相場博士(ファンドマネージャーのテクニカル分析)

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ドル・円テクニカル分析(4月30日)

2009-04-30 22:35:59 | ドル・円テクニカル分析
ドル・円テクニカル分析

4月30日 東京市場終値(17時)97.66/68   安値97.16 高値97.86 

ドル急反発。21日に98.02で引け、16日終値98.65を下回ったことによるドル売りシグナルは、下値目標値96.80に対して28日終値95.88まで下落したことで下げすぎの修正が入る形で反発。ドルのロングポジションが掃けたことで今度は上攻めに転換し易い状況。今後、99.40を上回れば、再度上値を試す可能性が残る。中長期的には93.60~92円台後半を左右のショルダー、12月18日の87.92をヘッド、99.38と99.61をネックラインとしたやや大きな逆ヘッドアンドショルダー形成の最終段階(ドル高への転換)の可能性を予測している。

ドル円相場は、4月8日終値の99.67から反発。9日100.15、10日100.47、13日100.66と3日続伸し、101.17を上抜けするか試す局面となっていた。しかし、14日は99.64に反落。そして15日は98.76で引け、8日99.67を下回ったことから、ドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で99.20以上を回復しない限り、ドル売りバイアスは継続し、下値目標値として97.20を計測していた。16日は98.65と3日続落となったが、17日は99.40に反発。一旦、ドル売りシグナルは消滅した。
しかし、20日は99.04に反落。21日は98.02で引け、16日終値98.65を下回ったことからドル売りシグナルが再点灯。東京市場終値で98.60以上を回復しない限り、ドルの下落バイアスは継続し、下値目標値として96.80を計測。22日は98.16に反発したが、チャートの形状に変化はなかった。
相場は、ネックライン近辺の攻防で中期長期的な更なる上値拡大のための踊り場的な状態に位置していると考えていた。また、97円台に入った場合は、もう一段のドルの下値(レンジの下限95.50前後)を見に行く可能性もあり、早い段階で98.60、できれば99.60以上の回復ができるか正念場となるとコメントしていた。
相場はその後、24日97.08、27日96.73と下値目標値まで下落。しかし、下値を拡大し、28日は95.88まで下落した。相場は本日、30日97.67に反発。これは下値目標値96.80に対して95.88まで下落した下げすぎの修正が入った形と考えられる。また、逆にドルのロングポジションが掃けたことで今度は上攻めに転換し易い状況となっている。
今後、相場が戻りを拡大して99.40を上回り、99.60以上で引ける場合は、上値目標値として第一目標値101.80、第二目標値103.60を計測している。
一方、相場が急反落して95.88を下回り、95.60以下で引ける場合は下値目標値として94.00を計測している。
今回のドルの下値が一旦95.88で終わったが、これは3月19日の95.48より上の水準であり、95.50前後がサポートされた形となっている。この水準は今後もサポートされる可能性が高く、再度ドルが反落した場合でもこの水準を下抜けするのはかなり難しいとみている。
また、これまでも指摘しているように短期的にはドル円の上値が重く、下落バイアスが強い局面となっているものの、これは再度ドルの下落トレンドが始まるという意味ではなく、ドルの下落トレンド転換のための下落、即ち逆ヘッドアンドショルダー形成の最終段階に入った可能性も考えている。即ち、93.60~92円台後半を左右のショルダー、12月18日の87.92をヘッド、99.38と99.61をネックラインとしたやや大きな逆ヘッドアンドショルダーの形成段階に入ってきた可能性を予測している。相場が戻りを拡大して99.40、そして101.20を突破した場合、最大で112円~113円台へのドル高に繋がる可能性をみている。
本日の東京市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は98.86近辺。上下の2σはそれぞれ101.50と96.23近辺となっている。MACDはマイナス領域(ドル売り)を継続中。RSIは47となっている。また、パラボリック・システムは円買い/ドル売りシグナルを継続している。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:終値で99.40を上回り、99.60以上で引けると→:上値目標値101.80、103.60
下値:終値で95.88を下回り、95.60以下で引けると→:下値目標値94.00


的中例:
上値
3月4日に98.83で引け、2月26日終値97.94を上回ったことによるドル買いシグナルの第一上値目標値99.60に対して、5日にザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇→その後
93.54まで下落。
     ↓    
下値
3月19日に95.48で引け、96.34を下回り、ドル売りシグナルの第三下値目標値93.20に対して、19日にザラ場で93.54まで下落


日経平均テクニカル 分析(4月27日)

2009-04-27 22:50:33 | 日経平均テクニカル分析
日経平均の中長期的、短期的なトリガーポイントと上下目標値

4月27日終値:先物6月限8750(+10)、現物:8726.34(+18.35)

小幅反発も上値の重さは継続。相場の森では4月2日に8719.78で引け、3月26日終値8636.33を上回ったことによる買いシグナルは、現物終値で8600を下回らない限り、上昇基調は継続。上値目標値は9500。しかし、短期的な上げ一服感が強く、急反落リスクは継続。下放れのタイミング待ちか。21日以降、5日連続でザラ場の安値で8600台が支持線となっている。終値で守られるべき水準がザラ場でもサポートされているが、この8600を下回るか、キープされるかが重要である。先物は売りシグナルが点灯

 日経平均の中長期的な流れである相場の森を日経平均現物で見ると、相場は4月2日に8719.78で引け、3月26日終値8636.33を上回ったことから、買いシグナルが点灯。6日には8857.93へ戻りを拡大した。8日に8595.01に反落したが、この時点では現物終値で8500を下回らない限り、買いシグナルは消滅せず、上値目標値の9500へ向けた上昇基調は継続する条件となっていた。そして9日は急反発し、8916.06と上値を拡大。9000目前のところまで回復した。相場はその後、10日9068.80、13日9024.45とザラ場で9000円台まで上昇したが、終値では10日の8964.11をピークに、13日から軟化。15日まで3日続落し、15日は8742.96まで下落。そして、16日は8755.26、17日は8907.58、20日は8924.75と戻りを拡大してきた。
相場の伸び悩み感が強くなっており、MACDでみると売り転換していることから、一旦の調整を入れる可能性が高いと考えていた。その際は、上述の8600を終値で下回るかどうかがポイントであるとみていた。
相場はその後、21日は8711.33に反落。22日8727.30、23日8847.01と戻した後、24日8707.99に反落、そして本日27日は8726.34に小幅反発となった。
今後の展開として、現物終値で8600を下回らない限り、上値目標値の9500に向けた上昇基調は継続するという見方に変更はない。相場は21日以降、5日連続でザラ場の安値で8600台が支持線となっている。終値で守られるべき水準がザラ場でもサポートされているが、この8600を下回るか、キープされるかが重要である。
しかし、8600を下回った場合は買いシグナルは消滅する。さらに下落幅が拡大し、3月31日終値8109.53を下回り、8100以下で引ける場合は下値目標値7000に向けてもう一度下落基調が再開する可能性もあり、警戒が必要と考えている。
また、これまで繰り返し、コメントしてきたが、株式相場の回復基調が継続した場合、相場が上値目標値の9500を示現してもすぐその上に9600の壁が立ちはだかっている。9500円台は10月15日終値の9547.47、11月5日終値の9521.24と2回止められた水準であり、さらにその後、1月7日終値は9239.24までの反発となっており、簡単には上抜けしない抵抗ゾーンとなっている。したがって、9300~9500は一旦のスピード調整が必要なところとして今後も上値を抑える難関の価格帯として君臨すると考えている。しかし、現状の相場をみているとその水準に行く前に、軟化する可能性が高くなっていると考えられる。ザラ場で9000をつけても、終値で乗せられないところをみると相場の上げ一服感が強いと言わざるを得ない。

