ドル・円テクニカル分析
4月30日 東京市場終値(17時)97.66/68 安値97.16 高値97.86
ドル急反発。21日に98.02で引け、16日終値98.65を下回ったことによるドル売りシグナルは、下値目標値96.80に対して28日終値95.88まで下落したことで下げすぎの修正が入る形で反発。ドルのロングポジションが掃けたことで今度は上攻めに転換し易い状況。今後、99.40を上回れば、再度上値を試す可能性が残る。中長期的には93.60~92円台後半を左右のショルダー、12月18日の87.92をヘッド、99.38と99.61をネックラインとしたやや大きな逆ヘッドアンドショルダー形成の最終段階(ドル高への転換)の可能性を予測している。
ドル円相場は、4月8日終値の99.67から反発。9日100.15、10日100.47、13日100.66と3日続伸し、101.17を上抜けするか試す局面となっていた。しかし、14日は99.64に反落。そして15日は98.76で引け、8日99.67を下回ったことから、ドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で99.20以上を回復しない限り、ドル売りバイアスは継続し、下値目標値として97.20を計測していた。16日は98.65と3日続落となったが、17日は99.40に反発。一旦、ドル売りシグナルは消滅した。
しかし、20日は99.04に反落。21日は98.02で引け、16日終値98.65を下回ったことからドル売りシグナルが再点灯。東京市場終値で98.60以上を回復しない限り、ドルの下落バイアスは継続し、下値目標値として96.80を計測。22日は98.16に反発したが、チャートの形状に変化はなかった。
相場は、ネックライン近辺の攻防で中期長期的な更なる上値拡大のための踊り場的な状態に位置していると考えていた。また、97円台に入った場合は、もう一段のドルの下値(レンジの下限95.50前後)を見に行く可能性もあり、早い段階で98.60、できれば99.60以上の回復ができるか正念場となるとコメントしていた。
相場はその後、24日97.08、27日96.73と下値目標値まで下落。しかし、下値を拡大し、28日は95.88まで下落した。相場は本日、30日97.67に反発。これは下値目標値96.80に対して95.88まで下落した下げすぎの修正が入った形と考えられる。また、逆にドルのロングポジションが掃けたことで今度は上攻めに転換し易い状況となっている。
今後、相場が戻りを拡大して99.40を上回り、99.60以上で引ける場合は、上値目標値として第一目標値101.80、第二目標値103.60を計測している。
一方、相場が急反落して95.88を下回り、95.60以下で引ける場合は下値目標値として94.00を計測している。
今回のドルの下値が一旦95.88で終わったが、これは3月19日の95.48より上の水準であり、95.50前後がサポートされた形となっている。この水準は今後もサポートされる可能性が高く、再度ドルが反落した場合でもこの水準を下抜けするのはかなり難しいとみている。
また、これまでも指摘しているように短期的にはドル円の上値が重く、下落バイアスが強い局面となっているものの、これは再度ドルの下落トレンドが始まるという意味ではなく、ドルの下落トレンド転換のための下落、即ち逆ヘッドアンドショルダー形成の最終段階に入った可能性も考えている。即ち、93.60~92円台後半を左右のショルダー、12月18日の87.92をヘッド、99.38と99.61をネックラインとしたやや大きな逆ヘッドアンドショルダーの形成段階に入ってきた可能性を予測している。相場が戻りを拡大して99.40、そして101.20を突破した場合、最大で112円~113円台へのドル高に繋がる可能性をみている。
本日の東京市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は98.86近辺。上下の2σはそれぞれ101.50と96.23近辺となっている。MACDはマイナス領域(ドル売り)を継続中。RSIは47となっている。また、パラボリック・システムは円買い/ドル売りシグナルを継続している。
相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:終値で99.40を上回り、99.60以上で引けると→:上値目標値101.80、103.60
下値:終値で95.88を下回り、95.60以下で引けると→:下値目標値94.00
的中例:
上値
3月4日に98.83で引け、2月26日終値97.94を上回ったことによるドル買いシグナルの第一上値目標値99.60に対して、5日にザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇→その後
93.54まで下落。
↓
下値
3月19日に95.48で引け、96.34を下回り、ドル売りシグナルの第三下値目標値93.20に対して、19日にザラ場で93.54まで下落
