

債券先物6月限:終値132.67(前日比-0.15)
寄付132.75、高値132.94、安値132.63、終値132.67
132.94まで上昇も、小幅反落。ただし、132.65以下で引けない限り、買いシグナルは継続。上値目標値は133.20。
25日の債券先物相場は小幅反落。終値は前日比15銭安い132.67となった。
寄り付きは前日比7銭安い132.75 で始まった。昨日の地合いを引き継ぎ、前場の早い段階では上値を試す展開。132.94まで上昇した。しかし、20年国債入札を控えたヘッジ売りや、株の反発から値を崩す展開となった。後場には一時132.63まで下落。一旦132.81まで買い戻されたが、引けにかけて押し戻される展開。本日の安値圏で取引を終了した。
債券先物相場の短期的な流れである相場の木を先物の中心限月で見ると、相場は25日に132.65以上で引け、買いシグナルが点灯。上値目標値は133.20となっていた。本日、132.94まで上値を伸ばしたものの、終値では小幅反落する展開となった。しかし、P&Fチャート上では、132.65以下で引けない限り変化はない状態となる。終値で132.65を下回らない限りは、相場の戻り基調は継続すると予測する。
本日の債券先物市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は132.66近辺。上下の2σはそれぞれ133.43と131.89程度で、バンド幅が縮小してきている。また、MACDは買いシグナルを継続している。一方、RSIは44.08となり、売られ過ぎから中立の水準に近づいている。
基本的には、相場の戻り基調を予測しており、戻りが拡大した場合は、134.30~40銭程度までの回復の可能性も見ている。ただし、前述のように、買いシグナルが点灯した水準の132.65を下回るようだと、仕切り直しの可能性があり、さらに、132.45を下回るようだと、終値で131.70までの下落が計測される。
相場の木: 短期トリガーポイントと目標値


上値:先物終値で132.65以上で引け、買いシグナル→:133.20
下値:先物終値で132.40以下で引けると→:131.70
的中例


①上値:12月30日に先物終値で137.16を上回り、買いシグナル→:138.05(1月5日終値で的中)
②上値:1月17日に先物終値で138.11を上回り、買いシグナル→:138.55(1月18日ザラ場高値138.56でほぼ的中)
③下値:1月26日137.72を下回り、売りシグナル→:136.85(1月27日ザラ場安値136.84、31日終値136.79とほぼ的中)
④下値:下値拡大の場合の目標値136.35に対して、3日の安値136.35(的中)
⑤上値:2月16日に先物終値で136.25以上で引け、買いシグナル→:136.80(21日終値136.82でほぼ的中)
⑥下値:3月10日に中心限月終値で135.65以下で引け、売りシグナル→:134.65、134.05(10日終値134.60、13日終値134.07でほぼ的中)
⑦下値:3月13日に6月限で134.50以下で引け、売りシグナル→:133.50(22日にザラ場で133.54まで下落)
⑧下値:4月3日に133.10以下で引け、売りシグナル→:132.70(4日ザラ場で132.73まで下落)