また、日経平均の短期的な流れである相場の木を日経平均先物中心限月で見ると、相場は4月3日に8730で引け、8710を上回り、買いシグナルが点灯。上値目標値の8880に対して6日に終値で8890まで上昇。しかし、8日には8580まで続落。9日は8930で引け、8890を上回ったことから、買いシグナルが点灯。上値目標値を第一目標値9060、第二目標値9180と計測していた。
その後、相場はザラ場で10日に9100、および13日に9040をつけたものの、終値では10日の8970をピークに、13日の8890、14日8850、そして15日8740と3日続落となった。
そして16日は8750、17日は8940と戻りを拡大したが、20日は8930と小幅ながら反落。相場の伸び悩み感が強くなってきた。
 その後、相場は21日に8770、22日に8750と続落。23日に8830に反発したものの、24日は8740で引け、22日の8750を下回ったことから売りシグナルが点灯。先物の終値で8800以上を回復しない限り、下値リスクが継続し、下値目標値として、第一目標値8580、第二目標値8400、第三目標値8280を計測している。
一方、切り返して、8830を上回ると、上値目標値として第一目標値9060、第二目標値9240、第三目標値9360を予測している。
本日27日終値時点で、ボリンジャーバンドの中心値は8745近辺。上下の2σはそれぞれ9144と8347近辺となっている。MACDは16日にマイナス領域(売り)に転換し、緩やかにマイナス領域を拡大中である。RSIは54、パラボリックシステムは買いを継続している。

相場の森: 中長期トリガーポイントと目標値
上値:現物終値で8636.33を上回り、8700以上で引け、買いシグナル→上値目標値:9500
下値:現物終値で8109.53を下回り、8100以下で引けると→下値目標値:7000
   
相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:先物終値で8830を上回ると→:上値目標値9060、9240、9360
下値:先物終値で8750を下回り、売りシグナル→:下値目標値8580、8400、8280


ドル・円テクニカル分析(4月22日)

2009-04-22 22:53:49 | ドル・円テクニカル分析
ドル・円テクニカル分析

4月22日 東京市場終値(17時)98.15/16   安値98.05 高値98.74

ドル小反発も、20日に98.02で引け、16日終値98.65を下回ったことによるドル売りシグナルは継続。東京市場終値で98.60以上を回復しない限り、ドル売りバイアスは継続。下値目標値は96.80。ただし、右肩下がりのチャネルを形成しており、99.40を上回れば、経験則的には再度上値を試す可能性が残っていることや、中長期的には93.60~92円台後半を左右のショルダー、12月18日の87.92をヘッド、99.38と99.61をネックラインとしたやや大きな逆ヘッドアンドショルダー形成の最終段階(ドル高への転換)の可能性を予測している。

ドル円相場は3月4日に98.83まで終値で上昇。2月26日終値97.94を上回ったことからドル買いシグナルが再点灯。東京市場終値ベースで98.40を下回らない限り、ドルの上昇バイアスは継続し、上値目標値を第一目標値99.60、第二目標値101.80と計測していた。
相場は5日に第一上値目標値の99.60に対して、ザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇。一旦の上値を達成した。その後、6日には終値で97.36に反落したが、9日には終値で98.67に反発。そして10日は98.67で引けた。その後、11日の98.57に続き、相場は12日に96.34で引け、3月6日終値97.36を下回ったことから今度はドル売りシグナルが点灯。第一下値目標値95.40に対して、ザラ場で95.68まで下落した。しかし、その後急反発し、13日は97.99、16日は98.26、17日は98.67と3日続伸となり、3月9日終値98.67と並び、ここを上抜けするか注目していた。しかし、18日は98.55に反落。そして19日は前日のFOMCの長期国債買い入れ発表を受けて終値で95.48と急落。3月12日終値の96.34を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。第一下値目標値95.40に近い水準まで下落。東京市場終値で96.00以上を回復しない限り、ドルの下値バイアスは継続し、次の下値目標値としては第二目標値94.40、第三目標値93.20、第四目標値92.60を計測。
相場は19日に第三下値目標値の93.20に対してザラ場で93.54まで下落したが、23日は95.99と反発。その後、24日は終値で98.30まで戻したが、25日は97.73に反落。26日は98.11まで反発したが、27日は97.90と反落した。そして30日96.18まで下落。3月9日および17日終値の98.67の上抜けに失敗後、反落したことから今度は19日終値の95.48を下抜けするか試す展開となっていた。
相場は30日の96.18の後は、4月1日に98.62で引け、3月24日の98.30を上回り、ドル買いシグナルが点灯。2日は99.13、3日は99.79、そして6日は第二上値目標値の100.60に対して、終値で101.17、ザラ場で101.44まで上昇した。しかし、7日は100.55、そして8日は99.67に続落した。
今後の展開として、ドル円相場は3月5日の99.61までの上昇後に形成した右肩下がりのチャネル(こういう形状は経験則的に再度上値を試す傾向がある)を、3日に99.61を上に抜けたことで再度ドルの上値を試すステージに移行している状態と考えていた。今後、101.17からの反落が4月6日終値の99.61を大きく下回らない程度で反発し、終値で100.20以上となれば、101.17の上抜けを試しに行く展開となる。ここで101.17を上回り、101.20以上で引けると、上値目標値として第一目標値102.80、第二目標値104.80を予測。
一方、ドルが100.20以上に反発しても101.17の上抜けに失敗し、逆に99.48を下回り、99.40以下で引ける場合は97.20を下値目標値として計測。また、100.20以上とならず、このまま下値を拡大した場合、96.18を下回り、95.99以下で引ける場合は、下値目標値として第一目標値94.20、第二目標値93.00を予測していた。
相場は、8日終値の99.67から反発。9日100.15、10日100.47、13日100.66と3日続伸し、101.17を上抜けするか試す局面となっていた。しかし、14日は99.64に反落。そして15日は98.76で引け、8日99.67を下回ったことから、ドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で99.20以上を回復しない限り、ドル売りバイアスは継続し、下値目標値として97.20を計測していた。16日は98.65と3日続落となったが、17日は99.40に反発。一旦、ドル売りシグナルは消滅した。
しかし、20日は99.04に反落。21日は98.02で引け、16日終値98.65を下回ったことからドル売りシグナルが再点灯。東京市場終値で98.60以上を回復しない限り、ドルの下落バイアスは継続し、下値目標値として96.80を計測。本日、22日は98.16に反発したが、チャートの形状に変化はない。
前回もコメントしたが、4月6日101.17からの推移を右肩下がりのチャネルと見なした場合、切り返して99.40を上回り、99.60以上で引ける場合は、上値目標値として第一目標値101.80、第二目標値103.60を計測している。
また、これまでも指摘しているように短期的にはドル円の上値が重く、下落バイアスが強い局面となっているものの、これは再度ドルの下落トレンドが始まるという意味ではなく、ドルの下落トレンド転換のための下落、即ち逆ヘッドアンドショルダー形成の最終段階に入った可能性も考えている。即ち、93.60~92円台後半を左右のショルダー、12月18日の87.92をヘッド、99.38と99.61をネックラインとしたやや大きな逆ヘッドアンドショルダーの形成段階に入ってきた可能性を予測している。相場が仮に再度97円前後に下落しても、切り返して99.40、そして101.20を突破した場合、最大で112円~113円台へのドル高に繋がる可能性をみている。
また、一度99.38と99.61のネックラインを突破し、101.17まで終値で上昇(ザラ場は101.44)したものの、ヘッドアンドショルダーの場合、リターンムーブというネックラインに回帰する相場の習性があることから、8日の99.67の動きはこれに相当する可能性もあると考えていた。14日は、8日に続き99.64に終値で下落していることからややもたつき感がでたのは否めないとコメントしたが、やや差込みが深くなっていることから、まだ時間がかかる可能性が高くなってきたと考えられる。グローバルな株式相場の上昇一服感が広がり、反落する場面では、リスク回避の動きが再度強まり、クロス円主導で円高となり安いだけにドル円も下落バイアスを受ける可能性が高くなる。相場は、ネックライン近辺の攻防で中期長期的な更なる上値拡大のための踊り場的な状態に位置していると考えられる。また、97円台に入った場合は、もう一段のドルの下値(レンジの下限95.50前後)を見に行く可能性もあり、早い段階で98.60、できれば99.60以上の回復ができるか正念場となる。
相場は、約一ヶ月間要した一つ手前の3月5日99.61からの右肩下がりのチャネルに回帰しつつあり、このまま97円台で滞留するようだと早期の上抜け(ドル高)は難しくなると考えられるだけに正念場を迎えているとみている。
本日の東京市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は99.23近辺。上下の2σはそれぞれ101.18と97.28近辺となっている。MACDはマイナス領域(ドル売り)を継続、拡大中。RSIは48.18となっている。また、パラボリック・システムは円買い/ドル売りシグナルを継続している。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:終値で99.40を上回り、99.60以上で引けると→:上値目標値101.80、103.60
下値:21日に98.02で引け、終値で98.65を下回り、ドル売りシグナル→:下値目標値96.80



