました。遠くで見ていて、酷いことをするなあと思ったものです。ちなみにその人は後になってその報いが来たのですが・・・。

しかし、今となって思うことは、自分の知っている気心の知れた人間と働きたいと思うのは自然な感情なのではないかと。切られた人は堪りませんが。日銀総裁が次の総裁を決める際に重視するのは、自分と価値観や考え方が同じ人だそうです。意見が対立している人をわざわざ推薦することはないのでしょう。

小生は当時そういうやり方に疑問や不満を持ったこともありましたが、今ではよく分かります。結局小生も同じことをするでしょうし、むしろ、暴君のように、もっと強烈なやり方をすると思います。自分に忠誠心がない奴は全員クビなんちゃってです。

そう、人間には感情があるのです。嫌いな人とはできるだけ一緒に働きたくないと思うのは自然な感情なのです。その気持ちに体裁を取り繕い、本音をヴェールに包んで、実行に移す。怖いですね~。ホント疲れます。ポリティックスは。そういえば、日本の会社でも人事異動は報復合戦らしいですな~。だからゴマをすったり、足を引っ張ったりするのでしょうが。



ポリティックス(Politics)

2006-04-09 13:40:17 | 本音の話
ポリティックス(Politics)

これも小生が古巣に居たときの話です。
本当は書くべきか躊躇しましたが、面白いかなあと思い書いてみました。

どこの会社でも、学校でも人が集まれば必ず派閥みたいなものができます。人間には感情があり、好き嫌いがあるため自然とグループが形成されます。そして、必ず嫌な奴が存在します。

小生がいた外資系企業もこの派閥的政治力学、どろどろとした感情のぶつかり合いが物凄い会社でした。外資系というと実力主義とか、国際的とか言われますが、と~~んでもありません。上のポジションにいくほど政治(外資系ではポリティックスと言う)に巻き込まれます。実力主義は33歳くらいまでの話。30代後半からポリティックスの渦に巻き込まれ、仕事とは関係のないどろどろとした世界に取り込まれていくのです。さらに、外人(ケトウ)から見れば、東京は所詮、植民地下の奴隷制度。国際的でもなんでもありません。

外資系にはいろいろなケトウがいます。特に米国人は表と裏が激しく、利害が絡むときには生き馬の目を抜くような、手段を選ばずといったことを平気でやります。まあ、米国人といっても人種の坩堝なわけでして、私は特に米国籍を取得したインド人と南アフリカ人が大嫌いでした。

小生はあまり上司や本店の上層部にもこびるタイプではなく、若気の至りか、ずいぶん喧嘩もしました。サラリーマンにはなりきれなかったのです。

そのケトウは南アフリカ出身の白人のアメリカ人でした。モデル分析チームのヘッドで高い給料を貰っていながら、本店のある国では結果が出ておらず焦っていました。本店では彼の作ったモデルは採用されなかったのです。そこで東京に活躍の場を求めてやってきたのです。当時、小生は債券運用部のヘッドをしておりましたが、彼は経済指標をインプットしたモデルを作成中で、東京の運用に役立てたい。是非助けたいといって無理矢理ミーティングを持ちかけてきました。そいつは開口一番、こうのたまったのです。『日本人は、物を作るのは上手いが、運用は下手だ。私が作ったモデルは素晴らしいから、これを使え。』と。小生はカチンときて、『お前は日本の罫線を知らないのか?300年前からある罫線は日本人が作ったものだ。日本人を馬鹿にするな。』それから運用成績を見せて、『お前のモデルを使って運用成績が一番から下がったら責任を取れるのか?』と。

それからそのケトウとは小生が辞めるまで常に喧嘩でした。小生は無視していましたが、彼との挨拶は”Hello”や How are you”ではなく、“You may go away, or I may go away”と言って会議をしたものです。

ちなみに彼はロンドンでも嫌われていました。彼が出張に来るとドアを閉めて入れないようにしたらしいという話を聞きました。

小生が辞めた後、まもなくして彼も会社を辞めた話を聞きました。
本当に二人ともGo awayしてしまったのです。

十二指腸潰瘍になったり、お客さんに怒鳴られたりしながら2兆円まで引き上げた運用資産もケトウどもに食い散らかされ、モデルを押し付けられて運用成績が下がり、小生が退職後に解約ラッシュになったのはとても悲しく、外資系における東京支店の位置の儚さを思い知ったのです。

