山城知佳子  プカリー水辺の物語 ー

  YAMASHIRO Chikako
水面に漂う水草物語

映画『風のささやき』『夜と霧』『つむじ風食堂』

2009年10月22日 | 映画
いろいろ見逃してしまった映画も多かったですが、
いくつか映画を観てきました。
香港の映画監督アン・ホイさんの『夜と霧』が、観て良かったものでした。
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=135

イラン映画も。http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=105


東京は観る為のチケット並びが大変ですね。
沖縄感覚では観る事もできない、、前売りを買っておく(本当に)、という発想を学んだ次第です。


国立新美術館での光をテーマにされた展覧会は素晴らしかった!


平敷兼七さん 「見えないものを見る目を持ちなさいよ」

2009年10月09日 | アート活動速報
平敷兼七さん、急逝に本当に残念です。
平敷さんありがとうございました。
大事な事を多く与えてくださった平敷さんにもう一度お会いしたいです。


 初めてお会いしたのは、私が沖縄芸大の学生の時でした。
那覇ハーリーへ出場した芸大チームと一緒に飲んでおられた平敷さんに、
初めてお会いした時はギラギラとした鋭い目の写真家に、緊張した。
 次ぎに何を話し出すのだろう、と一生懸命に平敷さんの言葉に耳を傾けた日のことが忘れられない。

「何を見るのか、だよ。あなたの目は。見えない物を見なさいよ」

 人として、表現者として、核心に触れる短い言葉が、
ズシンと心に響く一言だった。

 昨年、初めて平敷さんと一緒の展覧会に参加することができた。
沖縄を表現する代表的な作家の方々と並ぶことができ、感慨深い想いでした。

今年に入って浦添市の夜カフェに行くと、平敷さんが常連でよく飲んでいて、お会いする機会も増えていた。

私はもっと平敷さんのお話しを聞くべきだったと悔やんで、なりません。
いま多くの平敷さんに魅せられてお付き合いしていた方々のお話を聞いて、また学んでいます。
人間として、深くあたたかい眼差しで平敷さんが何を見ていたのか、
写真集「山羊の肺」を改めて見返しています。