的中例:
上値
3月4日に98.83で引け、2月26日終値97.94を上回ったことによるドル買いシグナルの第一上値目標値99.60に対して、5日にザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇→その後
93.54まで下落
     ↓    
下値
3月19日に95.48で引け、96.34を下回り、ドル売りシグナルの第三下値目標値93.20に対して、19日にザラ場で93.54まで下落


日経平均テクニカル分析(4月20日)

2009-04-20 23:28:33 | 日経平均テクニカル分析
日経平均の中長期的、短期的なトリガーポイントと上下目標値

4月20日終値:先物6月限8930(-10)、現物:8924.75(+17.17)

現物は3日続伸。相場の森では4月2日に8719.78で引け、3月26日終値8636.33を上回ったことによる買いシグナルは、現物終値で8600を下回らない限り、上昇基調は継続。上値目標値は9500。しかし、短期的に上げ一服感が強く、急反落リスクが残る。MACDは既に売り転換

 日経平均の中長期的な流れである相場の森を日経平均現物で見ると、相場は3月6日に7173.10、9日は7086.03、10日は7054.98と3日続落。終値べースでバブル崩壊後の最安値を更新した。しかし、その後相場は11日に7376.12に反発。12日は7198.25に反落したが、13日は7569.28に反発。現物終値で7400を上回ったことから売りシグナルは消滅。その後も相場は16日7704.15、17日7949.13、そして18日7972.17と4日続伸となり、ザラ場では一時8000円台を回復した。
その後も相場は回復基調を継続。3月24日には8488.30で引け、1月29日終値8251.24を上回ったことから買いシグナルが点灯。現物終値で8100を下回らない限り、上値を試すバイアスは継続し、上値目標値として9400を計測していた。
相場はその後26日に8636.33まで上値を拡大したが、27日8626.97、30日8236.08、そして31日は8109.53と3日続落。30日に8300を下回る8236.08に下落したことから一旦買いシグナルは消滅し、仕切り直しとなっていた。今後現物終値で8500以上を上回らない限り、上値の重い展開が継続することが考えられが、8500以上を回復した場合は、もう一度26日終値の8636.33を上抜けするか試しに行く展開が考えられ、もし、8700以上で引ける場合は上値目標値として9500を計測していた。
その後、相場は4月1日から上昇基調を継続。2日には8719.78で引け、8636.33を上回ったことから、買いシグナルが点灯。6日には8857.93へ戻りを拡大した。8日に8595.01に反落したが、この時点では現物終値で8500を下回らない限り、買いシグナルは消滅せず、上値目標値の9500へ向けた上昇基調は継続する。そして9日は急反発し、8916.06と上値を拡大。9000目前のところまで回復してきた。
相場はその後、10日、13日とザラ場で9000円台まで上昇したが、終値では10日の8964.11をピークに、13日から軟化。15日まで3日続落し、15日は8742.96まで下落。そして、16日は8755.26、17日は8907.58、本日20日は8924.75と戻りを拡大してきた。
今後の展開として、現物終値で8600を下回らない限り、上値目標値の9500に向けた上昇基調は継続するという見方に変更はない。しかし、8600を下回った場合は買いシグナルは消滅する。さらに3月31日終値8109.53を下回り、8100以下で引ける場合は下値目標値7000に向けてもう一度下落基調が再開する可能性もあり、警戒が必要と考えている。
相場の伸び悩み感が強くなっている。MACDでみると売り転換していることから、一旦の調整を入れる可能性が高いと考えられる。その際は、上述の8600を終値で下回るかどうかがポイントである。
また、これまで繰り返し、コメントしてきたが、株式相場の回復基調が継続した場合、相場が上値目標値の9500を示現してもすぐその上に9600の壁が立ちはだかっている。9500円台は10月15日終値の9547.47、11月5日終値の9521.24と2回止められた水準であり、さらにその後、1月7日終値は9239.24までの反発となっており、簡単には上抜けしない抵抗ゾーンとなっている。したがって、9300~9500は一旦のスピード調整が必要なところとして今後も上値を抑える難関の価格帯として君臨すると考えている。しかし、現状の相場をみているとその水準に行く前に、軟化する可能性が高くなっていると考えられる。ザラ場で9000をつけても、終値で乗せられないところをみると相場の上げ一服感が強いと言わざるを得ない。

また、日経平均の短期的な流れである相場の木を日経平均先物中心限月で見ると、相場は3月13日に7510で引け、5日終値7410を上回ったことから買いシグナルが点灯。7620、7760、7860の上値目標値に対して、16日7680、17日7890、そして18日は7920まで上昇した。相場が上値目標値を超えて上昇したこともあり、スピード調整を予測していた。
相場は3月19日に第三上値目標値の7860に反落。しかし、すぐに切り返し、23日は8180で引け、7920を上回ったことから買いシグナルが再点灯。24日は8400、そして25日は8440まで上値を拡大。垂直計算による上値目標値は8620を計測していた。
相場はその後、26日に8710まで上昇したが、27日は8630と上値目標値とほぼ同水準まで下落。そして、30日8200、31日は8120まで下値を拡大した。
今後、相場は切り返しても8710からの差込が深いことから、8710を一気に上抜けするのは難しいと考えていた。また8710を上抜けしても上値目標値は8880が一旦の上値達成感が出る水準とみていた。
その後、相場は4月3日に8730で引け、8710を上回り、買いシグナルが点灯。上値目標値の8880に対して6日に終値で8890まで上昇。しかし、8日には8580まで続落。9日は8930で引け、8890を上回ったことから、買いシグナルが点灯。上値目標値を第一目標値9060、第二目標値9180と計測。
その後、相場はザラ場で10日に9100、および13日に9040をつけたものの、終値では10日の8970をピークに、13日の8890、14日8850、そして15日8740と3日続落となった。
そして16日は8750、17日は8940と戻りを拡大したが、本日20日は8930と小幅ながら反落。相場の伸び悩み感が強くなってきた。
今後、相場が下げ幅を拡大し、8740を下回る場合は下値目標値として、第一目標値8500、第二目標値8380、第三目標値8260を計測している。
一方、切り返して、8970を上回ると第一目標値9140、第二目標値9260、第三目標値9380を予測している。
本日15日終値時点で、ボリンジャーバンドの中心値は8683近辺。上下の2σはそれぞれ9157と8208近辺となっている。MACDは16日にマイナス領域(売り)に転換し、緩やかにマイナス領域を拡大中である。RSIは62、パラボリックシステムは買いを継続している。

相場の森: 中長期トリガーポイントと目標値
上値:現物終値で8636.33を上回り、8700以上で引け、買いシグナル→上値目標値:9500
下値:現物終値で8109.53を下回り、8100以下で引けると→下値目標値:7000
   
相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:先物終値で8970を上回ると→:上値目標値9140、9260、9380
下値:先物終値で8740を下回ると→:下値目標値8500、8380、8260


ドル・円テクニカル分析(4月16日)

2009-04-16 22:39:50 | ドル・円テクニカル分析
ドル・円テクニカル分析

4月16日 東京市場終値(17時)98.64/66   安値98.58 高値99.51

ドル3日続落。6日終値101.17まで上昇後の反落局面は8日終値99.67まで。その後の反発は13日の100.66までで、101.17の上抜けには失敗。15日に98.76で引け、ドル売りシグナル点灯。東京市場終値で99.20以上を回復しない限り、ドル売りバイアスは継続。下値目標値は97.20。ただし、中長期的には93.60~92円台後半を左右のショルダー、12月18日の87.92をヘッド、99.38と99.61をネックラインとしたやや大きな逆ヘッドアンドショルダー形成の最終段階(ドル高への転換)の可能性を予測している。

