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手本

2010-04-13 | 自然大好き・いきもの大好き
世界初、りんごの自然栽培の木村秋則さんの3冊目(出版順ではない)の本を読んだ。
面識はないが、いまや彼は私の第二の心の師となりつつある。

ブログの初期の頃に書いているけれど、人工液肥をやろうとするのを私が阻止して
日光と水と愛情だけで世話していたシクラメンが14ヶ月咲き続け、とても元気だったので
最後には「魔法を使っているのではないか」と一部で噂されたとあとで聞いた。
これ以上世話ができなくなったとき、私と共にいたほうが植物が幸せだといわれ持って帰ったが
しばらくして家族が持ち主の私に黙って勝手に葉を間引きしてしまい、シクラメンは枯れた。

私のそれは木村さんを知る前のことだけど。私の考え方と木村さんの考え方は根本的に同じ。
植物が、自然が全てを知っている。人間が知っていると思うのは驕りである。
植物をよく観察し、本当は何を望むのかに耳を傾けよ。

14ヶ月、平日1日に最低3回は観察していたので、葉の枯れ方に一定の法則を見つけて
ひとつの仮説が導き出された。
詳しくは書かないが「葉は、シクラメン自身の保存目的を意図的に遂行して枯れる」
けれど、それをまた30年以上前の教科書の知識で否定する者がいて
私の観察結果は頭ごなしに、人格までも否定するようなことを言われ、ひどく傷ついた。
30年前再生しないといわれた脳細胞も、死ぬまで新しい細胞を作ることは今や常識だというのに。

それが、1冊目にも書いてあったのだが、りんごの葉が病気になったとき、
まるで虫食いのようにその病変の周りの葉が丸く枯れて落ち、葉の面積が減った分、
その周囲に補うように小さな葉ができるという。
植物自身による病変の兵糧攻め。教科書には載っていない。

共通することを見つけている、木村さんと私。
この本には書かれていないけれど、木村さんが経験した数々の出来事と同じように
偶然や、理屈では測れない出来事があの曲へと導いたと思うに至った。
数々の試行錯誤を超えて彼が成し遂げたように、
私もこの先を見極めなければならない。

・・・・・・・・・

本で最も印象に残った中に、きゅうりの巻きひげは本当に人を見ているように、
子供や、普段世話をしてくれる人には巻きつくが、農園の持ち主であれ
効率ばかりを考えて人工肥料や農薬をやり続けるような人には巻きつかない、とあった。
だから傷つかないように、早朝ひとりで行って実験するといい、とかw
ゴーヤーではどうだろう?たぶんまた今年もハハは植えるだろう。
人工液肥でも植物のそういう「感覚」は狂うというから、我家では実験にならないかな。

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2 Comments

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植物って (しろぶんちょう)
2010-04-14 17:44:26
こんにちは。私も植物好きで、家にいくらか鉢があります。
枯らしてしまうこともあり、そんな時にはとても悲しくなります。。
植物の手入れとは、肥料をあげることより、まずよく見て、その上で本当に必要としていることをしてあげること。。
注意して見る、というのがまず一つの愛情の形なのですね。
素敵&お役立ちなお話をありがとうございます。
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しろぶんちょうさん♪ (TOMOKO)
2010-04-14 20:13:15
そうですね、手を加えればよいというものではなく、けれどよく見て、話しかけるのはとても大事なことだそうですよ。私もずいぶん前から自然とやっていますが。

それにしても、こんな話は胡散臭いと思う方も多いでしょうに。
しろぶんちょうさんって、本当に素直な方なのですね~(^^)素敵です。
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