山城知佳子  プカリー水辺の物語 ー

  YAMASHIRO Chikako
水面に漂う水草物語

Youchengco Museum, Asian Institute of Management Conference Center Manira

2011年01月24日 | Phillipin

ここ数日、知人の妹夫婦宅でホームステイしていろいろと

案内していただいて感じたこと。

少なくともマニラは中流階級(日本と同じような安全な地帯で一軒家に住んでる)と、

貧困層の庶民(バラックの家に住んで)が住む街がパキッと分かれてて、その線引きがはっきり視覚的にわかりやすい。

中流階級の住宅街は厚い壁で囲われた中に建ち並び、

入り口は基地のゲートみたいに警備隊が立って帰ってくる住民をチェックしている。

壁の内側は安全だという事らしい。

 

彼らは毎週日曜にはカトリック教会のミサに出席して、ジムに通って汗を流し、

午後にはショッピングを楽しむ。

彼らが住む住宅街からショッピングモールの間には道端に座り込んだ人を多く見るスラム街から

小さいけれど辛うじて一軒家を持つ一般的な多くの人々の住む街、古いレンタル貸家、庶民的な村々が続く。

言葉で言うと伝わりにくいけど、この中流階級と庶民の差が0と100くらいの差があるんで、

ちょっと絶句に近い印象を持ってしまう。

『どうしてこうなってしまってるんだろう?』

毎日、そんな印象を持ってみていますが、その事を、ホームステイの家族と話していると

なぜか彼らは、街の貧しい人々の事を『フィリピンのビッグ;プロブレム!』と言いながら、

少しほくそ笑んでいる。

なんだ?この笑いは…??

あまりにこの貧困状況が普通で、きっともう状況が麻痺して見えてないのだろうか?

彼らの目は、NYとか東京とかっていう大都会のセレブをいつでも追い求めている気がして、

その意味不明な笑みは、なんらかの優越感の現れのようにも感じた。

っていうか、世界中がきっとセレブーな生活をせっせっと追い求めている人が多いんだけど、

フィリピンはすぐ隣に、困った人々がほんっとに目に見えて溢れるように路上にいるのに

一生懸命セレブ思考で自国の問題を見ていない気がする。

まだ数日しかいないので、その見方も今の段階で言うのはわからないですけど、、。

 

まあそんなこんなと、まとまりなく、思うがままに数日暮らしてみて、

そういやーアートがなかなか見れないことに気づいた。

沖縄と一緒で、博物館と美術館の違いがあんまり意識されずにいるのか、

地図上で探しても現代アートが見れる状況はなかなかない。

まだ探せてないだけかもだけど。

 

というわけで、

明日の予定。

Youchengco Museum

ようやっと、アートが見れそうです。

明日午後早めに美術館に行ってみます。

地図↓

RCBC Plaza corner Ayala and Sen.

Gil J, Puyat Avenues,Makati City

 

そして、午後3時にJAICAの反町眞理子さんと落合います。

Asian Institute of Management Conference Center Maniraで研修をされてるとのこと。

待ち合わせ場所は、わかりやすい場所でマクドナルド。Greenbelt1の近く。

 


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