 ドル円相場は2月26日に終値で97.94まで上昇。予測より若干伸びたが、そこで一旦休憩。2月27日97.87、3月2日97.26と続落し、小さな反落を入れた。しかし、3月3日は97.76に反発。そして4日は98.83まで終値で上昇。2月26日終値97.94を上回ったことからドル買いシグナルが再点灯。東京市場終値ベースで98.40を下回らない限り、ドルの上昇バイアスは継続し、上値目標値を第一目標値99.60、第二目標値101.80と計測していた。
相場は5日に第一上値目標値の99.60に対して、ザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇。一旦の上値を達成した。その後、6日には終値で97.36に反落したが、9日には終値で98.67に反発。そして10日は98.67で引けた。その後、11日の98.57に続き、相場は12日に96.34で引け、3月6日終値97.36を下回ったことから今度はドル売りシグナルが点灯。第一下値目標値95.40に対して、ザラ場で95.68まで下落した。しかし、その後急反発し、13日は97.99、16日は98.26、17日は98.67と3日続伸となり、3月9日終値98.67と並び、ここを上抜けするか注目していた。しかし、18日は98.55に反落。そして19日は前日のFOMCの長期国債買い入れ発表を受けて終値で95.48と急落。3月12日終値の96.34を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。第一下値目標値95.40に近い水準まで下落した。
今後、東京市場終値で96.00以上を回復しない限り、ドルの下値バイアスは継続し、次の下値目標値としては第二目標値94.40、第三目標値93.20、第四目標値92.60を計測していた。
相場は19日に第三下値目標値の93.20に対してザラ場で93.54まで下落したが、23日は95.99と反発。その後、24日は終値で98.30まで戻したが、25日は97.73に反落。26日は98.11まで反発したが、27日は97.90と反落した。そして30日96.18まで下落。3月9日および17日終値の98.67の上抜けに失敗後、反落したことから今度は19日終値の95.48を下抜けするか試す展開となっていた。
相場は30日の96.18の後は、4月1日に98.62で引け、3月24日の98.30を上回り、ドル買いシグナルが点灯。2日は99.13、3日は99.79、そして6日は第二上値目標値の100.60に対して、終値で101.17、ザラ場で101.44まで上昇した。しかし、7日は100.55、そして8日は99.67に続落した。
今後の展開として、ドル円相場は3月5日の99.61までの上昇後に形成した右肩下がりのチャネル(こういう形状は経験則的に再度上値を試す傾向がある)を、3日に99.61を上に抜けたことで再度ドルの上値を試すステージに移行している状態と考えていた。今後、101.17からの反落が4月6日終値の99.61を大きく下回らない程度で反発し、終値で100.20以上となれば、101.17の上抜けを試しに行く展開となる。ここで101.17を上回り、101.20以上で引けると、上値目標値として第一目標値102.80、第二目標値104.80を予測。
一方、ドルが100.20以上に反発しても101.17の上抜けに失敗し、逆に99.48を下回り、99.40以下で引ける場合は97.20を下値目標値として計測。また、100.20以上とならず、このまま下値を拡大した場合、96.18を下回り、95.99以下で引ける場合は、下値目標値として第一目標値94.20、第二目標値93.00を予測していた。
 相場は、8日終値の99.67から反発。9日100.15、10日100.47、13日100.66と3日続伸し、101.17を上抜けするか試す局面となっていた。しかし、14日は99.64に反落。そして15日は98.76で引け、8日99.67を下回ったことから、ドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で99.20以上を回復しない限り、ドル売りバイアスは継続し、下値目標値として97.20を計測している。本日16日は98.65と3日続落となったが、チャートの形状に変化はない。
一方、99.59以下で引けても、右肩下がりのチャネルと見なした場合、97.20までは下落せず、逆に切り返して100.66を上回り、100.80以上で引ける場合は、上値目標値として103.60を計測している。
 短期的にはドル円の上値が重く、下落バイアスが強い局面となっているものの、これは再度ドルの下落トレンドが始まるという意味ではなく、ドルの下落トレンド転換のための下落、即ち逆ヘッドアンドショルダー形成の最終段階に入った可能性を考えている。即ち、93.60~92円台後半を左右のショルダー、12月18日の87.92をヘッド、99.38と99.61をネックラインとしたやや大きな逆ヘッドアンドショルダーの形成段階に入ってきた可能性を予測している。相場が仮に再度97円前後に下落しても、切り返して101.20円を突破した場合、112円~113円台へのドル高に繋がる可能性をみている。
 また、一度99.38と99.61のネックラインを突破し、101.17まで終値で上昇(ザラ場は101.44)したものの、ヘッドアンドショルダーの場合、リターンムーブというネックラインに回帰する相場の習性があることから、8日の動きはこれに相当する可能性もあると考えていた。14日は、8日に続き99.64に終値で下落していることからややもたつき感がでたのは否めないとコメントしたが、やや差込みが深くなっていることから、まだ時間がかかる可能性が高くなってきたと考えられる。グローバルな株式相場の上昇一服感が広がり、反落する場面では、リスク回避の動きが再度強まり、クロス円主導で円高となり安いだけにドル円も下落バイアスを受ける可能性が高くなる。相場は、ネックライン近辺の攻防で中期長期的な更なる上値拡大のための踊り場的な状態に位置していると考えられる。また、97円台に入った場合は、もう一段のドルの下値(レンジの下限95.50前後)を見に行く可能性もあり、早い段階で99.20以上の回復ができるか正念場となる。理想的には終値で99円台を死守して切り返せば、綺麗なチャートとなったが、98円台となり、ややバランスを下に崩した形となっている。
 本日の東京市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は98.91近辺。上下の2σはそれぞれ101.56と96.27近辺となっている。MACDはマイナス領域(ドル売り)を継続中。RSIは50.79となっている。また、パラボリック・システムは円買い/ドル売りシグナルを継続している。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:終値で100.66を上回り、100.80以上で引けると→:上値目標値103.60
下値:15日に98.76で引け、終値で99.67を下回り、ドル売りシグナル→:下値目標値97.20


的中例:
上値
3月4日に98.83で引け、2月26日終値97.94を上回ったことによるドル買いシグナルの第一上値目標値99.60に対して、5日にザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇→その後
93.54まで下落。
     ↓    
下値
3月19日に95.48で引け、96.34を下回り、ドル売りシグナルの第三下値目標値93.20に対して、19日にザラ場で93.54まで下落
 

日経平均テクニカル 分析(4月15日)

2009-04-15 23:46:29 | 日経平均テクニカル分析
日経平均の中長期的、短期的なトリガーポイントと上下目標値

4月14日終値:先物6月限8740(-110)、現物:8742.96(-99.72)

3日続落。相場の森では4月2日に8719.78で引け、3月26日終値8636.33を上回ったことによる買いシグナルは、現物終値で8600を下回らない限り、上昇基調は継続。上値目標値は9500

