

日曜日が1日ですから、明日は2日の月曜日。
ということは・・・『二日新甫は荒れる』という相場の格言が
該当する月です。

以前にもご紹介し、今回もしつこくご紹介しますが、相場の世界では、昔から最初の営業日が2日で始まる月は、『二日新甫』といって相場が荒れる

もちろん、『荒れる』



また、13日の金曜日がある月で、不気味なものを感じます。

ギリシャ、アイルランド、ポルトガルに続いて、スペインの問題もクローズアップされましたが、先週、ユーロ圏首脳がスペインの銀行に対する緊急融資の返済条件を緩和したことから、欧州域内債務危機の解決に向けて前進したとの見方からユーロの買い戻しが進みました。欧州連合(EU)のファンロンパイ大統領はユーロ圏17カ国首脳による会議後、スペインの銀行向け融資で、各国政府が他の債権者に優先して弁済を受ける権利を放棄したことを表明。株式相場、商品相場はこれを好感して大幅上昇。リスク選好の動きが強まる結果となりました。
尤も、これで欧州債務問題が完全に解決したわけではなく、週末でとりあえずユーロの売りポジション、リスク資産の売りポジションを一旦カバー(整理)する動きとなったと考えられます。
欧州債務問題の根本的な解決はまだ長い時間が必要と考えられます。
米国の経済指標も個人所得や個人消費が低迷し、雇用は相変わらずの低空飛行、住宅市場の低迷など景気の腰折れ懸念が継続している状態です。
中国や新興国も景気減速の兆候がでています。
株式相場、商品相場が期待先行で上昇しても、実体経済の著しい回復がなくては、上昇相場も長続きせず、各国の成長率など経済ファンダメンタルズからかけ離れた動きはやがて剥落することになると考えられます。米国のQE3期待もモルヒネのようなもので弱体化した経済を延命するだけ。過剰流動性による資産バブルも永遠には続かないのは歴史が証明しており、相場の洗礼を受けた参加者も思い出す間もなく、相場というマネーゲームにまた参加していくのです。
相場の世界



畏敬の念を持たないといけないと思っています。



