ジュリー・ベルトゥチェリ、フランスの映画監督。
1968年フランス生まれ。父ジャン=ルイ・ベルトゥチェリは、70年ジャン・ヴィゴ賞も受賞した監督。
大学で哲学を専攻。
その後、ジュリエッタ・マシーナの遺作となった父の監督作『木漏れ日』(91)に助監督見習い及び編集見習いとして参加。
以来、クシシュトフ・キェシロフスキの『トリコロール/青の愛』(93)と『トリコロール/白の愛』(94)、
ベルトラン・タヴェルニエの『ひとりぼっちの狩人たち』(94)といった作品に助監督として就く。
その一方で、アトリエ・ヴァラン社で「Un m師ier comme les autres」「Une liberte」といった短篇ドキュメンタリーの監督を始める。
この後、オタール・イオセリアーニが久しぶりに母国グルジアで撮影した傑作『群盗 第七章』の助監督となってグルジア・ロケにも参加。
以来、グルジアに魅せられると共に、記録映画の演出も再開。
2001年には、ベルナール・レヌッチとグルジアを舞台に描いた初長篇『やさしい嘘』の脚本を完成させ、2001年エメルジャンス賞に提出し、
最優秀脚本家大賞を受賞し、映画化が実現。
2003年に完成させて、カンヌ映画祭の国際批評家週間で初上映されるや、絶賛され、同部門の大賞を受賞。