 日経平均の中長期的な流れである相場の森を日経平均現物で見ると、相場は2月24日に終値で7268.56、ザラ場では7155.16まで下値を拡大したが、27日は7568.42まで戻した。相場が現物終値で7600円以上を回復すれば、24日終値の7268.56が、2008年10月27日終値の7162.90の二番底を形成したことへの期待感が高まるものの、7600以上を回復できずに再度反落する場合は、依然として6800へ向けた下値バイアスが継続する展開を予測していた。相場はその後3月2日7280.15、3日7229.72と続落。5日に7433.49に反発したが、6日は7173.10、9日は7086.03、10日は7054.98と3日続落。終値べースでバブル崩壊後の最安値を更新した。しかし、その後相場は11日に7376.12に反発。12日は7198.25に反落したが、13日は7569.28に反発。現物終値で7400を上回ったことから売りシグナルは消滅。その後も相場は16日7704.15、17日7949.13、そして18日7972.17と4日続伸となり、ザラ場では一時8000円台を回復した。
その後も相場は回復基調を継続。3月24日には8488.30で引け、1月29日終値8251.24を上回ったことから買いシグナルが点灯。現物終値で8100を下回らない限り、上値を試すバイアスは継続し、上値目標値として9400を計測していた。
相場はその後26日に8636.33まで上値を拡大したが、27日8626.97、30日8236.08、そして31日は8109.53と3日続落。30日に8300を下回る8236.08に下落したことから一旦買いシグナルは消滅し、仕切り直しとなっていた。今後現物終値で8500以上を上回らない限り、上値の重い展開が継続することが考えられが、8500以上を回復した場合は、もう一度26日終値の8636.33を上抜けするか試しに行く展開が考えられ、もし、8700以上で引ける場合は上値目標値として9500を計測していた。
その後、相場は4月1日から上昇基調を継続。2日には8719.78で引け、8636.33を上回ったことから、買いシグナルが点灯。6日には8857.93へ戻りを拡大した。8日に8595.01に反落したが、この時点では現物終値で8500を下回らない限り、買いシグナルは消滅せず、上値目標値の9500へ向けた上昇基調は継続する。そして9日は急反発し、8916.06と上値を拡大。9000目前のところまで回復してきた。
相場はその後、10日、13日とざら場で9000円台まで上昇したが、終値では10日の8964.11をピークに、13日から軟化。本日15日まで3日続落し、本日15日は8742.96まで下落した。
今後の展開として、現物終値で8600を下回らない限り、上値目標値の9500に向けた上昇基調は継続するという見方に変更はない。しかし、8600を下回った場合は買いシグナルは消滅する。さらに3月31日終値8109.53を下回り、8100以下で引ける場合は下値目標値7000に向けてもう一度下落基調が再開する可能性もあり、警戒が必要と考えている。
株式相場の回復基調が継続しているが、これまでにコメントしてきたように、相場が上値目標値の9500を示現してもすぐその上に9600の壁が立ちはだかっている。9500円台は10月15日終値の9547.47、11月5日終値の9521.24と2回止められた水準であり、さらにその後、1月7日終値は9239.24までの反発となっており、簡単には上抜けしない抵抗ゾーンとなっている。したがって、9300~9500は一旦のスピード調整が必要なところとして今後も上値を抑える難関の価格帯として君臨すると考えている。

また、日経平均の短期的な流れである相場の木を日経平均先物中心限月で見ると、相場は3月6日に7170に反落し、3日の7210を下回ったことから売りシグナルが点灯。第一下値目標値の7040に対して、10日に終値で7040まで下落した。しかし、その後、相場は11日に7390に反発。12日は7150に反落したが、13日は7510で引け、5日終値7410を上回ったことから買いシグナルが点灯。7620、7760、7860の上値目標値に対して、16日7680、17日7890、そして18日は7920まで上昇した。相場が上値目標値を超えて上昇したこともあり、スピード調整を予測していた。
相場は3月19日に第三上値目標値の7860に反落。しかし、すぐに切り返し、23日は8180で引け、7920を上回ったことから買いシグナルが再点灯。24日は8400、そして25日は8440まで上値を拡大。垂直計算による上値目標値は8620を計測していた。
相場はその後、26日に8710まで上昇したが、27日は8630と上値目標値とほぼ同水準まで下落。そして、30日8200、31日は8120まで下値を拡大した。
今後、相場は切り返しても8710からの差込が深いことから、8710を一気に上抜けするのは難しいと考えていた。また8710を上抜けしても上値目標値は8880が一旦の上値達成感が出る水準とみていた。
その後、相場は4月3日に8730で引け、8710を上回り、買いシグナルが点灯。上値目標値の8880に対して6日に終値で8890まで上昇。しかし、8日には8580まで続落。9日は8930で引け、8890を上回ったことから、買いシグナルが点灯。上値目標値を第一目標値9060、第二目標値9180と計測。
その後、相場は10日、および13日にザラ場で9000円台に乗せたものの、終値では10日の8970をピークに、13日の8890、14日8850、そして本日8740と3日続落となった。
今後、相場が下げ幅を拡大し、8580を下回る場合は下値目標値として、第一目標値8400、第二目標値8340、第三目標値8220を計測している。
一方、切り返して、8970を上回ると第一目標値9140、第二目標値9260、第三目標値9380を予測している。
本日15日終値時点で、ボリンジャーバンドの中心値は8531近辺。上下の2σはそれぞれ9214と7848近辺となっている。MACDは11日にプラス領域(買い)を大幅に縮小し、マイナス領域(売り)に転換しそうな形である。RSIは53となっている。

相場の森: 中長期トリガーポイントと目標値
上値:現物終値で8636.33を上回り、8700以上で引け、買いシグナル→上値目標値:9500
下値:現物終値で8109.53を下回り、8100以下で引けると→下値目標値:7000
   
相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:先物終値で8970を上回ると→:上値目標値9140、9260、9380
下値:先物終値で8580を下回ると→:下値目標値8400、8340、8220


ドル・円テクニカル分析(4月14日)

2009-04-14 23:41:40 | ドル・円テクニカル分析
ドル・円テクニカル分析

4月14日 東京市場終値(17時)99.63/64   安値99.44 高値100.42

ドル反落。6日終値101.17まで上昇後の反落局面も8日終値99.67まででその後反発。しかし、101.17の上抜けには失敗。13日終値100.66まで戻した後、本日14日は99.64に反落。99.59以下で引ける場合は97.20への反落も。短期的にはドル円の下落バイアス高まる。ただし、中長期的には93.60~92円台後半を左右のショルダー、12月18日の87.92をヘッド、99.38と99.61をネックラインとしたやや大きな逆ヘッドアンドショルダー形成の最終段階(ドル高への転換)の可能性を考えている。