4月30日 東京市場終値(17時)97.66/68 安値97.16 高値97.86
ドル急反発。21日に98.02で引け、16日終値98.65を下回ったことによるドル売りシグナルは、下値目標値96.80に対して28日終値95.88まで下落したことで下げすぎの修正が入る形で反発。ドルのロングポジションが掃けたことで今度は上攻めに転換し易い状況。今後、99.40を上回れば、再度上値を試す可能性が残る。中長期的には93.60~92円台後半を左右のショルダー、12月18日の87.92をヘッド、99.38と99.61をネックラインとしたやや大きな逆ヘッドアンドショルダー形成の最終段階(ドル高への転換)の可能性を予測している。
ドル円相場は、4月8日終値の99.67から反発。9日100.15、10日100.47、13日100.66と3日続伸し、101.17を上抜けするか試す局面となっていた。しかし、14日は99.64に反落。そして15日は98.76で引け、8日99.67を下回ったことから、ドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で99.20以上を回復しない限り、ドル売りバイアスは継続し、下値目標値として97.20を計測していた。16日は98.65と3日続落となったが、17日は99.40に反発。一旦、ドル売りシグナルは消滅した。
しかし、20日は99.04に反落。21日は98.02で引け、16日終値98.65を下回ったことからドル売りシグナルが再点灯。東京市場終値で98.60以上を回復しない限り、ドルの下落バイアスは継続し、下値目標値として96.80を計測。22日は98.16に反発したが、チャートの形状に変化はなかった。
相場は、ネックライン近辺の攻防で中期長期的な更なる上値拡大のための踊り場的な状態に位置していると考えていた。また、97円台に入った場合は、もう一段のドルの下値(レンジの下限95.50前後)を見に行く可能性もあり、早い段階で98.60、できれば99.60以上の回復ができるか正念場となるとコメントしていた。
相場はその後、24日97.08、27日96.73と下値目標値まで下落。しかし、下値を拡大し、28日は95.88まで下落した。相場は本日、30日97.67に反発。これは下値目標値96.80に対して95.88まで下落した下げすぎの修正が入った形と考えられる。また、逆にドルのロングポジションが掃けたことで今度は上攻めに転換し易い状況となっている。
今後、相場が戻りを拡大して99.40を上回り、99.60以上で引ける場合は、上値目標値として第一目標値101.80、第二目標値103.60を計測している。
一方、相場が急反落して95.88を下回り、95.60以下で引ける場合は下値目標値として94.00を計測している。
今回のドルの下値が一旦95.88で終わったが、これは3月19日の95.48より上の水準であり、95.50前後がサポートされた形となっている。この水準は今後もサポートされる可能性が高く、再度ドルが反落した場合でもこの水準を下抜けするのはかなり難しいとみている。
また、これまでも指摘しているように短期的にはドル円の上値が重く、下落バイアスが強い局面となっているものの、これは再度ドルの下落トレンドが始まるという意味ではなく、ドルの下落トレンド転換のための下落、即ち逆ヘッドアンドショルダー形成の最終段階に入った可能性も考えている。即ち、93.60~92円台後半を左右のショルダー、12月18日の87.92をヘッド、99.38と99.61をネックラインとしたやや大きな逆ヘッドアンドショルダーの形成段階に入ってきた可能性を予測している。相場が戻りを拡大して99.40、そして101.20を突破した場合、最大で112円~113円台へのドル高に繋がる可能性をみている。
本日の東京市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は98.86近辺。上下の2σはそれぞれ101.50と96.23近辺となっている。MACDはマイナス領域(ドル売り)を継続中。RSIは47となっている。また、パラボリック・システムは円買い/ドル売りシグナルを継続している。
相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:終値で99.40を上回り、99.60以上で引けると→:上値目標値101.80、103.60
下値:終値で95.88を下回り、95.60以下で引けると→:下値目標値94.00
的中例:
上値
3月4日に98.83で引け、2月26日終値97.94を上回ったことによるドル買いシグナルの第一上値目標値99.60に対して、5日にザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇→その後
93.54まで下落。
↓
下値
3月19日に95.48で引け、96.34を下回り、ドル売りシグナルの第三下値目標値93.20に対して、19日にザラ場で93.54まで下落