逆指標(インバース・インディケーター)

2006-04-08 19:52:08 | 本音の話
逆指標(インバース・インディケーター)

小生が古巣にいたときの話です。
定期的に相場見通しやマクロ経済について海外の運用部とビデオ会議を行うのですが、その中で英国人ほど見事な逆指標はないなあと思ったものです。

米国の長期金利が低下基調にあるとき、金利は上がると言い続け、金利の底で見通しを変更。金利は下がると言った途端に金利上昇トレンドに入りました。
NYダウは4000ドルから割高だと言い続け、ユーロは発足当初から強いといい続けました。

日本でも、ドルの上昇トレンドの天井でドルを必ず買っていった某保険会社(潰れましたが)。90年代に株は割安だと言い続け、上がりだしても今度は弱気を言い続けたエコノミスト。

そうです。逆指標(インバース・インディケーター)はとても大切です。その人の話を聞く機会を定期的に見つけて、その人の相場観を聞く。なぜならばその人の相場観の逆が正しい相場観なのです。小生も、何人かの逆指標を大切にしています。

相場に合議制が馴染まないことは既にお話しましたが、その背景にあるのは、相場見通しは人によって様々であり、だからこそ値段が付き、相場が形成されているのです。

お知らせ

2006-02-12 20:50:08 | 本音の話
新ブログ検討中!

現在、新しいブログを検討中です!

仮題は『相場博士のどろどろ日記-所詮はくそったれ!』
考えています。

別に、暴露版ブログというわけではありませんが、小生が経験した
業務上の事実をネット上で公開し、皆さんの暇つぶし、笑いのねた
あるいは、学生さんなら、処世術の参考にしていただきたいと思うのです。

なるべく実名に近い形でで公開しようかなと考えています。
結構大変なことになるかなーなんて!

お楽しみに!



3社引き合いの問題点

2006-02-05 12:51:52 | 本音の話
3社引き合いの問題点

信託銀行、生命保険、損害保険、投資信託、投資顧問など機関投資家が、国内債券や外国債券を証券会社や銀行に発注する際、3社引き合いという制度が義務つけられています。

発注はファンドマネージャー → トレーダー → 証券会社のセールスマン という流れで進んでいきます。

この3社引き合いという制度は、一つの債券の銘柄について、3つの取引業者から値段を聞き、一番良いところと取引を行うというもの。ちなみに債券は店頭取引で、株式市場と違い、2-wayの市場。買値と売値が証券会社などで提示されるマーケットマイクによる金融商品である。

年金や投信などの受益者にとって、運用者にとっても当然なこの制度も実は問題点があるのです。

それは相場が荒れている、ボラタイルなとき。
3社引き合いだから、トレーダーが3人以上いれば、同時に聞いて取引を執行すればいいのですが、2人や1人の場合、3社に聞いているうちに相場が大きく動いてしまう可能性が高くなります。上げ相場で3社に聞いているうちに、どんどん値上がりしてしまったというケースもあるし。下げ相場で、どんどん値下がりしてしまったというケースもあります。

また、何社も聞いているうちに、業者によってはフロントランニングという先回り買いや先回り売りを仕掛けてくることもあり、必ずしも3社引き合いがいいとは限らないのです。

『絶対』がない投資、運用の世界。取引の執行も難しいものがあります。



ファンドマネージャーを悩ます書き物

2006-02-01 00:25:59 | 本音の話
本音バージョンの話ですが、ファンドマネージャーは、かなり書き物に追われています。
顧客向けの運用報告書、市場見通し、運用計画書、社内の会議資料、市場が急変した場合の追加資料など。
基本的には説明責任の一環で作成するもので、その数はかなり多くなります。

問題なのは、市場が急変しているときにも締め切りがあるため書類にかかりきりになってしまう可能性があること。人手の少ない外資系は仕方ないと思いきや、日系もファンドマネージャーの負担は相当凄いものがあると聞きます。

ヘッジファンドや投機筋が、日本の機関投資家の困る方向へ相場を持っていこうと思ったら、ファンドマネージャーが忙しい月初がベストだと思います。
ホント、相場見てる暇がないくらいなんです!

そこで一句
『場中でも、見てる暇ない、書き物で』

『売買を、したくて綴る、資料かな』

お粗末でした!