 ドル円相場は2月16日に91.57で引け、10日終値の91.34を上回る91.40以上で引けたことからドル買いシグナルが点灯。第一上値目標値の93.00に対して、17日はザラ場で92.75、終値で92.26まで上昇した。その後、相場は18日92.59、19日93.57、20日94.09と順調に上値を拡大。23日に93.37に小幅反落したが、24日には終値で95.36に急反発。20日終値を上回ったことから再度ドル買いシグナルが点灯。この95円台は1月6日終値の93.54、ザラ場では94.63を上回る水準であり、底入れが完了したことを意味する。そして2月25日は、16日に点灯した買いシグナルの時点での第二上値目標値である97.20に対して、終値で97.17、ザラ場で97.33まで上昇した。また、この97.20という水準は、24日に95.36で引けて20日終値の94.09を上回ったことによるドル買いシグナル点灯時の垂直計算による上値目標値とも一致する。所謂メジャードムーブと呼ばれる垂直的な力強い相場上昇のパターンである。2月25日に97.20の上値目標値に到達したことで一旦の上値達成感が醸成されたことから小さな反落局面を予測。これは20日終値94.09から23日終値93.39に反落したような60銭から1円程度のサイズで、その後切り返せば更なるドルの戻り高値更新に繋がる展開を予測していた。想定の段階だが、仮に96円台半ばから前半までの調整(ザラ場では96.50~95.80)程度の反落に収まり、その後切り返して、97.20以上の終値(ザラ場では97.40以上)となれば、再度垂直計算により次の上値目標値が99円台後半から100円が視野に入ってくる。この水準は2月16日に点灯したドル買いシグナルの第三目標値99.60ともほぼ一致しており、ドルの戻りを試すステージが本格的なものになる。チャートの形状はドル上昇にとって非常に良い形となっているとコメントしていた。  
相場はその後、26日に終値で97.94まで上昇。予測より若干伸びたが、そこで一旦休憩。2月27日97.87、3月2日97.26と続落し、小さな反落を入れた。しかし、3月3日は97.76に反発。そして4日は98.83まで終値で上昇。2月26日終値97.94を上回ったことからドル買いシグナルが再点灯。東京市場終値ベースで98.40を下回らない限り、ドルの上昇バイアスは継続し、上値目標値を第一目標値99.60、第二目標値101.80と計測していた。
 相場は5日に第一上値目標値の99.60に対して、ザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇。一旦の上値を達成した。その後、6日には終値で97.36に反落したが、9日には終値で98.67に反発。そして10日は98.67で引けた。その後、11日の98.57に続き、相場は12日に96.34で引け、3月6日終値97.36を下回ったことから今度はドル売りシグナルが点灯。第一下値目標値95.40に対して、ザラ場で95.68まで下落した。しかし、その後急反発し、13日は97.99、16日は98.26、17日は98.67と3日続伸となり、3月9日終値98.67と並び、ここを上抜けするか注目していた。しかし、18日は98.55に反落。そして19日は前日のFOMCの長期国債買い入れ発表を受けて終値で95.48と急落。3月12日終値の96.34を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。第一下値目標値95.40に近い水準まで下落した。
今後、東京市場終値で96.00以上を回復しない限り、ドルの下値バイアスは継続し、次の下値目標値としては第二目標値94.40、第三目標値93.20、第四目標値92.60を計測していた。
相場は19日に第三下値目標値の93.20に対してザラ場で93.54まで下落したが、23日は95.99と反発。その後、24日は終値で98.30まで戻したが、25日は97.73に反落。26日は98.11まで反発したが、27日は97.90と反落した。そして30日96.18まで下落。3月9日および17日終値の98.67の上抜けに失敗後、反落したことから今度は19日終値の95.48を下抜けするか試す展開となっていた。
相場は30日の96.18の後は、4月1日に98.62で引け、3月24日の98.30を上回り、ドル買いシグナルが点灯。2日は99.13、3日は99.79、そして6日は第二上値目標値の100.60に対して、終値で101.17まで上昇した。しかし、7日は100.55、そして8日は99.67に続落した。
今後の展開として、ドル円相場は3月5日の99.61までの上昇後に形成した右肩下がりのチャネル(こういう形状は経験則的に再度上値を試す傾向がある)を、3日に99.61を上に抜けたことで再度ドルの上値を試すステージに移行している状態と考えられる。今後、101.17からの反落が4月6日終値の99.61を大きく下回らない程度で反発し、終値で100.20以上となれば、101.17の上抜けを試しに行く展開となる。ここで101.17を上回り、101.20以上で引けると、上値目標値として第一目標値102.80、第二目標値104.80を予測する。
一方、ドルが100.20以上に反発しても101.17の上抜けに失敗し、逆に99.48を下回り、99.40以下で引ける場合は97.20を下値目標値として計測。また、100.20以上とならず、このまま下値を拡大した場合、96.18を下回り、95.99以下で引ける場合は、下値目標値として第一目標値94.20、第二目標値93.00を予測していた。
 相場は、8日終値の99.67から反発。9日100.15、10日100.47、13日100.66と3日続伸し、101.17を上抜けするか試す局面となっていた。しかし、本日14日は99.64に反落。
 今後、終値で99.59以下で引ける場合は、下値目標値として97.20を計測している。
 一方、99.59以下で引けても、右肩下がりのチャネルと見なした場合、97.20までは下落せず、終値で99円台をキープし、逆に切り返して100.66を上回り、100.80以上で引ける場合は、上値目標値として103.60を計測している。
 ただし、このところ繰り返しコメントしているように、短期的にはドルが反落する展開となっているものの、これは再度ドルの下落トレンドが始まるという意味ではなく、ドルの下落トレンド転換のための下落、即ち逆ヘッドアンドショルダー形成の最終段階に入った可能性を考えている。即ち、93.60~92円台後半を左右のショルダー、12月18日の87.92をヘッド、99.38と99.61をネックラインとしたやや大きな逆ヘッドアンドショルダーの形成段階に入ってきた可能性を予測している。相場が仮に再度97円前後に下落しても、切り返して101.20円を突破した場合、112円~113円台へのドル高に繋がる可能性をみている。
 また、一度99.38と99.61のネックラインを突破し、101.17まで終値で上昇(ザラ場は101.44)したものの、ヘッドアンドショルダーの場合、リターンムーブというネックラインに回帰する相場の習性があることから、8日の動きはこれに相当する可能性もあると考えていた。本日、8日に続き99.64に終値で下落していることからややもたつき感がでたのは否めないところである。グローバルな株式相場の上昇一服感が広がれば、リスク回避の動きが強まり、クロス円主導で円高となり安いだけにドル円も下落バイアスを受ける可能性が高くなる。相場は、ネックライン近辺で更なる上値拡大のための踊り場的な状態に位置していると考えられる。
 本日の東京市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は98.58近辺。上下の2σはそれぞれ102.04と95.12近辺となっている。MACDはマイナス領域(ドル売り)に転換。RSIは56.29となっている。また、パラボリック・システムは円買い/ドル売りシグナルに転換している。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値 
上値:終値で100.66を上回り、100.80以上で引けると→:上値目標値103.60
下値:終値で99.67を下回り、99.59以下で引けると→:下値目標値97.20


的中例:
上値
3月4日に98.83で引け、2月26日終値97.94を上回ったことによるドル買いシグナルの第一上値目標値99.60に対して、5日にザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇→その後
93.54まで下落。
     ↓    
下値
3月19日に95.48で引け、96.34を下回り、ドル売りシグナルの第三下値目標値93.20に対して、19日にザラ場で93.54まで下落



日経平均テクニカル分析(4月9日)

2009-04-09 23:00:42 | 日経平均テクニカル分析
日経平均の中長期的、短期的なトリガーポイントと上下目標値

4月9日終値:先物6月限8930(+350)、現物:8916.06(+321.05)

8500を下回らずに反発。相場の森では4月2日に8719.78で引け、3月26日終値8636.33を上回ったことによる買いシグナルは、8500を下回らなかったことで継続中。現物終値で8600を下回らない限り、上昇基調は継続。上値目標値は9500

 日経平均の中長期的な流れである相場の森を日経平均現物で見ると、相場は2月24日に終値で7268.56、ザラ場では7155.16まで下値を拡大したが、27日は7568.42まで戻した。相場が現物終値で7600円以上を回復すれば、24日終値の7268.56が、2008年10月27日終値の7162.90の二番底を形成したことへの期待感が高まるものの、7600以上を回復できずに再度反落する場合は、依然として6800へ向けた下値バイアスが継続する展開を予測していた。相場はその後3月2日7280.15、3日7229.72と続落。5日に7433.49に反発したが、6日は7173.10、9日は7086.03、10日は7054.98と3日続落。終値べースでバブル崩壊後の最安値を更新した。しかし、その後相場は11日に7376.12に反発。12日は7198.25に反落したが、13日は7569.28に反発。現物終値で7400を上回ったことから売りシグナルは消滅。その後も相場は16日7704.15、17日7949.13、そして18日7972.17と4日続伸となり、ザラ場では一時8000円台を回復した。
その後も相場は回復基調を継続。3月24日には8488.30で引け、1月29日終値8251.24を上回ったことから買いシグナルが点灯。現物終値で8100を下回らない限り、上値を試すバイアスは継続し、上値目標値として9400を計測していた。
相場はその後26日に8636.33まで上値を拡大したが、27日8626.97、30日8236.08、そして31日は8109.53と3日続落。30日に8300を下回る8236.08に下落したことから一旦買いシグナルは消滅し、仕切り直しとなっていた。今後現物終値で8500以上を上回らない限り、上値の重い展開が継続することが考えられが、8500以上を回復した場合は、もう一度26日終値の8636.33を上抜けするか試しに行く展開が考えられ、もし、8700以上で引ける場合は上値目標値として9500を計測していた。
その後、相場は4月1日から上昇基調を継続。2日には8719.78で引け、8636.33を上回ったことから、買いシグナルが点灯。6日には8857.93へ戻りを拡大した。8日に8595.01に反落したが、この時点では現物終値で8500を下回らない限り、買いシグナルは消滅せず、上値目標値の9500へ向けた上昇基調は継続する。そして本日は急反発し、8916.06と上値を拡大。9000目前のところまで回復してきている。
今後の展開として、現物終値で8600を下回らない限り、上値目標値の9500に向けた上昇基調は継続する。しかし、8600を下回った場合は買いシグナルは消滅する。さらに3月31日終値8109.53を下回り、8100以下で引ける場合は下値目標値7000に向けてもう一度下落基調が再開する可能性もあると考えている。
株式相場の回復基調が継続しているが、これまでにコメントしてきたように、相場が上値目標値の9500を示現してもすぐその上に9600の壁が立ちはだかっている。9500円台は10月15日終値の9547.47、11月5日終値の9521.24と2回止められた水準であり、さらにその後、1月7日終値は9239.24までの反発となっており、簡単には上抜けしない抵抗ゾーンとなっている。したがって、9300~9500は一旦のスピード調整が必要なところとして今後も上値を抑える難関の価格帯と考えている。

