砂漠の音楽

本と音楽について淡々と思いをぶつけるブログ。

佳境 in the office

2024-03-06 17:41:59 | 日記
体調を崩しておりました。
年度末が近づき、ばりばり書類を片づけていた矢先の体調不良でして。
書類アレルギーか?と思っていたのですが、普通に熱が出ました。

めっきり酒に弱くなりました。
以前のような大きな気持ちで飲むと、確実に翌日に響きます。パフォーマンスが下がります。
しかも仕事が忙しいので、翌日に酒を残している場合でもなく。
必然的にセーブしながら飲むか、仕事が忙しい時期は酒を飲まないことになります。

でもそうなると気分転換がなあ。ジョギングするにはまだまだ寒いし。
美味しいものを食べるか、ピアノを弾くくらいしかないんですよね。
どこか遠くに行きたいよ、湯河原か宇都宮ぐらいの距離でいいので。
日常のなかの小さな喜びを見つけたいょ…花の美しさと儚さを吟じたいょ…。


うまく説明できないのですが、職場で佳境を迎えつつあり。
ここしばらく何とも言えない気持ちになっています。
1箇所は辞めるのですが、昨年そこの上司とケンカ、というか私が一方的に叱責される事態がありまして。

あんなに腹が立ったのは久しぶりの体験でした。
めちゃくちゃネチネチ言われたのを、今でも覚えています。
怒られているさなか、最初は「なんでそんな怒ってるわけ?」と思っていて、途中までは「いや、私は言われているほど悪くないと思うんだけど…」と思っていたのです。
しかし、説教が長引くうちに「これだけムチャクチャ言われるってことは、もしかして私がおかしいのか???」と思うようになってきて。まあ結構な傷つき体験となりました。人はこのようにして洗脳されていくのかな、と思ったり。

しかしながら。
先日、その職場で偉い人に呼ばれまして。
何かな~と思っていたら「あの人(私を注意した上司)にはなるべく仕事を引き継がないでほしい」と言われました。どうやら私以外の人ともきちんと揉めていたようで、対立が生じていると。その人に仕事を引き継ぐと面倒なことになると。
まあ、そうだよね…と得心する気持ちになったのです。


また別の職場の話。
今年度末に、私の所属部署で人が辞めちゃうのですが、有給をばりばり消化していて。
もちろん権利ですから、それを止めさせることはできません。ただ、仕事はそのままあるのに人が減る、となるとどうなるか。巡り巡って私が体調を崩すことになりました。残業したくないよ。

しかもですね。
その方は割と人の仕事に口を出してきたり、自分の正義感を人に押し付けたりしていて。
一緒に働き始めた頃は「こんなにモヤモヤするなんて、自分の心が狭いのだろうか」とか「批判を敏感に受け取り過ぎかな」と思い悩んでいたのですが、最後のあたりは「あー、なんかまた言っている。面倒くさいー」と感じるだけになっていました。「いい人」ではあるのですが。

でも。
あれだけ正義を語っておいて、こんなにスパッといなくなるんかい、と腑に落ちない気持ちもあります。
「その仕事のやり方は無責任だと思うんですよ!」「私だったらこうするのに!」と熱く話していたんだから、そのくらい言うなら責任をまっとうして欲しかった。なんで私だけ書類ばりばりさばかなきゃならんねん。


さて。上記の話に共通しているのは、私の「怒り」だと言えそうです。
頑張っているのに認められていない気持ち、蔑ろにされる気持ち、他人のしわ寄せを食らう気持ち。

人は助け合って生きていくというのも1つの真実ではありますよね。
それはわかるのですが、いい子ちゃんマインドだけではこの世は生きていけません。人には残酷な気持ち、他者を蹴落としてでも這い上がりたい気持ち、他人を心底妬む気持ちが多かれ少なかれ、プリセットされているので。
人からその気持ちを向けられたとき、あるいは人にその気持ちを向けたくなったとき。
そのときにどう振る舞うかが、その人らしさを表すようにも感じていて。
私ですか?酒に逃避した結果、ごらんのとおり体調を崩している愚か者です。


自分が合わないなと思う人と、どうやって仲良くしていくか…とまではいかなくても、揉めずにやり過ごして生きていくか。なるべくすり減りたくないんですよね。すり減ったわりに得られるものも少ないので。
春だし、『草枕』でも読み返すか。


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