つつみその子のはぐくみ日記

毎日を大切に、心と縁をはぐくむ日々に。

2006-03-01 | Weblog
ここの所、夜になると思い出すのが、母が私達兄弟を連れて家出をした時の風景で。
揉め事の絶えなかった家を、何度か母は私達を連れて出たのだけど、そのときのことは本当に鮮明に覚えていて。
その頃、家族の中で孤独だった母をみて、私と弟は「絶対に母の味方でいよう」と決めていて、どちらと一緒に居たいかと何度訊ねられても「母についていく」と迷わずに言っていた。父はきっと辛かったでしょうね。

北海道から出てきて、お嫁に来て、父が味方をしてくれなかったら本当に一人になっちゃうじゃないの!と思っていたし、祖母のしている事も許せなかった。祖母の事を心から憎んでいたし…。でも、母は私が何かをした時「祖母にそっくりだ」と心から嫌悪をこめて言うので、私は自分の存在を全否定されて、自分でも自分を嫌悪したり絶望したりして神経症になるんですが…これはまた別の話で。

家を出ても、3人が突然飛行機に乗れるほどのお金もなくて、私達の将来も学校の事もあれこれと考えて、北海道へ帰っても生活できるわけでもないし、北海道の祖母も心配するだろうし…そんな事を思ったのか。いつも、駅ビルでおもちゃを見たり、美味しいものを食べて、時間が経つと必ず戻った。
私達はといえば、不安とドキドキと、でも、「いざとなったら本当についていくんだから大丈夫だよ」っていう、子供心があったりして。家に戻ればホッとしたり、また戦いだなと思っては不安になったり。
そんな事を思い出して、母はどんな気持ちで居たのかを思うと、涙が止まらなくなってしまう。「自分ひとりでも生きていけるようになりなさい」と言う母の言葉も理解できる。

なんかちょっと情緒不安定?

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