 また、日経平均の短期的な流れである相場の木を日経平均先物中心限月で見ると、相場は3月6日に7170に反落し、3日の7210を下回ったことから売りシグナルが点灯。第一下値目標値の7040に対して、10日に終値で7040まで下落した。しかし、その後、相場は11日に7390に反発。12日は7150に反落したが、13日は7510で引け、5日終値7410を上回ったことから買いシグナルが点灯。7620、7760、7860の上値目標値に対して、16日7680、17日7890、そして18日は7920まで上昇した。相場が上値目標値を超えて上昇したこともあり、スピード調整を予測していた。
相場は3月19日に第三上値目標値の7860に反落。しかし、すぐに切り返し、23日は8180で引け、7920を上回ったことから買いシグナルが再点灯。24日は8400、そして25日は8440まで上値を拡大。垂直計算による上値目標値は8620を計測していた。
相場はその後、26日に8710まで上昇したが、27日は8630と上値目標値とほぼ同水準まで下落。そして、30日8200、31日は8120まで下値を拡大した。
今後、相場は切り返しても8710からの差込が深いことから、8710を一気に上抜けするのは難しいと考えていた。また8710を上抜けしても上値目標値は8880が一旦の上値達成感が出る水準とみている。
その後、相場は4月3日に8730で引け、8710を上回り、買いシグナルが点灯。上値目標値の8880に対して6日に終値で8890まで上昇。しかし、8日には8580まで続落した。しかし、本日は8930で引け、8890を上回ったことから、買いシグナルが点灯。上値目標値を第一目標値9060、第二目標値9180と計測している。
一方、相場が再度急反落し、8580を下回ると下値目標値として、第一目標値8400、第二目標値8340、第三目標値8220を計測している。
本日9日終値時点で、ボリンジャーバンドの中心値は8307近辺。上下の2σはそれぞれ9228と7387近辺となっている。MACDは11日にプラス領域(買い)に再度転換し、継続中であるが、本日も縮小傾向は改善していない。RSIは65、また、パラボリックは13日から買いシグナルを継続している。

相場の森: 中長期トリガーポイントと目標値
上値:現物終値で8636.33を上回り、8700以上で引け、買いシグナル→上値目標値:9500
下値:現物終値で8109.53を下回り、8100以下で引けると→下値目標値:7000
   
相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:先物終値で8890を上回り、買いシグナル→:上値目標値9060、9180
下値:先物終値で8580を下回ると→:下値目標値8400、8340、8220


ドル・円テクニカル分析(4月8日)

2009-04-08 23:15:57 | ドル・円テクニカル分析
ドル・円テクニカル分析

4月8日 東京市場終値(17時)99.66/68   安値99.47 高値100.86

ドル続落。4月1日に98.62で引け、3月24日終値98.30を上回ったことによるドル買いシグナル点灯による第二上値目標値100.60に対して6日に終値で101.17まで上昇後の反落局面。相場の習性から終値で100.20以上の反発となれば、101.17の上抜けを試す展開。上抜けし、101.20以上の引けとなれば、102.80、104.80。一方、100.20以上で引けてから反落し、99.68を下回り、99.40以下で引ける場合は97.20への反落も。ただし、中長期的には93.60~92円台後半を左右のショルダー、12月18日の87.92をヘッド、99.38と99.61をネックラインとしたやや大きな逆ヘッドアンドショルダーの形成段階(ドル高への転換)に入ってきた可能性を考えている。足元の101.17から99.68への下落は、リターンムーブというネックラインに一度回帰する相場の習性に相当する可能性もがある。

 ドル円相場は2月16日に91.57で引け、10日終値の91.34を上回る91.40以上で引けたことからドル買いシグナルが点灯。第一上値目標値の93.00に対して、17日はザラ場で92.75、終値で92.26まで上昇した。その後、相場は18日92.59、19日93.57、20日94.09と順調に上値を拡大。23日に93.37に小幅反落したが、24日には終値で95.36に急反発。20日終値を上回ったことから再度ドル買いシグナルが点灯。この95円台は1月6日終値の93.54、ザラ場では94.63を上回る水準であり、底入れが完了したことを意味する。そして2月25日は、16日に点灯した買いシグナルの時点での第二上値目標値である97.20に対して、終値で97.17、ザラ場で97.33まで上昇した。また、この97.20という水準は、24日に95.36で引けて20日終値の94.09を上回ったことによるドル買いシグナル点灯時の垂直計算による上値目標値とも一致する。所謂メジャードムーブと呼ばれる垂直的な力強い相場上昇のパターンである。2月25日に97.20の上値目標値に到達したことで一旦の上値達成感が醸成されたことから小さな反落局面を予測。これは20日終値94.09から23日終値93.39に反落したような60銭から1円程度のサイズで、その後切り返せば更なるドルの戻り高値更新に繋がる展開を予測していた。想定の段階だが、仮に96円台半ばから前半までの調整(ザラ場では96.50~95.80)程度の反落に収まり、その後切り返して、97.20以上の終値(ザラ場では97.40以上)となれば、再度垂直計算により次の上値目標値が99円台後半から100円が視野に入ってくる。この水準は2月16日に点灯したドル買いシグナルの第三目標値99.60ともほぼ一致しており、ドルの戻りを試すステージが本格的なものになる。チャートの形状はドル上昇にとって非常に良い形となっているとコメントしていた。  
相場はその後、26日に終値で97.94まで上昇。予測より若干伸びたが、そこで一旦休憩。2月27日97.87、3月2日97.26と続落し、小さな反落を入れた。しかし、3月3日は97.76に反発。そして4日は98.83まで終値で上昇。2月26日終値97.94を上回ったことからドル買いシグナルが再点灯。東京市場終値ベースで98.40を下回らない限り、ドルの上昇バイアスは継続し、上値目標値を第一目標値99.60、第二目標値101.80と計測していた。
 相場は5日に第一上値目標値の99.60に対して、ザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇。一旦の上値を達成した。その後、6日には終値で97.36に反落したが、9日には終値で98.67に反発。そして10日は98.67で引けた。その後、11日の98.57に続き、相場は12日に96.34で引け、3月6日終値97.36を下回ったことから今度はドル売りシグナルが点灯。第一下値目標値95.40に対して、ザラ場で95.68まで下落した。しかし、その後急反発し、13日は97.99、16日は98.26、17日は98.67と3日続伸となり、3月9日終値98.67と並び、ここを上抜けするか注目していた。しかし、18日は98.55に反落。そして19日は前日のFOMCの長期国債買い入れ発表を受けて終値で95.48と急落。3月12日終値の96.34を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。第一下値目標値95.40に近い水準まで下落した。
今後、東京市場終値で96.00以上を回復しない限り、ドルの下値バイアスは継続し、次の下値目標値としては第二目標値94.40、第三目標値93.20、第四目標値92.60を計測していた。
 相場は19日に第三下値目標値の93.20に対してザラ場で93.54まで下落したが、23日は95.99と反発。その後、24日は終値で98.30まで戻したが、25日は97.73に反落。26日は98.11まで反発したが、27日は97.90と反落した。そして30日96.18まで下落。3月9日および17日終値の98.67の上抜けに失敗後、反落したことから今度は19日終値の95.48を下抜けするか試す展開となっていた。
相場は30日の96.18の後は、4月1日に98.62で引け、3月24日の98.30を上回り、ドル買いシグナルが点灯。2日は99.13、3日は99.79、そして6日は第二上値目標値の100.60に対して、終値で101.17まで上昇した。しかし、7日は100.55、そして本日8日は99.68に続落した。
 今後の展開として、ドル円相場は3月5日の99.61までの上昇後に形成した右肩下がりのチャネル(こういう形状は経験則的に再度上値を試す傾向がある)を、3日に99.61を上に抜けたことで再度ドルの上値を試すステージに移行している状態と考えられる。今後、101.17からの反落が4月6日終値の99.61を大きく下回らない程度で反発し、終値で100.20以上となれば、101.17の上抜けを試しに行く展開となる。ここで101.17を上回り、101.20以上で引けると、上値目標値として第一目標値102.80、第二目標値104.80を予測する。
 一方、ドルが100.20以上に反発しても101.17の上抜けに失敗し、逆に99.48を下回り、99.40以下で引ける場合は97.20を下値目標値として計測している。また、100.20以上とならず、このまま下値を拡大した場合、96.18を下回り、95.99以下で引ける場合は、下値目標値として第一目標値94.20、第二目標値93.00を予測する。
ただし、このところ繰り返しコメントしているように、短期的にはドルが反落している展開となっているものの、これは再度ドルの下落トレンドが始まるという意味ではなく、ドルの下落トレンド転換のための下落、即ち逆ヘッドアンドショルダー形成の段階に入った可能性を考えている。即ち、93.60~92円台後半を左右のショルダー、12月18日の87.92をヘッド、99.38と99.61をネックラインとしたやや大きな逆ヘッドアンドショルダーの形成段階に入ってきた可能性を予測している。相場が仮に再度93円前後に下落しても、切り返して101.20円を突破した場合、112円~113円台へのドル高に繋がる可能性をみている。
 また、一度99.38と99.61のネックラインを突破したものの、ヘッドアンドショルダーの場合、リターンムーブというネックラインに一度回帰する相場の習性があることから、足元の動きはこれに相当する可能性もあると考えている。
したがって、現状は株式相場の反落などからクロス円主導でリスク回避の円高となる局面が随時あるものの、下値確認後はクロス円主導で再度円安、そして結果的にドル円の上昇に繋がる展開を予測している。
 本日の東京市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は98.18近辺。上下の2σはそれぞれ101.28と95.08近辺となっている。MACDはプラス領域(ドル買い)を縮小。RSIは58となっている。また、パラボリック・システムは円売り/ドル買いシグナルを継続している。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:終値で101.17を上回り、101.20以上で引けると→:上値目標値102.80、104.80
下値:終値で96.18を下回り、95.99以下で引けると→:下値目標値94.20、93.00


的中例:
上値
3月4日に98.83で引け、2月26日終値97.94を上回ったことによるドル買いシグナルの第一上値目標値99.60に対して、5日にザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇→その後
93.54まで下落。
     ↓    
下値
3月19日に95.48で引け、96.34を下回り、ドル売りシグナルの第三下値目標値93.20に対して、19日にザラ場で93.54まで下落



日経平均テクニカル分析(4月1日)

2009-04-01 23:58:44 | 日経平均テクニカル分析
日経平均の中長期的、短期的なトリガーポイントと上下目標値

4月1日終値:先物6月限8380(+260)、現物:8351.91(+242.38)

8100を下回らずに反発。相場の森では3月24日に8488.30で引け、1月29日終値8251.24を上回ったことによる買いシグナルは、30日に8300を下回る8236.33で引けたことにより一旦消滅。現物終値で8500を上回らない限り、上値の重い展開継続。

 日経平均の中長期的な相場の森を日経平均現物で見ると、相場は2月18日に7534.44で引け、1月26日終値7682.14を下回ったことから、売りシグナルが点灯。現物終値で7900以上を回復しない限り、下値バイアスは継続し、下値目標値を6800、6200と計測していた。相場はその後、24日終値の7268.56まで下落。ザラ場では7155.16まで下値を拡大したが、25日は反発。27日は7568.42まで戻した。相場が現物終値で7600円以上を回復すれば、24日終値の7268.56が、2008年10月27日終値の7162.90の二番底を形成したことへの期待感が高まるものの、7600以上を回復できずに再度反落する場合は、依然として6800へ向けた下値バイアスが継続する展開を予測していた。相場はその後3月2日7280.15、3日7229.72と続落。5日に7433.49に反発したが、6日は7173.10、9日は7086.03、10日は7054.98と3日続落。終値べースでバブル崩壊後の最安値を更新した。しかし、その後相場は11日に7376.12に反発。12日は7198.25に反落したが、13日は7569.28に反発。現物終値で7400を上回ったことから売りシグナルは消滅した。その後も相場は16日7704.15、17日7949.13、そして18日7972.17と4日続伸となり、ザラ場では一時8000円台を回復した。
その後も相場は回復基調を継続。3月24日には8488.30で引け、1月29日終値8251.24を上回ったことから買いシグナルが点灯。現物終値で8100を下回らない限り、上値を試すバイアスは継続し、上値目標値として9400を計測していた。
相場はその後26日に8636.33まで上値を拡大したが、27日8626.97、30日8236.08、そして31日は8109.53と3日続落。しかし、本日4月1日は8351.91と反発した。
相場は30日に8300を下回る8236.08に下落したことから一旦買いシグナルは消滅し、仕切り直しとなっている。今後現物終値で8500以上を上回らない限り、上値の重い展開が継続することが考えられる。しかし、8500以上を回復した場合は、もう一度26日終値の8636.33を上抜けするか試しに行く展開が考えられ、もし、8700以上で引ける場合は上値目標値として9500を計測している。
前回もコメントしたが、相場が上値目標値の9500を示現してもすぐその上に9600の壁が立ちはだかっている。9500円台は10月15日終値の9547.47、11月5日終値の9521.24と2回止められた水準であり、さらにその後、1月7日終値は9239.24までの反発となっており、簡単には上抜けしない抵抗ゾーンとなっている。したがって、9300~9500は一旦のスピード調整が必要なところとして今後も上値を抑える価格帯と考えている。
一方、相場が大幅に下値を拡大し、7054.98を下回り、7000以下で引ける場合は下値目標値として6200を計測している。この場合は二番底形成ではなくなり、更なる下値模索のトレンドが継続することを意味する。相場が仮に8100を下回る場合はこのパターンに入る可能性もあり、要注意と考えている。
また、日経平均の相場の木を日経平均先物中心限月で見ると、1月27日に終値で8080となり、22日終値8030を上回ったことから買いシグナルが点灯。上値目標値の8260に対して、ザラ場で8310、終値で8200まで上昇した。終値ベースでは若干の上値余地があるものの、29日寄り付き後の早い段階で8310まで上昇後に8110まで下落したところを見ると、一旦の上値に到達している可能性が高いと考えていた。相場はその後、急反落。2月9日は7910で引け、2月5日7930を下回ったことから売りシグナルが点灯。18日には第一下値目標値の7580まで下落した。その下の目標値は7400と計測していた。
相場は、その後24日の7290まで下落した。しかし、25日は反発。26日は7430に小反落したが、27日は7560で引けた。相場はその後、3月3日7210に下落後、3月5日に7410に反発。しかし、6日は7170に反落し、3日の7210を下回ったことから売りシグナルが点灯。第一下値目標値の7040に対して、10日に終値で7040まで下落した。しかし、その後、相場は11日に7390に反発。12日は7150に反落したが、13日は7510で引け、5日終値7410を上回ったことから買いシグナルが点灯。7620、7760、7860の上値目標値に対して、16日7680、17日7890、そして18日は7920まで上昇した。相場が上値目標値を超えて上昇したこともあり、スピード調整を予測していた。
相場は19日に第三上値目標値の7860に反落。しかし、すぐに切り返し、23日は8180で引け、7920を上回ったことから買いシグナルが再点灯。24日は8400、そして25日は8440まで上値を拡大。垂直計算による上値目標値は8620を計測していた。
相場はその後、26日に8710まで上昇したが、27日は8630と上値目標値とほぼ同水準まで下落。そして、30日8200、31日は8120まで下値を拡大してきた。
今後、相場は切り返しても8710からの差込が深いことから、8710を一気に上抜けするのは難しいと考えられる。また8710を上抜けしても上値目標値は8880が一旦の上値達成感が出る水準とみている。
一方、相場が再度急反落し、8120を下回ると7880を下値目標値として計測している。
本日1日終値時点で、ボリンジャーバンドの中心値は7815近辺。上下の2σはそれぞれ8904と6726近辺となっている。MACDは11日にプラス領域(買い)に再度転換し、継続中であるが、本日も縮小中。RSIは70、また、パラボリックは13日から買いシグナルを継続している。

相場の森: 中長期トリガーポイントと目標値
上値:現物終値で8636.33を上回り、8700以上で引けると→上値目標値:9500
下値:現物終値で7054.98を下回り、7000以下で引けると→下値目標値:6200
   
相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:先物終値で8710を上回ると→:8880
下値:先物終値で8120を下回ると→:7880